塾がその生徒の最後の砦と思って指導したい!

多くの中学にとって定期テスト直前の週末。多くの生徒たちがテスト前の追い込みで勉強に来ています。

多くの生徒に来てもらってますから、中には「定期テスト勉強として最低この量を勉強していこう!」という塾の学習設定量をこなせない生徒たちもいます。

こなせない理由としては生徒様々ですが、能力面だったり、意欲面だったり、その両方だったり。

能力面と意欲面が絡み合ってることが多いですかね。結果として意欲が低くなってしまっている状態。

あまりにやれない生徒たちと対決をしていると、サジを投げたくなることも。

「やる気が無いなら辞めたらいい」

こう言って塾を辞めさせることは簡単ですが、その生徒の人生はこれからも続きます。その生徒の勉強も続きます。その生徒の保護者は成人するまでその子との対決が続きます。

LINE@でお母様たちと会話をすることが最近多くなって、お母様たちの大変さを身にしみて感じています。

我が子の将来を想って勉強に取り組んでほしい気持ち。そんな想いを汲み取れず遊びたいばかりの子、投げれないサジ・・・

そう思うと、私も簡単にサジを投げれないな。こんな風に最近は思うんですよね。

先日こんな本を読みました。

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
宮口 幸治
新潮社
売り上げランキング: 8

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。(本書内容紹介より)

なにか塾での指導の参考になるかなと読んでみたのですが、塾に来ることも無いでだろう、もっと過酷な状況の子どもたちの話が大半でした。

この本で学んだことは1つ。

「塾に通わせてもらえてる環境の子どもたちはそれだけで全然幸せだな」

ということです。

公教育だけでは学びきれず、塾でなんとかしたいと通ってくれる子たちは私たちの守備範囲です。

私たち塾が最終ラインと思って、私たち塾が最後の砦だと思って、やる気湿った生徒たちともギリギリまで対決していきたいなとここ最近強く思います。

テスト前は対決場面多く大変ですが、頑張ります!(´▽`)

今日はこのへんで。

それでは。

旭丘・一宮・向陽に続いて、明和高校の最新データ入りました↓

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。