日々自習に来ている今度中2になるKくん、入塾以来学年順位を100番以上上げてます。
成績を上げた理由は明確、努力の天才なんです。
決して器用ではないし理解もゆっくりのKくんは、圧倒的な努力で不器用と理解の遅さをねじ伏せてきたのです。
そんなKくん、次のテストではさらに上を目指したいとの噂を聞きました。最上位の生徒たちの仲間入りする順位を取りたいと言っているとか。
常にずっと上に目線があります。良いですね。そうこなくっちゃ。大人でも君の姿勢を見習わなくてはいけない人はゴマンといるよ(´▽`)
Kくんに話しかけに行きました。「次のテストは順位〇番ぐらい取りたいらしいやん?」
「そうですね・・・あ~、国語が困ってるんですけど、国語はどうやったら点数とれるんですか?」
何度か皆の前で話したことあるとは思うのですが、必要になったときにしか頭に残らないのかもしれませんね。
Kくんに定期テスト国語について、苦手な子はどうやって点を取るかを伝えました。
「定期テストの国語」と「実力テストの国語」はもはや別教科!
「国語って今まで生きてきた中で手に入れた国語力が必要で、なかなか点数が伸びないイメージあるでしょ?」
「初めて見る問題を解く実力テストとか入試とかの国語はその通りだと俺も思うよ」
「でもね、定期テストって最初から出題されるお話とか文章がわかってるじゃない?教科書に載ってて学校で習った文章なわけ」
「これって本来の国語力を使って解くっていうのとは少し違うよね。だって出る文章知ってるんだもん」
「ってことは、その文章をいろんな問題集を使って練習しまくっちゃうの。暗記物の教科のように」
「Kはテニス部やん?次の大会でどうしても勝ちたいとなってね、一回戦で対戦する相手がわかってたとしよう」
「その相手を試合前に研究しまくったら、勝ちやすくなると思わない?」
Kくんの顔が明るくなってきます。
「うちの塾の棚に4種類ぐらい教科書に沿った国語の教材があるよ。これ使ったことある?国語だけは学校のワーク1回目が終了したら使って良いことにしているよ」
「この教材で1つのお話について何度もいろんな角度から問題解いてたら、だんだんとその作者の言いたいこととか、大事な部分とか、身体に染みてくるんだよね」
Kくんは笑顔で言いました。
「そういうことかぁ」
腑に落ちた様子です。次のテスト前に試してみてもらえるといいです。
本来の国語力では無いのは百も承知、なんなら付け焼刃的な対処ということも百も承知。
しかし、こんなアプローチであっても、1つの文章に何度も触れて内容について考えるという行為は、
本来の国語力を育むという面から言ってもプラスに働くのではないかと、国語素人の私ですが考えます。
生徒が欲しいのは5年後の国語力ではなく、1か月後の高得点。じわじわと効く漢方薬ではなく、今すぐ効く特効薬です。
塾はじっくり時間をかけて指導ができる公教育ではなく、短い時間で結果をプレゼントする民間教育です。
私は私ができることを生徒にします。
どうか学校の国語の先生方、長く帯の時間を使える利点を活かしてじっくりと本来の国語力を育んであげてください。お願いします。
国語は全ての教科の根幹にあたる最重要教科ですからね。黒川先生@中村区の塾みたいに、国語専門で教える塾も需要があるってことですよね。
今日はKくんの質問から、定期テストの国語の勉強について私の想うところを書いてみました。
塾に通っていないご家庭は良かったら試してみてください。国語は問題集1冊をじっくりっていう取り組み方に向かない教科だと感じてます。
国語が苦手な子には特に、複数の教科書準拠の教材を片っ端からやるという方法こそをおススメします!
塾に通ってる子は棚にある国語の教材を頼んでドンドン使わせてもらえ~(´▽`)
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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