OFFです。余談を。
扶桑文化会館で素敵なメンバーで落語会があることを太田先生が見つけてきました。
これは素晴らしいメンバー。「立川吉笑・古今亭文菊・桂宮治・春風亭一之輔」の4人です。4人中3人は実際に寄席で見たことあって好きな落語家たち。
見たこと無かった立川吉笑さんも落語ディーパーに出演していて馴染みがあって、新作落語に定評がある落語家なので一度聞いて見たかったんですよね。
先日も書きましたが、あの桂宮治が来ます。この情報を手に入れた時にはまだ笑点メンバー加入が決まる前でした。パワフルで好きです。
春風亭一之輔は好きで桑名まで独演会に行ったことありますし、古今亭文菊さんは寄席で見てファンになった落語家です。
このメンツが一緒に扶桑で落語をしてくれるだなんて、素晴らしい限り。
チケットが取れたので本日行ってきました。
駐車場には岐阜や岡崎や鈴鹿など、遠方からのナンバーの車も並んでいましたね。その気持ちわかります。遠征したくなるメンツですから。
扶桑文化会館は日本の伝統芸能を行うことを想定して作られたホールです。歌舞伎や狂言なども行われます。
それにしても、こんな素晴らしい落語家たちが扶桑に集結しているだなんて凄いことなので、ちょっと興味ありそうな澤木先生に教えてあげました。
なにせ澤木先生はこの会場から10分の所に住んでいる扶桑町民(´▽`)
開始1時間切ってから澤木先生の参戦決定。初の落語体験としては最高級でしょう。
これで澤木先生が落語の面白みを感じられなかったら仕方ありません。縁が無かったと思えます。
そうこうしていたら始まりました。
開口一番は春風亭一之輔の三番弟子の春風亭いっ休。
「牛ほめ」というお話でした。師匠の一之輔でこの演目を聞いたことがあったのもあり、一之輔に指導をしてもらったことを感じる風合いでしたね。
前座としては上手でしたね。これからの進化が楽しみ。
「ぷるぷる」という創作落語で良く出来た話でしたね。喋りの抑揚があればもっと引き込まれたかなぁとも感じました。
立川流ですから寄席の出番も少ないビハインドありますよね。声もいいし場数を踏めばもっといい落語家になりそう・・・なんて素人ながら偉そうに勝手に思ってました。
独特の空気感で場を作っていきます。落語自体がとても上手でぐいぐい話に引き込まれていきました。
幾代餅は聞いたことがあったのであらすじは知っていたのですが、それでも引き込まれるのが落語ですよね。素晴らしかったです。
(ウィキペディア覗いてみたら文菊って実は凄い人みたい (^^;)
途中休憩を挟んで桂宮治の登場。旬な人ですよね。もう説明不要でしょうか。
やっぱりカラッと明るい勢いのある話が似合う人ですね。キレのよい心地いい江戸弁が良かったです。
落語のオチはよくわからないものも多いので、宮治の「蜘蛛駕籠」という話のオチもよくわからなかったのですが、一之輔が「宮治が最後のオチのところをかんだ」と教えてくれたので、帰ってきてからウィキペディアで調べてようやくオチの意味が理解できました(^^;
私が初めて見た寄席は、上野鈴本演芸場でトリが一之輔でした。その時からファンですが、やっぱりうまいですね。
知らぬ間に話の中に引き込まれます。一之輔はただの髪の薄いおじさんなのに、話を聞いているうちに江戸時代の夫婦と子供に見えてくるから不思議です。
落語の面白さというのは、単純に笑えるとかいう部分ではなく、落語の話に引き込まれて感情を揺さぶられる部分にあるのではないか。
そんな風に思いましたね。
今日の「子は鎹」というお話も初めて聞きましたがハートフルでとてもよかったです。
総じて素晴らしい落語会でした。会場を出るとセットリストが貼りだされていて、ファンたちが写真を撮って帰るんですよね。
私も例に漏れず撮ってきました。ここで演目のタイトルを知って、それを調べたりして理解を深める作業がまた楽しいです。
以上、扶桑文化会館での「扶桑寄席」のレポートでした。
ご興味あれば落語、是非体験してみてください。出来たら寄席で。ユーチューブ動画ではこの良さがなかなか伝わらないので。
そして出来たら力のある落語家のお話から体験してほしいですね。知らぬ間に話の中に引き込まれること請け合いです。
私自身の落語デビューもこのブログで書いてきていますから、デビューの感じよかったら覗いてきてください。
OFFの余談でお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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