先日、ブログの問い合わせに中3生から質問が届きました。内容はこんな感じ。
名古屋市内の中3生○○○○と言います。質問があってメールしました。
明和と向陽と瑞陵と迷ってますが、模試のタイプ別換算総合点データの最低点がなぜか明和が一番低くなっていました。これは何か考えられることがあるのでしょうか?お願いします。
ものすごい具体的な質問でした。これは中学生の名を語った同業の先生では無いかと疑ったぐらい(^^)
メールアドレスがフリーメールではなかったことと、誠実な文章からどうも生徒本人からの様子。
こういった塾外生からの質問はたまに届いて、キリが無いので答えないことも多いです。
しかし、あまりに具体的なのでその方が言っていることが本当かどうかを調べたくなってしまい、ちょっと調べてみました。
おそらく模試とは愛知全県模試のことでしょう。その子が言うタイプ別換算総合点データは昨年度の追跡調査資料からでしょう。
通っている塾に見せてもらったのではないかと。どれどれ。あ、本当だ。
向陽が214.5点、瑞陵が205.0点で、確かに明和は199.5点で瑞陵や向陽よりも合格者最低総合点が低く出てました。これはなんだろう?
明和は旭丘に次いで合格者偏差値がずっと県内2位の高校です。それが向陽や瑞陵よりも低く出ているとか、どうかしてます。
追跡調査の当日点データをちゃんと見てみましょうか・・・・あ。
データ右下に変な「1」がありますよね。このデータのせいですね。恐らくミスです。
これは作成している側のミスというよりも、このデータを作成している県内の学習塾の提出データ側のミスじゃないかと。
追跡調査資料は愛知全県模試を受験していて、春に各生徒の追跡調査資料を送った塾にだけ届く資料です。
例えばこのデータの当日点はもちろん生徒の自己採点です。生徒本人の自己採点のミスか、集計をした塾の記入ミスか、どこかでなにかのミスがあったのではないかと。
よって、このデータを見るときにあまりにいびつなデータが含まれているときには、この合格者最低点のデータは信用してはいけませんね。合格者の平均点を見ながら、この分布を見て判断すべきでしょう。
その子にはそんなアドバイスをしておきました。幸いブログ記事として使わせてもらったので良しとします(^^)
愛知全県模試を受けよう!
何度か書いてますが、愛知県公立高校入試をするうえで、愛知全県模試は一番頼りになる模試です。
圧倒的な受験者数と幅広い学力層の受験者のおかげで、他の追随を許さない入試学力データが手に入ります。
愛知県内7万人前後いる中3生のうち、ピーク時は3万人もの人が受験するのが愛知全県模試です。愛知県内の他の模試で受験者数が1万人を超える模試はありません。
例えば愛知県進学模試は上位の子が大半の模試なので、上位校データは充実しているものの、中位校のデータは母体少なく弱いです。
全県模試は塾生で無くても会場受験が出来ますし、WEB経由で自宅模試で申し込めば海外からでも受験出来ます。
おいおい最高かよ(ゼーゼマン風)
○鳴の生徒も○英の生徒も、是非愛知全県模試の受験もオススメします!
愛知全県模試の追跡調査資料を活用しよう!
さて、愛知全県模試の力は入試前にさらに発揮されます。追跡調査資料が力を発揮するのです。
愛知全県模試の追跡調査資料は愛知県内最強の入試データ資料です。こんな資料です↓
圧倒的な母体数でなければ作成することができない資料です。TOP校から下位校まで、しっかりと掲載されています。
この冊子に掲載することができなかった母体の小さな高校のデータとかすべて、「デジタル増刊号」としてアクセス制限されたネット環境で掲載されてます。
ちなみに今回話題に上がったタイプ別換算総合点データはこのデジタル増刊号の中の資料ですね。通ってる塾の先生が見せてくれたのでしょう。
先程も書きましたが、この資料は愛知全県模試を受験していて、追跡調査に協力した塾に限り配付されている資料です。
全県模試を実施しているのにこの資料が無い塾は、追跡調査に協力していない塾ですね(^_^;)
もったいないですね。県内最強のデータ資料が手に入るのに・・・。
そろそろ中3生は過去問演習始まりますよね。全県模試を実施していて、追跡調査資料がある塾に通う皆さん。
塾長にお願いして受験校の当日点のデータを見せてもらってください。先程明和高校で示したようなデータがあなたの志望校でもあるはずです。(私立の当日点データはありません)
当塾では当日点データはもう少し後に生徒たちに公開していきます。しばらくお待ち下さいね。
メールで貰った質問から、全県模試の追跡調査資料について書いてみました。
今日はこのへんで。
それでは。
「友だち登録」でblog更新情報をLINEで通知します!
ツイッターでも情報発信中!良かったらこちらから!
2018年春入試のデータ順次入荷中!(尾張北部中心)
國立拓治
最新記事 by 國立拓治 (全て見る)
- 2024年12月発売予定「小学生向け英単語教材」は鋭意作成中! - 2024年9月28日
- 塾向けの高校入試セミナー2024に参加してきた! - 2024年9月26日
- 令和の虎・岩井良明を送る会レポ~皆さまごっつぁんでした!~ - 2024年9月22日