有名予備校英語講師の安河内先生が書いたできる人の勉強法という本を読みました。
コミック版ならば塾に置いておいても皆が手を取るかもとあえてコミック版を買ってみたんですよね。
KADOKAWA (2017-02-24)
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実際内容がとても面白く勉強になるものであったのですが、私が一番衝撃を受けたのは安河内先生が巻末に書いた「おわりに」でした。
巻末の一部をご紹介するとですね・・
こんなことを言うと驚かれるかもしれませんが、私は予備校で教えている全てのことは、書籍やインターネットの情報を組み合わせれば手に入ります。
つまり、予備校や塾、学校に通わなくても、情報についてだけ言えば本屋とインターネットだけであらゆる情報が手に入るのです。
本当に自分んでできるのであれば、予備校も塾も何もいらないです。みなさんはそういう時代に生きています。
知ってましたが改めて書かれるとドキドキしましたね。そしてさらに心拍数が上がるのがこの続きです。
では、私たち予備校講師は一体何のためにいるのか。
昔のスクールは、他では手に入らない情報を伝達するのが役割でしたが、すでに情報はすべてあるわけですから、目的は完全に変遷しているのです。
スクールの役割は「ソムリエ」です。どのワインをどの順番で飲んでいけば最も効果が高いのか。つまり学習のプランニングをして、管理する。最も効率よく勉強する手助けをする。これがスクールの役割です。
世の中にある膨大な情報をどう組み合わせるのか、どういう手順で進めるのかは素人にはわかりません。だからプロがいるのです。それがスクールの役割です。だからスクールが必要なのです。
読んでドキドキしましたね。このことは感じていましたしわかっているような気になっていましたが、こうやって正面切って文字にされて断定口調で言われると改めてドキッとしました。
そうか。時代と共に技術の進歩と共に、塾は世間に求められていることが少しずつ変わってきているということなんだろうな。
塾へはソムリエとしての役割を求めて通え!
「1人でしっかり勉強をやれれば塾なんて来なくていいじゃないか」
私はずっとそう思っていましたが、回り道をせず最短距離で目的へ着くことを目指したいならば、やはり塾を利用するのは有益だなと。
「自分にはどんな教材を使用してどんなペースで勉強していくと良いのか」をこの情報化社会の中であふれ出している情報の中から探すのは困難です。
そんな状況だからこそ塾は受験に向けて生徒の「ソムリエ」として「コンシェルジュ」として「コーチ」としての役割を今まで以上に期待されているのかなと。
「今や情報は全て本屋とネットにある」「塾の役割は変わった」「塾には情報ではなくソムリエとしてを期待して行け」
安河内先生の教えはとても勉強になりました。
塾外生の学習相談が定員いっぱいとなりました!
すると、先日再度募集をした塾外生向けの有料学習相談に応募が集まったのも納得がいくというものです。
塾に、私に、ソムリエとしての役割を期待して集まって来てくれているわけですからね。
安河内先生の言う通りなのかもなぁと思わされます。
昨年思いつきで初めてやってみた塾外生の学習相談、最初は3,000円での募集でした。4名の相談を終えて今回費用を5,000円に値上げしてWEB上で再募集。
おかげさまであっという間に7名の学習相談が決まりました。(定員5名なのに、募集停止をもたついているうちに7名になってしまいました(^^;))
需要があるということでしょうね。
正直、学習相談の面談と入試当日までのメールサポートがついて5,000円というのは、情報の価値を感じてもらえれば安いかなと。
何回か実施してコツがつかめてきましたし、体制が整ったら再度募集したいですね。
私が今日まで20年間で身につけた学習指導や高校入試の知識を、塾生に対してはもちろんのこと、塾外生に対しても活かしていきたいです。
体制を整えて、相談料も値上げして、また再度告知しますね。
今日は安河内先生の著書で受けた衝撃とちょっとの予告でお送りしました(^^♪
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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