岩倉校では今週から生徒たちに指導しているテキストの解答を配付しています。これはちょっと実験ですね。
宿題の答え合わせまでを宿題にしようと思ってです。貴重な指導時間を大切にすべく、生徒が自分で出来る部分は自分でしてもらおうということですね。
さて、ここで疑問点が。
「そんなことしたらインチキし放題じゃないか!?」
そう、おっしゃる通りです。心の底から勉強をしたい子などほぼいません。慌ただしい中学生活の中で、本当に追い詰められたら答えに頼ってやってきてしまうことだろうことは想定に入ってます。
ここを解決する作戦が、授業の最初に実施する確認テストです。
少し前から岩倉校では前回塾の授業で取り組んだ単元の確認テストを授業の最初に実施するようにしてました。
この確認テストで2ミス以上の単元があるときには、別日に塾に来てもらって特訓することにしたのです。
生徒たちは悟ります。「そりゃインチキしてもその報いがすぐに自分に降りかかるわ(@_@;)」
答えを配付することで、取り組んだ演習内容の正誤をすぐに確認出来るというのはより良くなる部分です。
そして、解答配付の最大の弱点であるインチキへの対策をこんな形で施したならば、これはプラスにしかならないのではないかと思うのです。
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自分で考えついた風に話していますが、なんてことない、使用教材フォレスタの開発元である大手個別指導塾の森塾で行われている指導ですね(^o^)
様々な指導パターンを試した結果、この指導の流れが著しく成果を出した方法だったらしく、現在の森塾ではこの指導の流れで全校舎取り組むようになったそうです。
そんな効果があって成績が上がる指導なら取り組んでみたいじゃないですか。
そんなわけで今から実際にやってみる次第です。
「・・ってわけで、うちでもやってみることにしたのよ。解答見てチートしても意味ないのわかったよね?解答を大切に使ってしっかり確認テストの勉強してきてね」
こんな風に今週から生徒に話している最中です。
ちなみにはるか前の2005年頃、塾ブログ界で「テキストの解答は配付すべきか否か」なんて話題で大盛り上がりしたことがありました。
塾の先生たちが皆が熱くなって喧嘩してましたね。
「すぐに丸付け出来ないと学習効果が薄いじゃねーか!」
「そうだとしてもインチキを防げねーじゃねーか!子どもたちのモチベの波をなめんなよ!」
なんて大喧嘩(^o^)
ブログが流行りだした創成期で、SNS上のマナーが皆わかってませんでしたからね。
私は基本は解答渡さない派です。ただ、今回はキッチリとインチキ対策がなされているので、渡す派に鞍替えです。
いい結果を皆にプレゼント出来るように試行錯誤重ねます。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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