学習計画表の書き方のキホンを伝えます!

「学習計画表の書き方がわからないんですけど教えてください」

入塾してきた中1生がそう言ってきました。親に聞いてくるように言われたそうです。んーそう来たか~。

中学で配付されるこれですね。最寄りの岩倉中学版で言うとこんなフォーマットです。IMG_7892

私、学習計画表に沿った勉強って勧めていないんですよね。難易度が高いので。

学習計画表の難易度が高い理由は2点。立てた予定通りに勉強が進まないから。そして、まめに毎日記入できる生徒が少ないから。

塾を開業して何度か学習計画や学習記録を書かせる取り組みはしてきましたが、ことごとく失敗しましたね。挙げた理由のせいで。

よって、自塾では学習内容とペースの大枠だけ指示をして、詳細は日々自分で考えて取り組むというスタイルにしました。学習計画表は未使用です。

そんな経緯があるので、この学校で提出を求められる計画表も各生徒に任せてありました。

が、今回この要望を受けて少し考えたんです。

学習計画のキホンぐらいは指導するツールあってもいいかもな。実際に立てて書いて使うというよりも、このキホンを頭の中に入れて取り組んだ方がやりやすくなるかも?

学習計画表は学習記録表として使ってもらえばいいか。いっちょ学習計画のモデルケースを作ってみようか!

・・

となったのです(^o^)

さっそく学校配付の計画表をイラストレーターで再現してみました。我ながら高い再現度(´▽`)IMG_7893

今回はテスト7日前とテスト初日の8日分記入できる表になってますね。350点を目指す生徒を想定して作っていきます。

まずこの表の勉強に入る前の前提として、「テスト7日前に学校のワーク(問題集)を習ったところまで終えておく」というのが前提です。

2週間前から取り組んだらどうでしょうか。無理なら3週間前から。7日前の学校のワーク完成ということができるタイミングでテスト勉強はスタートしてください。

さて記入していきましょうか。最初のキホンは・・・

理解系教科は先に仕上げて暗記系教科はテスト直前!

理解系の英語数学はテスト勉強をスタートして早めに仕上げていきましょう。理由は理解系は理解して頭に入れておけば記憶が抜けにくいからです。

逆に暗記系の理科社会は覚えることも多く記憶が抜けやすい面もあるので、テストに近い時期で繰り返し取り組むのがコツです。

それを踏まえて日々取り組む教科に色をつけてみました。

IMG_7894

ここで2つ目のキホンを。

1日の教科数は平日2科目、休日3科目が目安!

フラフラと浮気をしながら細かく教科を変える生徒もいますが、基本的には1日に取り組む教科は平日2教科ぐらいを目安に取り組むといいです。(1教科2時間で平日4時間ぐらい勉強することを想定してます)

じっくり腰を据えて、理解を深めることができるように。

休日は取り組む時間が長いので3教科とかでもいいんじゃないですか?長い時間やるならば4教科でも。

この2つのコツを踏まえて8日間に取り組む大枠を決めました。

IMG_7895

あとはここにやる内容を書きこんでいきます。書き込むコツは、

大まかな目安だけ書く!ページ数までは書かない!

ですね。詳細に決めていっても必ずズレていきます。突発的な宿題が入ったり、他の教科に手こずったり、逆に予想以上に進んだり。

日々の状況に併せて、日々内容は変えていくべきだと思うんですよね。よってこれは本当にモデルケースとして作ってみたものです。IMG_7896

基本は一通り取り組んだ学校ワークの2回目の演習に時間を割いていきます。1回目でミスをした問題をマルにしていくのが勉強の中心です。

学校ワークが仕上がったら他の問題集に取り組んでみたり、教科書の確認をしたり、理解を深めていく時間に使っていきます。

その他、出題すると言われているプリント、漢字や英単語なんかも入れていく感じですね。

やった内容を記録する学習記録として使うのがオススメ!

さて、しつこく書いてますが、この用紙は本当に学習計画表として8日前に完成させてから勉強に取り組むという使い方を勧めません。

オススメは「実際に取り組んだものを1日終わったあとに学習記録として使っていく」という使い方ですね。

勉強が得意な生徒たちに声をかけてみるとそう使ってる子が多いです。

まだテスト勉強の一連の流れがイメージ出来ない生徒は、「1枚コピーをして理想の勉強スケジュールを書いてみて、それを参考にしながらやはり実際に取り組んだものを学習記録として書き込んで使っていく」ですかね。

以上です。

テスト勉強の一連の流れ、イメージ湧きましたでしょうか?まるでイメージ沸かない中1生とかは、この基本の流れに沿ってやれるといいです。

これらは一例ですから参考にしてもらいながら、自分の目指す合計点数も考えながら試行錯誤重ねて、自分のテスト勉強を作っていってくださいね。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。