「アイドル受験戦記」と言う本をカフェで一気読みしました。
SKE48メンバーの菅なな子がアイドルを辞めて名古屋大学を目指し猛勉強して合格を勝ち取るまでの文字通り「戦記」ですね。
文藝春秋
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ビリギャルのアイドル版と言って良いでしょう。それにしても名古屋を舞台にした逆転合格本が流行るものですね(笑)
この本良かったです。菅なな子という子自体は知りませんでしたが、SKE48の人気具合ぐらいは知ってましたから。
アイドルになって脱退するまでの最初の1章2章部分も楽しめました。本全体の約3分の1も割かれて書かれていましたね。
ちょっとアイドル部分を書きすぎな気もしましたが、このパートでこの菅なな子という子がいかに目標に向けて全力で頑張る子なのかということがわかるので飛ばせませんねw
全力で駆け抜けたアイドル時代のブログ最後の記事にこう書いたそうです。
SKEに入って、めまぐるしい毎日の中で
「時間の大切さ」を本当に痛感しました。何もやらなくても時間は過ぎるし、
一分一秒を惜しんで必死に過ごしても時間は過ぎる。そんな、当たり前のことをたくさん教えてくれたSKE48でした。
学校とアイドルの両立で全力を尽くした彼女だから重みがある言葉なんですよね。本書を読んだ後にもう一度この台詞読んでほしいです(笑)
菅なな子が実際に実行していた具体的な勉強への作戦を2つご紹介しておきますね。
1日六時間睡眠、昼寝は厳禁!
当塾でも常に言ってることですね。人の眠りは1時間半サイクル、最低でも4セットの6時間は寝るように伝えています。
テスト前日とかで本当に追い込まれた時は身体が強い人ならば4時間半睡眠もアリでしょう。(私は弱いのでダメですが)
また、昼寝は20分までと伝えています。20分過ぎると身体が本寝モードに入ってしまい、起きても頭がボンヤリするそうです。
20分でスッと起きれない人は菅なな子のように寝ないほうがいいですよね。
「なな子の受験勉強環境づくり7か条」という記述の1つ目がこれですよ。体調を整えるのが1番大切だということです。
スマホは敵だ!ケータイを「ガラケー」に!
あらゆる誘惑の元であるスマホを解約してガラケーに替えたというのは素晴らしい作戦です。
何か緊急時でもガラケーがあれば本人と連絡はとれますよね。ガラケーなら本人はネット接続はできませんし、ラインもできません。
素晴らしいです。素晴らしい覚悟です。これは真似してほしいですね。
もしくはドアインザフェイス作戦で、まず保護者が子供に「ガラケーに替えよう!」と迫ってみてください。
難色を示したところで「じゃあこれは勘弁してあげるからテスト前2週間は塾にスマホを預けよう」と切り出しましょうか。
子供たちは渋々塾に預けることを了承するんじゃないでしょうか(笑)
以上2点です。実行しましょう実行しましょう。どちらもです。
菅なな子は「SKE48」の成功体験があったから受験勉強は楽勝だった!
努力に努力を重ねて勝ち取った名古屋大学の合格を「楽勝」というのは語弊がありますけどね。
なんと言いますか、SKE48での成功体験があったので、受験に向かうメンタリティーとしては落ち着いていて気合と覚悟が十分だったと思います。
本書にはこう書いてありました。
SKE48の活動で、ハードな生活には慣れている。寝る以外、ずっと勉強してやろう!
勉強そのものの自信はさておき、誰よりも勉強に時間をかけられるという自信はあった。
アイドルは顔が可愛ければ売れるわけでもないし、歌やダンスがうまければ売れるというわけでもない。(中略)
それに比べると、受験は結果を出すための方法が「学力を上げること」とはっきりしている。ただ勉強をしていればいい。
そのことがとても恵まれたことだと感じている点だけは、私が他の受験生よりも有利なところだったのかもしれない。
こんな気持ちでいる同級生と成績を争うのって嫌じゃないですか?(笑)覚悟の大きさが違うわけです。
菅なな子の「SKE」のように、塾生には「勉強」を成功体験として欲しい
SKE48で選抜メンバーにまで登り詰めて紅白歌合戦まで出た菅なな子は受験に入る前に大きな成功体験を持っていました。
だからメンタル面で大きなリードを持っていました。「SKEであれだけハードだったから、それを勉強にぶつけりゃいいんでしょ?」「SKEでやれたんだからいけるっしょ!」
・・これ、これこれ。
この感覚をですね、塾生たちには今取り組んでる「勉強」で1つ目の成功体験として欲しいんですよね。
菅なな子にとっての「SKE」を、塾生にとっての「勉強」にしたいんですよね。勉強を通して成功体験を手に入れてほしいんですよね。
次に何かに取り組む時に、「勉強であれだけやれたから楽勝っしょ!」「同じ具合に全力でぶつかりゃいいんでしょ?」なんて思えるようになって欲しいんですよね~。
なんだか話逸れちゃってますが、そう思います。
この本は菅なな子の覚悟の大きさと猛烈な取り組みが一番の読みどころです。
実際の具体的な勉強内容についても書かれていますが飽くまで1人の受験記なので鵜呑みにしないほうがいいかと。
通っていた東進衛星予備校の先生のコメントが随所に出てきますし、東進の林先生や安河内先生などエース講師の話が出たりと「東進」の香りが凄いします。
もしかしたらタイアップされてるかもしれませんね。東進に通うつもりであれば参考になるかもです。
さてさて自塾生たち。
そろそろ多くの中学で中間テストまで1か月前になりますよ。4週前です。気合湿ってる生徒にはこの本貸してあげる。
ぼやぼやしていないで定期テストの準備始めるよ。「この本の人が特別」だなんて思うなよ。恐らく菅なな子は今も同じ愛知に住んでるよ。名古屋大学通ってるよ。
リアルでガチな話だからね。リアルでガチで真似して勉強していこうね!
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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