今日は塾外生の学習相談を行いました。先日募集を締め切ったやつです。
昨年に引き続き今年も開催してみました。(募集自体は締め切りました)
一緒に春までのスケジュールを確認し、どのように志望校を目指すかを確認していきました。
入校面談時に確認するように普段の学習の取り組みについても確認していきました。
しっかりと努力を重ねることができる生徒であっても、どこかに上手くいっていないところがあって思うように成果が出ていないことがあります。
今日の面談の子も無事に(?)直すべきところを発見できました。
そこに注意をしてこれから取り組んでくれれば、まだ成績を伸ばすことができそうです。これから頑張ってもらいたいです(^^)
さて、こういった塾に通わない生徒たちとの面談をしてきて、自宅だけで勉強をすることの弱点が見えてきました。
大体困ることは似通ってきますね。大きく3つ挙げてみます。この3つを克服できれば「おうち塾」に光が差し込みます。
おうち塾で受験突破を試みるご家庭は参考にしてください。また、塾に通っている家庭でも、家での勉強の取り組みの参考にしてください!
ではいきます。
弱点1.何をいつどれだけ取り組むべきかがわからない!
これは有名予備校講師の安河内先生がおっしゃっていたことです。良い教材は世に溢れています。良い情報もネットに溢れてます。
では、それをどのように組み合わせて、いつ、どれぐらいやるか?ここが難しいところですよね。
ここが塾の存在意義だと安河内先生はおっしゃります。ここを期待して塾に通えと。
航海に例えると地図にあたる部分。家の建築に例えると設計図にあたる部分。
情報を集め、過剰にならぬよう、過少にならぬよう、学習計画を立ててください。
弱点2.期限の強制力が無い!
これは下克上受験の著者である櫻井信一さんがおっしゃっていたことです。親子で指導を進めていたら、予定通り進まなくても「仕方ないから明日やろうか」となる。
子供だけで勉強を任せればその可能性はさらに高まりますよね。その結果、学習に取り組んだ教科内容に偏りが出てしまったりも。
保護者と子供の関係がよく、保護者の補助がいい形で機能すれば、親子で各教科の学習を進める期限を決めて上手くいくのかもしれませんが・・
子は子で反抗期に入りますし、親は親である程度本人のやり方を尊重しようとしたりで、いい塩梅になることはなかなか難しいです。
子供自身でうまく段取りが作れない場合は親が補助をして、期限を決めてやれるといいですね。
期限が守れなかったときのリカバーの手段も相談して、それをしっかり実行ですね。
弱点3.「出来ない問題を出来るようにする」部分が甘くなる!
ここはとても大きいなと感じてます。どうしても人に聞かなければ解決できない可能性が高い教科は自学自習になると弱いです。
取り組んだ時間とテストの点数が最も比例しやすい社会はおうち塾の生徒にとって好きな教科です。
やればちゃんと成果が出ますし、間違えた問題も基本的に一人で解決できますからね。
ちゃんと成果が出る教科が嬉しいですし、子供本人に任せるとどうしてもこういう教科に時間を割きがちです。
得意教科と同様に苦手教科にも時間を割いて勉強ができるか?と言う問題点がまずありますよね。
その上その苦手教科の出来なかった問題をちゃんと出来るように確認ができたのか?そして実際に出来たかどうか問題を解き直したのか?
それを正しく記録して、理解が深まっていった経緯が本人以外にノートから見てとれるかどうか?
ここがこここそが山場だなと私は思います。
苦手で嫌いな教科を自分の意志だけで好きな教科同様に問題に取り組んでやるというのは修行ですよね。
問題やってみれば間違いばっかり。解説読んでもわからないものばっかり。質問に答えてくれるお父さんはいつも隣にいるわけじゃない。
こんな状況で得意教科と同じテンションで取り組むというのは難しいということが容易に想像できますよね。
・・できない理由ばかり書き続けゲンナリしてきました(苦笑)対策書きましょう!
対策は2つ!
①間違えた問題をチェックして誤答数を数え、2回めの演習に活かすこと。2回目に誤答数を減らすべく解答解説と真剣に向き合いましょう。
自分一人での実施が難しければ保護者の補助を借りましょう。
②解説読んでもわからない問題は学校の先生に頻繁に聞く!そして、このレベルの問題は私のレベルを考えて今解く必要があるかも必ず聞く!自分の目指す正答率までで撤退することも重要。
ですね。以上です。
出来ない理由を並べ立てるのは気分悪いものですね(^_^;)しかし、ここに注意をしていけば良い方向に向く予定です。
基本的にしっかり一人で成果を出している子は良いですが、成果が出せずにもがいている子で、親子の関係が反抗期突入で歪み始め、親の言うことに聞く耳を持たなくなってしまった場合は塾の力を借りたほうがいいと私は思います。
一人でやることは本当に難しいです。一人でやれなければ親子で協力してみる。それも厳しいとなったときは・・塾の出番かもしれませんね。
「塾は無くて済むなら無いに越したことない」
この気持ちは今も私の中にあります。この記事がおうち塾で奮闘するご家庭の参考になるといいです。
今日はこのへんで。
それでは。
「おうち塾」というフレーズは三國先生@青森の発案ですね。素敵な表現なんで真似させてもらってます。
下克上受験のように「俺塾」でも良かったのですが、「おうち塾」という柔らかな響きと家でやるのが伝わるのが素晴らしいなと~ヽ(^o^)丿
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國立拓治
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