「夜のピクニック」は青春しか詰まっていない小説だった!

長期OFFです。引き続き余談を。

GW休暇を利用してバリ島に来てます。今日はバリへ来る時に飛行機の中で読んだ小説をご紹介したいと思います。

「夜のピクニック」という小説です。有名な小説みたいですね。第2回本屋大賞にも選ばれてますし、なんなら映画化もされてます。

ずっと気になっていたんです、このワクワクしかしないタイトルに。たしか昨年秋のバリ旅行のために買ってあった小説で、行きそびれたので寝かしてあったのです。

念願の今回のバリ行きの飛行機内でようやく読むことができました。

月並みですがとても良かったです。私の良かったポイント簡潔に書いておきますね。

全編が修学旅行の就寝時間後のようなワクワク感!

「お前好きな奴誰だよ?」

こんなセリフが一番似合う夜は人生に2度3度しかありません。中学高校での宿泊行事ですよね(・∀・)

この小説はそんな夜のことを思い出す、また中学高校時代の自分を思い出す素敵な話でした。

夜通し歩き続けるという高校の伝統行事を舞台に、高校生たちの心模様や人間模様を描いた作品です。

「誰が誰を好きだ」という恋愛模様だけで終わらなかったのがこの作品が幅広い世代に支持された理由でしょうね。

こんな知的な高校生がそんないるもんかね?なんて突っ込みたくなるような繊細な登場人物たち。

いや、作者が切り取る登場人物の心情の機微が見事なのでそう思ったのかもしれません。

大人たちの学生時代の記憶を呼び起こす文章!

脳に眠っている学生時代の記憶が、この小説の記述によって起こされます。私自身も読みながら何度も自分の記憶を辿りました。

小学校・中学校・高校と、当時を思い出して何度も読むのをとめてボーっとしました。私にとっての高校時代は四半世紀前の話ですけどね。部分部分カラーで鮮明に覚えているものです。

一言で言うと「青春」ってやつですね。この小説には青春しか入ってません。

「桐島、部活やめるってよ」を読んだ時と同じ読後感でしょうか。

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
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清々しい気持ちになる小説です。よく冷えたポカリスエットを飲んだ時のような爽快感が身体を包みます(個人差あり)

もうとっくに読んだ方も多いとは思いますが、今更ながらおススメしておきますね。中2以上の学生も是非!

夜のピクニック (新潮文庫)
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中1にゃ~まだ早いよ。中1生は中学生活に慣れたら読んでみてね(´▽`)

今日はこのへんで。

それでは。

バリ島のホテルで撮影。よってプルメリアの花が添えてあります♪IMG_1428

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。