マシュマロが届いてます!
なるほど。音楽を聴きながらの勉強について親子間で意見が割れて平行線だと。
ちょうど少し前にゲームをしながらの勉強についての話題で書いたところだったので、改めてお送りする形になるようにも見えますが…
「音楽を聴きながらの勉強」と「ゲームをしながらの勉強」は似てるようで大きく違うので、同じ対応ではないですけどね。
結論から言うと、私の提案は「条件を付けて言い分を認めてみる」ですね。
私自身はお母様のおっしゃること激しく同意です。
しかし、ここにお子さんは断固反対して来ると。音楽を聴くときの勉強の種類にも気をつけてるし、集中出来ると。やる気も出ると。
お子さんの言い分も多少わかりますよ。上手く音楽の力を借りる子もいるのでしょう。モチベの面とかで。
この平行線を崩して落としどころを探っていきましょう。
ゲームしながら勉強より音楽聴きながら勉強は大分マシ!
ゲームをしながら勉強というのは、聴覚だけではなく視界も手もゲームに持っていかれるので、「ながら」というよりも実際には勉強とゲームと交互にやってる状態ですよね。
1時間取り組めばゲームと勉強はたとえば30分ずつに。合計が1時間で、2つが重なりません。
「分けてやりなよ」と私は思っています。
「本人に任せていいんじゃない?」意見も複数もらっていましたが、ツイッターのアンケートではこれぐらいの分かれ方でした。思った以上に偏りましたね。
「ゲームしながら勉強」をする子の話になって、「視覚を奪われるし手も止まるし反対!」と立場表明をしたら、本人のやり方に任せるべきと言う意見を同業の先生から複数もらって驚いてます。皆さんはどう思いますか?よかったらご意見お聞かせください!
— 國立拓治@新刊「くにたて式中間・期末テスト勉強法」3刷重版御礼! (@sakurakobetu) November 19, 2022
ゲームを愛する先生が言うには「ながらなんてゲームに失礼だ」ともおっしゃってました(笑)
さて、今回は音楽を聴きながらの勉強についてですよね。
音楽は聴覚でキャッチをするだけなので、視覚や手を持っていかれません。
音楽を上手くBGMにすることができたなら、音楽を聴きながら手と頭を動かして勉強に取り組むということも可能ではあると思います。
しかし、100人いたら100人が上手く音楽を利用して勉強に集中出来るとは思っていなくて、それが出来るのは肌感では上位2割ぐらいの子ぐらいだけじゃないかと。
多くの子たちが音楽に意識を引っ張られたりしてしまったり、取り組む内容によっては音楽に思考を邪魔されたり、勉強にプラスに働かせることに失敗するように思います。
こんな理由があって私は「音楽聞きながら勉強」を基本勧めませんし、塾でも音楽聴きながらの勉強は許可してません。
ちなみに私自身はというと、本を書くときにはYouTubeで喫茶店の環境音を流して取り組むこととかありますね。
適度な意味のない雑音が心地よいです。JAZZとかをかけてみたこともありますが、私には音楽は考える時に邪魔になってダメでした。
本当に無音の状況というのは逆に集中しづらいなんてこともあるとか聞いたことあります。
さて、そんな中、お子さんの訴え。ただ音楽が聴きたいだけの言い訳ではないように感じる強さがありますね。
「気持ちを高める」という効果は先ほどのリンク先にも書いてありましたが実際にあるでしょう。
もしも私ならば譲歩も含めて合意を目指します。こんな感じでしょうか↓
「あなたにとって、今後の進路も視野に入れて頑張ってキープしたい成績はどれくらい?その成績をキープしているうちはあなたに任せてみる」
「入試前をイメージしてみて?あなたは入試前日でも音楽を聴きながら勉強する?やる気を高める意味合いもあるんだよね?入試直前にはその必要無くなるだろうし、勝負の日の少し前から音楽をかけずに勉強すると思うけどどう?」
「もしもかけないイメージが湧くなら、何日前ぐらいからかな?イメージしたその日数分、定期テスト前にも音楽をかけないという約束にしない?」
「もしも入試前日にも聞いて気合い入れるというならば仕方ない。あなたに任せる」
「これは全て自分で定めた成績ラインをキープしていたら認めるものだから、ラインを割ったら辞めるのは約束ね」
「音楽の力を結果で見せてね」
私はこれぐらいの匙加減で交渉してみたいです。
このへんは個人個人感じ方違いますし、家庭家庭で強弱つけてみてください。
柔軟風な対応例を挙げましたが、私自身は以前は音楽聴きながら勉強はナシ派でした。しかも結構強く。
が、「ゲームしながら勉強」などという恐ろしい上位互換が登場したので、音楽聴きながら勉強に関して少しだけ寛容になったのかもしれませんね(´▽`)ブレトル
参考になるようでしたら踏まえてお子さんと交渉してみてください♪
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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