H29年度公立入試B日程を踏まえてA日程の出題を予想しよう!

今日が愛知県公立高校一般入試の筆記試験初日です。崩れると心配された天気はギリギリ保っているのが救いですね。(尾張北部9時現在)

今日の筆記試験で注目すべき点は2点。1点目は新しい学力検査問題の内容について。2点目は出題された理科社会の単元についてです。

新しい学力検査問題は事前に愛知県教育委員会より出題例が各教科出てました。

「飽くまで例でこれと一緒のパターンとは言いませんよ」なんて前置きのうえに示されてましたから、実際の出題を確かめたいです。

そしてもう1点、理社で出題された大問の単元ですね。以前記事に書いた単元が出題されたかどうか。

2018/2/14追記 H30年度の予想はこちら↓追記 B日程の出題踏まえてA日程の出題予想しました!よかったら↓姉さん、事件です...

大問で出題された単元が次のA日程のテストで再度出題される可能性は限りなく低いので、A日程へ向けての勉強に方向性が出ますよね。

さて、午後になって各教科の解答速報が出揃ってからまた続きを書きたいと思います。

解答速報は佐鳴予備校さんと野田塾さんで確認を。時間ある方は夕方17時からのテレビ愛知で野田塾さんの解答速報を視聴することをおススメします。

野田塾の合格実績・入試情報ページ。野田塾塾生の合格実績と、大学入試日程、愛知県下の高校の入試日程を掲載しています。公立高校入学試験日には、当日の試験問題の回答と解説を掲載します。

5教科出揃いました!内容に関して見ていきましょう。まずもって本日判明した大きな変更点をお伝え!

全18問~19問出題で2点問題が2題~3題出題に変更!

大きな変更点です。今までは20問出題の20点満点。ずっとこれで来たのですが、2点問題が複数出題です。

問題数が21問に増えて追加された1問が2点問題なのかと見せかけて、全体の問題数が減りました。

全18問~19問になり、そのかわり2点問題が2題~3題という配点です。これからより時間配分に配慮が必要ですね。

数学なんかは特に再度時間配分の作戦を立て直しすべきですね。

新しい学力検査問題の出題を確認しよう!

各教科、事前に示されていた出題例とのズレを確認してみましょう。

国語

出題例と全くそっくりな形式での出題でした。2点問題が合計4題も出題されました。

数学

出題例と全くそっくりな形式での証明の出題でした。2点問題が合計3題の出題でした。

社会

出題例と違う形式での出題でした。条件つきの短文問題が初めて出題。2点問題が合計3題の出題でした。

理科

出題例とよく似た形式での証明の出題でした。2点問題が合計2題の出題でした。

英語

出題例とよく似た形式での証明の出題でした。2点問題が合計2題の出題でした。

このへんは確認できたところで今からできることは少ないですけどね。過去問やパターン集にも掲載されてませんから。心構えと時間配分を。

理社の大問出題単元を確認しよう!

大問はAB日程で重なることが基本ありません。A日程へ向けての勉強の方向性を出すためにも書き出して確認してみましょうか。

理科

■大問2(生物)消化・吸収

■大問3(化学)気体の分類

■大問4(物理)運動とエネルギー

■大問5(地学)地層

以前の記事で生物分野と地学分野は予想したとおりの出題でしたね。ということは、次のA日程で勉強するべき場所は言わずもがな。

予想したもう一方の単元はより出題される可能性が高まったということです。しっかりA日程に向けてやっておいてください。

具体的に言うと大問で出なかった「天体」は次に大問で出てもおかしくないです。生物分野は「光合成・呼吸・蒸散」が引き続き出題可能性高いです。

毎年出やすい「電流・電力」なんかもBで出てませんね。ここも重点的に要復習です。

その他細々とした他の単元も佐鳴のHPに掲載されてましたのでそちらも御覧ください。

!!3/9追記!!3つとも大的中でしたヽ(^o^)丿

社会

■大問1(歴史)融合問題(奈良・江戸・明治)

■大問2(歴史)融合問題(室町・安土・江戸・明治)

■大問3(日本地理)総合問題(沖縄・東京・北海道・三重)

■大問4(世界地理)総合問題(オーストラリア・ケニア・パキスタン・ペルー)

■大問5(公民経済)総合問題(労働・財サービス・税金・社会保障)

■大問6(公民政治)基本的人権

歴史も地理も見事に融合問題を作成して出題してきますね。表面的な知識で対応できなくなってます。ヤマも張りにくい。

とは言え、この3日無駄にするわけにはいきません。世界地理は南半球の国が出たので北半球の地域を確認してみましょうか。

歴史は明治以降の近現代を重点的に確認。公民の政治は国会・内閣・裁判所や三権分立・地方自治を確認。

今回出題されたところを省いて順に確認ですね。

国数英の問題の所感も一言書いておきます!

その他の教科も今年の出題の所感書いておきますね。

国語

ついに今までも手がかかった条件作文の配点が増えました。そりゃそうですよね。解答に手間と時間ががかかる1題です。

この条件作文用に問題に下書き用の欄がつきました。気が利いてますね。ありがたい変更点です。

数学

問題数が減りました。難易度のメリハリが上がったように見えます。比較的簡単なものと解くのに苦労する問題とのメリハリです。

大問1の中に大問2で出ていたような問題が加えられて全9問になりましたね。グラフが添えられた関数は②まであって2題あったのが1問だけに。

円周角の問題はここ数年難易度上がってましたが、10年近く前ぐらいまで難易度下がってます。

英語

リスニングが簡単になりましたね。新しい出題例通りのものが2題も。リスニングの筆記がなくなりました。

リスニングの会話文ボリュームもグッと減りました。

以上です。またガチな詳細分析は河合塾ウイングスさんが明日10時に掲載するものも見てみましょう。

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今日含めて3日間、皆がA日程に向けて全力で勉強してきますからね。気を抜くにはまだ早い。

遅れをとるな!生徒の皆さん、この記事も参考にしながらあと少し全力で行きましょう!

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。