コロナによる臨時休校が全国一斉で行われた時の話です。
自塾ではオンライン自習を取り入れたところでしたね。
当時勉強が嫌いな子がいたのですが、その子のオンライン自習する姿を映したカメラの端、見えるか見えないかぐらいのところに、変なものが映り込んでいました。
あー、スマホですね。画面を横にしてアニメの動画を見ているようでした。
これを発見したときにいろいろと思ったわけです。
「映らないように調整したつもりだったんだろうなぁ。それにしてもそこまでしてアニメを見たいか?」
「オンライン自習時に我慢できないということは、普段は余裕でアニメを見ながらやっているんだろうなぁ」
「音楽を聴きながらとか、テレビを見ながらとか、ながら勉強の1つだなぁ。それにしても視覚を奪われるから、ながら勉強の中でも酷いやつだなぁ」
「スマホがある現代において、それほど珍しいことではないのかもしれないなぁ。しかしこんなので勉強が出来るようにならないことだけは確定してるなぁ」
私は映り込んだアニメを流すスマホの写真を撮って添付をし、本人に軽めの指摘LINEを送りました。
「映っちゃいかんの映りこんでるぞ!消してやりな(´▽`)」
既読がつかないので、保護者にも。
「スマホでアニメを見ながら勉強しているみたいです。声をかけてもらって良いですか?お願いします!」
これでひとまず解決するかなぁと思ったのです。
が、私の想像を超える返答が保護者から返ってきました。
「伝えはします」
これは「伝えることは伝えますが、私からの言葉に従うかどうかは保証できません」ということですよね。
家庭での中学生親子の関係性がいつまでも小学生の頃の関係性のままである訳ではないということを改めで実感させられる返答でした。
反抗期の最中だからか?もともと力関係が反転してしまっているのか?
いずれにせよ、保護者からのアドバイスを子供が素直に聞く状態にないということです。
これに対して「保護者が言い聞かせるべきだ」なんて正論は誰でも言えますが、正論言えば勝ちで全て解決するわけではありませんからね。
家庭内で起こることは塾の介入自体がイレギュラーであって、保護者と子供の関係性で成り立ってますよね。
家庭学習ってこういう面からも実行が難しいことを思わされた出来事でした。
中学生の家庭学習というのはとても難易度が高いです。
誘惑を上手にコントロールが出来ているか?
勉強に集中できる環境があるか?
保護者との関係性は上手くいっているか?
これらがビシッと揃っている家庭は家庭学習が捗るかもしれませんが、多くの家庭ではこれが難しいです。
だから多くの学習塾は自習スペースを用意しているのです。中学生たちに結果を出してあげるため、集中して取り組める場所を確保するのです。
私たちの生活にコロナの影響はまだ残ってますが、感染予防を施して外出できるまでに戻っていますよね。家に籠って取り組む必要無くなりました。
塾に自習スペースが用意されている場合は、各家庭積極的に利用されることをお勧めしますね。(まれに生徒が遊んでしまっている酷い自習スペースの塾もあるので要確認ですが(+_+))
当塾では必修で塾に自習に来ることになってますのでご安心を(^^)/
席は十分に用意しているので、事前の自習予定にない突発的な自習来校は毎日歓迎です!
家で勉強をするのって、今はいろんな意味で難しいなぁ。塾に来て勉強するといいよ!
といった内容でお送りしてみました。
今日はこのへんで。
それでは。
写真はオンライン学習中に「遊んでくれ」と猫が邪魔をしに来た映像。うらやましいじゃねーか。仕方なく預かってやるから塾に連れてこい!(´▽`)
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國立拓治
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