保護者面談は保護者と紡ぐ「良いだくみ」

今から10年以上前の話です。前職時代、学習塾の個別指導部門で塾長をしていました。

西尾張地区の教室の塾長経験を経て、名古屋市内の教室の塾長になった頃の話です。

西尾張地区の教室の塾長が年度の途中で退職することとなり、急遽私がその教室の塾長も兼ねることとなりました。

2教室合わせた生徒数は約250!一人で生徒の様子を把握できる限界を遥かに超えた生徒数でしたね。

そして保護者面談の時期がやってきました。生徒の様子が把握しきれていないので嫌な汗が流れ続ける面談でしたね。

特に急遽塾長となった方の教室は苦しい面談でしたね。面談前日なんかに担当講師に電話をして様子を聞いたりして凌ぎましたが、足を運んでいただいたのに薄い内容の面談でした。

体力的に辛いというよりも精神的に辛かったですね。個別指導塾なのに充分に一人ひとりを見てあげることができなかった状況がです。

組織の塾ですから教務だけに力を注ぐことができるわけではありませんでした。よって保護者面談は辛い思いをすることが多かったですね。

(単純に当時はまだまだ若造で保護者の想いを受け取って会話することが下手っぴだったという面もありますけどねw)


さて、退職し独立開業した現在。以前は辛い思いが多かった保護者面談が楽しく取り組めるようになりましたね。

現在は私が無理なく目が届く生徒数で生徒募集を停止しています。日々の生徒の様子は講師たちの報告で日々目を通しています。

何よりいつも授業の様子は自分の目で見ています。生徒と直接話して様子を聞いています。

定期テスト前は塾でずっと勉強してもらっているので、生徒の状況は体調やモチベーションや仕上がりまでもある程度透けて見えるようになりました。

生徒のことがよく見えているので、保護者面談で保護者と一緒に成績向上についてご相談をするというのがとても楽しい取り組みになったのです。

(私の精神年齢低いままで生徒との距離は変わらず、その上で保護者と同年代になってきて保護者の気持ちにもシンクロできるようになったからというのもありますw)

現在保護者面談中です。とても楽しく充実した時間です。

ここからどうやって成績を上げていこうかという「悪だくみ」ならぬ「良いだくみ」ですから(笑)

この面談で話した内容を講師たちとも共有して、今後の指導に活かしていきたいと思います。

今日はこのへんで。

それでは。

岩倉校の中3は締め切り間近です!遅くとも7月末には締め切りますのでお早めに!IMG_8796s

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。