勉強嫌いな生徒に宿題を取り組んでもらうための3つの作戦

ツイッターを見ていたら、「塾生に退塾してもらわなくてはいけなくなった」と嘆く塾長のツイートが流れてきました。

なんでも、その生徒が塾の宿題をずっとやってきていなくて、「やったけど家に忘れた」などと言い逃れを続けていた様子。

この状況に困り果て、最終的に保護者も含め「これ以上課題をやってこなかったら退塾です」と最後通告をしておいたら、また「持ってくるのを忘れた」との展開になってしまったと。

仕方なく家に取りに帰すと「学校に忘れてきた」とさらに言い訳の上塗りをされたそうです。

参ったなぁ~という嘆きツイートでしたね。

おそらく日本全国津々浦々、学校でも塾でも、今も昔も、よくある場面ですよね。

この「宿題はやったけど家に忘れてきた」の言い訳を聞いたことがない教師はいないことでしょう。もちろんこのトラディショナルな問答は当塾でも。

考えてみればこの光景が広がるのは当たり前だと思うんですよね。

なぜなら、基本的に中学生は勉強をしたいと全員が思っていませんからね。

義務教育だから全員が勉強をしているものの、上手く成果を出せずに勉強の面白みを感じられていない子もたくさんいるわけです。

また、そんな状況に手を焼いて保護者は塾に通うことを決めたのだから、保護者にも課題をやるように声掛けを頼んだとしても、子供が反抗期真っただ中だったりして上手くいかない家庭もありますよね。

中学生は忙しく、様々な課題を順序良く優先順位をつけてこなすことが出来る子ばかりではなく、把握しきれず目の前のことに取り組むだけで精いっぱいの子も。

また、遊びの誘惑にひっぱられ、後回し後回しとしているうちに課題をやれなかったなんて子も。

先生という職に就く人たちは学習面では優秀な人が多いので、「期日までに課題を取り組む」のは当然だ!なんて大人の意見をかざしてしまいがちじゃないかと。

しかし、小中学生に対しては意欲的に、能力的に、課題に上手く取り組めない子がいるというのはデフォルト(基本設定)だと思って対応した方が良いのではないかと私は思うのです。

様々な学力の子が通う塾では「期日までに課題を取り組む」ことを、本人のやる気一本に頼って実施すること自体が間違いじゃないかと思うのです。

たとえば、学習時にスマホを部屋に持ち込ませることを許可してしまっている家庭。勉強中にスマホゲームで遊んでいたことが発覚したなんて場面あれば、

「それは遊びの誘惑に負けた子供が悪いというよりも、スマホを部屋に持ち込ませた保護者の配慮が足りないともいえる」と思いませんか?

これと同じことが、塾の課題にも言えると私は思うのです。

「それは遊びの誘惑に負けた子供が悪いというよりも、課題に取り組むための具体的な方法を示さず、本人のやる気一本に頼って実施を本人任せにした塾側の配慮が足りないともいえる」と思うのです。

やる気薄いのは課題を出す時からわかっているわけですから、その状況でも取り組める工夫をこらしていった方が良いですよね。

何とか取り組めるように作戦を立てていきましょう。

今回は当塾で取り組んでいる宿題に取り組んでもらうための作戦2つと、最近思いついた作戦をお伝えさせてください。

作戦1「理解度確認作戦」

毎回の授業開始時に宿題内容から確認テストを実施して、不合格時は再度課題を塾で取り組んでもらいます。

なんてことない、フォレスタを作成している森塾で実施している取り組みですね。

2万3万と生徒がいる森塾では、より点数を上げるために各校舎で様々な取り組みをされていて、その成果が数値で明確に出た時だけ、オフィシャルな取り組みとして採用されるようです。

