先日いらっしゃった教材会社の営業の方から興味深い資料をいただきました。こちらです。
47都道府県の公立高校入試の出題を調べて分析した資料ですね。これは熱い(^o^)ここまでの規模の調査は個人塾じゃ少々しんどいです。
さすが大手教材会社エデュケーショナルネットワークさん。こんなページもあって嬉しい限りです。
さて、この資料で私が一番興味を持ったのが理科のページでした。
題して「2013~2017年 都道府県別 頻出単元出題回数一覧」です!
これはスゴイ。この紙面は壮観です。47都道府県の出題具合が1枚の紙に納められて、その傾向が見てとれます。
全部載せると怒られるかもと思うぐらいの情報量のページです。写真は一部だけにしておきました。
せっかくなんでここで得た情報を皆様にもおすそ分けを。
過去5年でどれだけの県で出題されたかも掲載されていました。コレを見れば、肌感覚だけでなく、愛知だけの話でなく、しっかりとした数値データでの裏付けがあることが言えますよね。
肌感覚で塾の先生は知っていたことだろうとは思いますが、ここで過去5年の47都道府県出題データを元に、最も出題される単元ベスト3を発表します!!
3位「電流」「電流と磁界」
2013年から26県・32県・27県・33県・33県で、5年で述べ151県での出題でした!
正直私はこの単元が1位だと思ってました(;・∀・)まだまだ修行が足りません。
愛知は1年で2回分理科のテストがあるので、だいたいどちらかで出題されるんですよね。
そんなわけで引き続き要チェック単元。電流から逃げて受験はできません。
2位「力のつり合い」「仕事とエネルギー」
2013年から31県・24県・33県・35県・33県で、5年で述べ156県での出題でした!
中3で習う単元からですね。教科書によりますが、大日本図書の理科の教科書ならば3年生入って最初です。
「この単元は全国の公立高校入試で2番目によく出題される単元だからな!」「定期テストに向けて真剣に取り組むことがそのまま入試にも活きてくる!」「気合い入れてやれよ!」
・・コレです。来年からはこの台詞で生徒に気合入れましょう(^o^)
では映えある1位の発表!
1位「水溶液とイオン」
2013年から37県・32県・34県・31県・31県で、5年で述べ165県での出題でした!
これまた中3で習う単元じゃないですか!!中3の理科って重要すぎますね。
「この単元は全国の公立高校入試で1番目によく出題される単元だからな!」「定期テストに向けて真剣に取り組むことがそのまま入試にも活きてくる!」「気合い入れてやれよ!」
『前もほぼ同じこと言ってましたやん!』なんて生徒に突っ込んでもらえたら良いですね(^o^)
隠れ1位の単元を発見!
無事にベスト3を書き終えて、ボーっとこの資料を眺めていたら驚愕の事実に気がついてしまいました。
あれ?これ、「星」と「月」と「太陽系」とか分けられているけど・・・これ、ざっくりと「天体」って単元名でまとめちゃったら・・・
2013年から51県・49県・42県・44県・41県で、5年で述べ227県での出題でぶっちぎりの1位になりました!(゜o゜;
なんてことでしょう。さらにビビるのはこの天体も中3で習う内容です!!
月曜から夜更かし風に言うならば「理科、中3で習う単元が入試で出過ぎ問題」ですね(^_^;)
さて、まとめます。
今日紹介した4つの単元、入試に向けてしっかり取り組んでくださいね。
今春だけの傾向ではなく、今までずっと出題されまくってきた単元ですからね。
今日ばかりは愛知県在住の方々にだけの台詞じゃないです。日本全国の中学生のいるご家庭へ向けての台詞ですから!
そこんとこよろしくです!!
いただいた資料で仕入れた情報のおすそ分けでお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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