「音楽を聞きながらの勉強」については私は認めていません。
そう言う私自身の学生時代はまさにこの勉強法でしたけどね^^;音楽聴きながらやってましたし、ラジオを聞きながらやってました。
だからこそ言うのです。経験を元にした上でこの勉強法を認めないと。
音楽聞きながらの勉強をしたい子供の言い分は主に2点です。
「音楽を聞きながらのほうが集中できる」
基本的にそんなわけないんです。90%以上の人はただ聞きたいだけなんです。軽やかに楽しげにやりたいだけなんです。
本当に音楽をプラスの力に転化して頑張ることが出来る人は少ないもののいると思います。
ただ、この勉強法はとても高等技術です。音楽のチョイスもあるでしょうし、上手く集中モードに入れなくてただの集中を妨げる雑音になるときも度々あるはずです。
これは教科書まとめ勉強に似てますね。ちゃんと正しく取り組んで上手にやれば成果が出るものの、大半の生徒にとっては逆効果です。
やっかいなのは、その効果があったかどうかを確かめる手段はありません。(無くは無いがそこまでやる人いませんw)
「東大に行ったあの先輩が音楽聴きながらやってた」
これもよく聞くパターンかなと。勉強がよく出来た知り合いが音楽を聞きながらやっていたとか、ラジオを聞きながらやっていたとか、具体的エピソードを盾にしてくるのです。
私が思うに・・勉強が出来る先輩であっても音楽を聞きながらの勉強がより集中できていたかどうかは別の話。
おそらくですよ、その先輩は音楽を聞きながらやっても圧倒的な元々の能力があるから東大に進学しただけであって、音楽なしであれば東大に収まらずハーバード大とか、マサチューセッツ工科大学とか、世界に出ていたかもしれません(^^)ナイカナ?
さてさて、この音楽聞きながらの勉強は忌々しく思いながらも渋々容認しているご家庭も多いことでしょう。
ここで私が保護者の皆様に援護射撃を。私はこの2つの言い分で音楽を聞きながらの勉強を退けます。まず1点目。
テスト中に再現できない環境で勉強するな
「俺は音楽を聞きながらじゃないと集中できないんだよ!」なんて子は、学校のテスト中に終了します。学校のテスト中は音楽聞けませんからね。
姿勢の悪い勉強についても一緒ですね。正座してみたり、立膝でやってみたり、浅く腰掛けてみたりする場面ありますが、いつもこの台詞です。
「テスト中に再現できない環境で勉強するな」
ここ一番の大事な場面で使えない手段は辞めておけということです。
さて、トドメの2点目!
お前それ高校入試前日でも同じことやれんの?
ネット上で有名な表現ですね。元ネタはこちら。
このまえは新規面談のご家庭が音楽を聞きながら勉強をするといったので、この台詞を丁寧にぶつけました。
「もしもね、自分の人生を決める高校入試の前日に、勉強をしょうとなったときのことを想像してほしいんだけどね・・・その日も音楽かけながら勉強するかな?」
「しないとおもいます」
ここで私は鬼の首を取ったかのようなドヤ顔気味で言いました(^^)
「ならやっぱり音楽を聞きながら勉強するのはダメだよね。それは音楽を聞きながら勉強することがプラスに働いていないということを証明しているよね?」
確かに気乗りしないところで勉強に取り組む時に、勢いを着けるべく好きな音楽をかけてスタートするというのは作戦としては面白いです。
とは言え刃物と一緒で音楽も使い方が大切です。どうしても音楽を聞きながらもやりたいというのならば折衷案を。
テスト週間に入ったら音楽を辞めるとか、夕食前までの時間だけOKとか、相談してあげてください。
もしも、万が一、「あぁ、入試前日も音楽聞いて勉強やるよ!」なんて子供が言うときには・・・
本当にプラスになっているときかヤケクソかどっちかですね(^^)
保護者の皆さん、是非こんなアプローチで音楽を聞きながらの勉強については子供と話し合いを持ってください。
「あなたが言うならそうなのかもね・・」とか「◯◯ちゃんがそうなら効果があるかもね・・」なんて話し合いを持たずに撤退しないように頑張ってください!
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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