そんな森塾が5年10年前頃から新たに採用したこの取り組み、おそらくこの取り組みを試した校舎の点数の上がり方が凄かったのだと想像します。

こんな労力が大きく負荷が高い取り組みが全校舎採用されるだなんて、よほど成果が出たのでしょう。

そう思って当塾でも真似して取り組んでいます。この取り組みって良く出来ているんです。

宿題内容から出題をされるので、宿題をやっていない子は確認テストで不合格になる。するとおのずと塾で改めて課題に取り組むことになるんですよね。

宿題のやり方がいい加減な子も、理解したつもりになっていた子も、理解がゆっくりな子も、確認テストで不合格になれば再度塾で課題に取り組むことに。

「理解が浅ければ演習を増やす」という当たり前を「ペナルティー」というよりも「ルール」という枠で皆に対してやれるのが良いなと。

宿題をやってないけど理解が高い子は確認テストをクリアしてしまうこともあります。なんだかモヤモヤしますが、元々宿題は理解を高め、定着を図るためです。

宿題で再度取り組まずとも理解が高く定着も出来ていたということで、ひとまずクリアとしてます。

この作戦は指導スタイルにも影響するぐらい塾側の負荷が大きいです。が、成果は出ますね。

作戦2「塾で課題をしてもらう作戦」

さて、私の塾では基本的に作戦1ですが、課題をやってこないことが続く子にはこの作戦2の提案をします。

「家で宿題やれないでしょ?もう塾でやることにしようよ」

「……えーって言うけど、家でやってこれてないじゃん?もう一回家で自分でやれるか試すか?次やってこれなかったら塾でやることにしてもいいけどどうする?」

こんな風に声かけながら、別日に塾の宿題をやるために塾に来るということにします。

遠方だったり送迎が難しい場合は、授業後にそのまま残ってやってもらうことも。課題に取り組むタイミングと場所を決めてあげるのです。

私の塾ではこの作戦1と2を併用してます。2が発動されると、1のルールを発動されなくても済む子が増えますね。当たり前ですが。

で、つい先日思いついたもう一つの作戦、聞いてもらっていいですか?

作戦3「課題が出来たとたんにノート画像をLINEで送ってもらう作戦」

課題をやり終えたタイミングでその場で取り組んだノートの画像を塾に送ってもらいます。保護者のLINEから送ってもらうことにするとより効果的かと。

この作戦を発動させると、以下の伝統的で不毛なやりとりが殲滅されます。

親「塾の宿題はやったの?」子「やったって」

塾「宿題出して」子「あ、やったノート家に置いてきました」

塾「取りに家に帰って」子「あ、やったノート学校に置いてきました」

多くの場合でこの子どものセリフはウソで、発覚した時に大モメするんですよね(´▽`)

このルールにしておけばですね、宿題をやったかどうか、いつやったか、明確ですよね。

保護者も画像を送るルールにしているので、「やったならはやくノート出して。送るから」と子供に迫ることが出来ます。

完成した時にすぐに送る約束にしてあるので、家に置いてきたとか学校に置いてきたというウソが通用しません。

やった画像が送られている場合は本当にノートを忘れたこともわかって面白いです(´▽`)

例えば月曜に授業がある生徒、課題は木曜までにやる約束にしておきます。木曜までに課題の画像が届かなければ、金曜に確認のLINEを保護者に送ります。

「やった画像を送り損ねているのか、やれていないのか、確認してもらえますか?」なんて、「やったけど画像送り忘れました」なんて言わせないようにする工夫です。

これ効くと思うんです。日本におけるLINEの普及度合いを利用した今風の作戦ですよね(´▽`)

作戦2か3を選んでもらっていいでしょうか。作戦3は手間が少しかかりますが、示したような伝統的で不毛な会話をしなくていいのがおススメポイントです。

家庭とLINEなどで繋がっていることが前提ですが、この必要が出てきた家庭とはこのためにLINEで繋ぐ価値があるかと。

私の塾でも作戦2を実行するのが難しい時にこの新たに思いついた作戦3を実行してみたいですね。

もしも実行したときにはまたレポしますね(´▽`)

勉強が嫌いな生徒に塾の課題に取り組んでもらうための作戦たちでした!

基本的には塾での作戦になりましたが、作戦3は家庭で日常的にも応用出来そうですよね。

たとえば、夏課題で毎日取り組む課題量を親子で決めておいて、その課題を取り組んだ画像が親のスマホに届いたらスイッチの利用時間をスマホ経由で増やすとか(´▽`)

参考にしてみてください。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。