新学習指導要領で膨大となった学ぶ英単語を、小学生を卒業する前に先に少し書けるようにおいた方が、中学校に入ってからスムーズに学べそうだ。
で、著作権を気にせずに大っぴらに使用できるオリジナルな小学生に覚えてもらう英単語のリストがあったらいいじゃないか!
こんな動機で書いているシリーズ記事ですね。
過去記事貼っておきます。
さて、実際に英単語選定に入っていきます。
文部科学省が作った「We Can !」という教材のワードリストを元に、そこから東京書籍の中1ニューホライズンで「小学生で習った特に重要な単語」というくくりに入ってなかった単語を省いてみました。
この作業で466語あったワードリストが290語ほどまで絞られました。
この290語は書けて使いこなせる単語(発信語彙)にすべき単語と言えますね。
(逆に、ここで消え去った単語たちは意味さえ分かればOKという単語(受容語彙)ですね)
チラッと気になったのは、単語のジャンルによって、発信語彙にすべきかどうかの割合の違いがあるのかどうか?
気になったのでサッと調べてみました。割合は元のワードリストから発信語彙にすべき単語がどれだけ含まれていたかを表しています。
●80%以上のジャンル
数……29個中29個で100%
季節……28個中28個で100%
位置・方向……9個中9個100%
動作……36個中34個で94.4%
自然・天気……14個中12個で85.7%
人・人体……21個中18戸で85.7%
●50%~80%のジャンル
状態・気持ち……36個中28個で77.7%
動物……20個中15個で75%
色・形……15個中21個で71.4%(色は100%)
日常生活……43個中30個で69.7%
●50%以上のジャンル
町・施設・職業……52個中22個で42.3%
飲食物……38個中16個で42.1%
野菜・果物……27個中9個で33.3%
祝祭日・趣味……21個中7個で33.3%
スポーツ……24個中7個で29.1%
学校生活……47個中13個で27.6%
なるほどなるほど。
この割合も踏まえて選んでいきたいですね。
個人的には動作の単語は増やしたいと思うんですよね。中学入ってからも登場頻度高いでしょうし。
動作の英単語について、改めて小学英語教科書での掲載(巻末ワードリスト)の比較をしてみたいと思います。
動作の英単語の掲載数比較
文部科学省We Can !→36個
東京書籍ニューホライズン→40個
三省堂クラウンジュニア→48個
教育出版ワンワールドスマイルズ→15個
光村図書ヒアウィーゴー→28個
啓林館ブルースカイ→44個
学校図書ジュニアトータルイングリッシュ→31個
※開隆堂ジュニアサンシャインはジャンル別のワードリストが無かったので省略
ここから気になって、掲載されている動作を表す英単語の頻度を調べてしまいました(´▽`)
やっぱり男はランキングとか好きなんですよね。鬼の上弦とか下弦の序列もワクワクしましたし、ワンピースの賞金額のランキングもワクワクするんですよね。
都道府県の人口ランキングも、書店の大きさランキングも。
同じテンションで、小学英単語で掲載されていた英単語のランキングを。
小学校英語教科書掲載の動作の英単語掲載ランキング
開隆堂の教科書の代わりに文部科学省作成の「We Can !」を入れた7冊で集計してます。
7冊共通掲載の動作を表す単語
buy cook eat go play read see
6冊共通掲載の動作を表す単語
drink junp ride run sing study
5冊共通掲載の動作を表す単語
dance look get make stop turn walk want watch
・
・
・
・・・あれ?もしかして、ふぅ~んとか思ってます?
ここはオオオ!と感動してみて欲しいところですよ(´▽`)
ちなみに、文部科学省が作ったお手本本「We Can !」に掲載されているのに、他の教材会社がどこも採用しなかった英単語がですね、
「leave」ですね( ゚Д゚)ヨワイ
「check」も人気なかったですね~。文科省に寄せて作ってくれた啓林館だけの採用でした。
この2つの単語は私の英単語リストから外してしまいましょう(笑)
代わりに入れたい候補はですね、文科省の教科書には掲載されていなかったけど、3社の教科書に共通して採用されていた動作を表す単語、
listen write have help think do
ですね。
確かにこれらを差し置いて「leave」「check」は無いかな~(笑)
ここから採用していきましょう。
この単語の入れ替えを、私はスタメンを決める野球監督のような気持ちで楽しんでいるんですけどね(^^)
動作を表す単語をじっくり調べてきましたが、あとは状態・気持ちを表す単語もじっくり調べて、掲載単語を検討していきたいですね。
他のものの名前を表す単語たちは、まぁそこまで思い入れ無いので順当にバランスよく選んでおきます(´▽`)
英単語リストが整って来たら、最後の仕上げとして、各教科書会社の中学1年教科書をチェックして、どんな単語を発話語彙として扱っているのかを見たいですね。
ニューホライズンみたいにわかりやすく表記してくれていたらいいなと思います。
次回をシリーズ最終回と出来そうです。そして、小学英単語リストが出来たならば、夏休みに向けて、参加する小学生を募集してみたいですね。
出来ることならば、参加は小6生がいいですけどね。中1になってから取り組むことを前倒して行うことを思うと、小6で取り組むのが一番自然なんだろうなと思うんですよね。
また書きますね。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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