ブログ読者のお母様から相談メールを頂きました。ブログ掲載をしてブログ上でお返事することを許可いただいたので、ご紹介しますね。
また、全国の塾の先生にも相談に乗ってもらうことも許可いただいたので、相談乗っていただいた塾の先生方のブログ記事もご紹介を!(^o^)
多くの先生に書いてもらえました!必見!!
似た悩みを持つお母様がいらっしゃると信じて!
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はじめまして
いつもブログを楽しみにしています。
中学3年の長男を持つ母親です。
子育て、勉強、悩みに悩んでいます。
思い切って、先生にご相談させてください。
息子は○○塾(県内有名進学塾)に通っています。
でも成績は伸びていません。
定期テスト前は、私も一緒にスケジュール管理等して来ましたか、中3になってから自習室で勉強するようになり、本人のペースに任せるようになってから成績が落ちはじめました。
1学期の内申は4も落とし、崖っぷちです。
本人も流石にマズイと思ったようでしたし、二学期は必死に頑張ろうと話し合いました。
自習室には行きたいと言うので、やって来る事を確認して行かせ、帰ってから口頭で進捗状況を確認し、それに合わせて次にやる事を決めるという流れで9月はやって来ました。
来週月曜から中間テストがあります。
昨日、今まで「やった」「終わった」と報告を受けて来たワーク等がほとんど終わってないことが判明しました。
本人の弁は「やることが多い。」だそうです。
怒りより情けなさで一杯です。
私は、少しでも成績を上げて受験に臨んで欲しいので、この時期に本人に任せて放っておくことができません。
それが彼にとってプレッシャーなのはわからなくはないのですが、勉強は自分の事なのに甘い考えの息子が放っておけないのです。
これから定期テスト二回、受験まで、私はどう関わったら良いのでしょう。
子どものごまかし、嘘にはどう対応すればよいのでしょう。
先生のご経験からアドバイスいただけたら幸いです。
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こんなご相談ですね。お子さんが中3ですし、ちょっと差し迫ってますね。
せっかくですし、少しビシッと厳しめで伝えさせてください。お子さんの受験は迫りますし、オブラートにくるんで様子見る時間が無いのでご容赦を。
結論から言いますと、手段は2つ。一言でいうと、「補助を続けて高校で苦労をする」「補助を止めて受験で苦労をする」ですね。
いずれにせよ苦労をするのは決定です。
いい形で勉強が出来るようにとお母様がスケジュールから学習内容から補助をしてきて今日まで来たので、それによって成績が上がりました。
その代わりに、自分で考えてスケジュールを立ててこなしていくこと、勉強へ向かうモチベーションなんかが、今の成績に見合って高まっていない状況です。
今のお子さんの成績は、陸上の短距離走で言うところの「追い風参考記録」です。お母様の補助があって出せた成績であって、追い風が無ければ本来1学期のような結果なのかと。
この事実をまずしっかり正面から受け止めて、ここからどうするかを親子と通う塾と相談して検討する必要があると思います。
相談した結果、もしも子供が「急に補助無くなったから結果出せなくなった。変わらず受験までお母さんにサポートしてほしい」と言うならば補助を続けて高校で苦労してもらいましょう。
すると塾の自習室は中止です。進学塾ですから、おそらく本当に場所を貸しているだけ。気が抜けてようが何してようが、そこまで見れていない自習室でしょう。
1~2年のときのように、家庭でスケジュール管理して進捗や出来も実際に見つつ、受験を目指しましょう。
追い風参考記録の成績で入試を迎えますから、本来の力より高めの高校に入学することができるやもしれません。
高校に入ってから改めて、子ども自身が考えて勉強に取り組むように、お母様が手を離していきます。
高校で苦戦するでしょう。仕方有りません。どこかで苦労してもらうことは確定です。
もう一つの展開です。相談した結果、もしも子供が「自分で引き続きやってみるよ」と言うならば、本人に任せていきましょう。
ただ、成果が出せなかったなら自習室をどうするか、どうやって次巻き返していくかを塾とも相談しながら次の取り組みを決めさせるといいです。
拙い取り組みと弱い気持ちにモヤモヤするでしょうが、これはお母様が力強く支えてきたからこその副作用だと思って見守るべきです。
一番調子よく成績を取れていたときよりも、少し下がる高校に入っていくかもしれませんが、本来の力がそこだったと思い、そこから自ら上を目指して頑張ってもらえることを期待しましょう。
受験は苦戦するでしょう。仕方有りません。どこかで苦労してもらうことは確定です。
お通いの塾は課題が多く、生徒によっては消化不良を起こすことも多々あります。上手くフィットしなければなんなら逆効果になることも。
この時期の学習環境の変更はとても勇気いりますが、塾をどうするかまで視野に入れて本人と話すと良いです。
お母様は高校受験までの残り期間、全力で補助しきってしまうか、全力で手を離してしまうか。いずれかだと私は思います。
お母様が出していた手をどのタイミングでどんなスピードで引っ込めるかは本当に難しい問題です。親子の関係性にもよるので一概に言えませんし。
参考にしてもらって、お子さんとよく相談をして、次への取り組みを決めていってもらえたら幸いです。
我が子のことを思うがゆえ、つい強く手伝ってきてしまったお母様のお気持ちはよくわかります。断腸の想いで、次の手段を相談して実行してみてください。
頑張って応援してあげてください!
全国の塾の先生にもこの相談に答えていただいたよ!
★千葉県松戸市の伊東寿治先生@進学塾すずのきにもこの相談に乗っていただきました!(^o^)
★埼玉県に広がる川上大樹先生@教育学習塾グループにも書いていただけました!(^o^)
★群馬県高崎市の黒谷智治先生@咲ゼミにも書いていただきました!(^o^)
★神奈川県川崎市の池畠悠先生@みやうち塾にも書いていただきました!(^o^)
★大阪府高石市の河井昌宏先生@大学受験kawaiラボにも書いていただきました!(^o^)
今日はこのへんで。
それでは。
旭丘・一宮・向陽に続いて、明和高校の最新データ入りました↓
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國立拓治
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