OFFです。余談を。
先日書きました能登半島地震で疎開している中3受験生への学習サポート、鹿児島県に疎開した子のサポートを始めていましたが……
多くの方々のおかげあり、無事にその生徒が入試までお世話になる塾が決まりました。
今回お願いをして引き受けていただいた塾は、鹿児島で8教場を展開されている進学塾MUGENさんです。
どこの塾にお願いをしようかと塾を検討しているときに、まずは同じ全国学習塾協会に加盟されている鹿児島の塾を見てみました。
で、加盟されていたのが進学塾MUGENでした。教室を調べてみると、疎開されたご家庭のすぐ近くに教室が。
フェイスブックで塾長の小牧先生を調べてみたら、私と共通の知人が155人も!これはお願いするしかないと、いきなりDMでお願いをしてみたという流れです。
「前向きに検討したいです」という小牧先生の言葉を受けて、「これでもうほぼ決まったんじゃないか?」なんて思っていたのですが……
私が想定出来ていなかったことが2つありました。
1つは疎開家庭の不安と遠慮です。
「その塾の方に詳しく話しを聞かせて欲しい」とそのご家庭の保護者の方がおっしゃったそうです。
どんな指導形態なのか、どう利用できるのか、オンライン対応はあるのか、などなど。
私は入試当日までの日数にしかピントが合っていなかったので、このリアクションを想定出来てませんでした。
受け入れて協力してくれる塾が見つかったから、すぐに入塾して一刻も早く利用して勉強して欲しいとばかり思っていて。
わかってないんですよね。その立場の人たちの気持ちを。
もう1つは受け入れてくれる塾の心意気です。
入試当日までの日数にしかピントが合っていない私は、いかに受け入れてくれる塾にプラスアルファーの手間をかけないようにしてからお願いできるかに注力してました。
石川の先生とも相談をして、指導の大枠を作ってからお願いをしたほうがいいだろうと。
費用面も負担かけずにやってもらえるようにした方が皆が協力してくれるはずと。
まぁ、これも浅はかな考えでした。
受け入れてくれることを決めた塾の先生の気持ちを想像出来ていません。
まずは指導に負担をおかけせぬようにと指導の大枠をご提案したのですが、是非自塾の一連の指導システムに沿って勉強をしていってほしいとおっしゃってですね。
塾生と切磋琢磨して交流できるようになったらいいななんておっしゃって。
費用に関しても「是非こちらで出させてください」とおっしゃるんです。
「これから他の塾にお願をするときのモデルとしたいという意図からそれてしまいますが、そうさせてほしい」と。
縁あって直接サポートをすることになった生徒に対して、費用も含めて面倒を見たいという塾長の心意気です。これをあまり想像出来てませんでした。
なんとかいい着地を出来たものの、人の気持ちが見えてなかった自分を反省しましたね。
寛大な措置で受け入れていただき入試まで指導をしていただくことになった進学塾MUGENの小牧先生に感謝です。
大きな自然災害があって、私も含めて関わる人たちの感情は大きく揺さぶられて。
そんな関わる人たち1人1人の想いを想像して、話し合って、皆にとってプラスになるようなサポートをしていかなきゃいかんなと、しみじみじみじみ感じさせられたサポート体験でした。
皆の力を合わせて疎開先の生徒を1人塾とのマッチングが成功しました。このサポートの終了となる石川県の公立高校入試は3月8日。
また残り日数にだけピントを合わせて行動をすると足元すくわれますが、他に塾の力を欲している被災受験生がいれば、急いで力になりたいです。
能登の熊野先生、金沢の中富先生、協議会の南会長、引き続きよろしくお願いします。
今回の取り組みの告知と支援金を受け付けてる口座はこちらです↓
石川県が募集した災害ボランティアに行ってきます
別件です。
今回の能登地震の情報を日々発信してくれている辰村先生@スタディハウスが、震災5日後に石川県のボランティアセンターの登録案内をシェアしてくれたことがありました。
まだどこも一般人のボランティアを募集しておらず、「交通網も弱いし邪魔になるから能登に来るな」なんて言われていた頃です。
「募金する以外何か出来ると良いのに」なんて思っていた頃だったので、シェアしてもらった案内に沿ってその日に思い切ってボランティア登録をしました。
「そもそも49歳がボランティア行って役立つかどうかわからないけど、体力を使ってのボランティアはこれから厳しくなってくるだろうから身体が動く今のうちに」
なんて思ったんですよね。
これまで東日本の時も熊本の時も、大きな災害時にボランティア参加できずにいて、この歳でボランティアデビューを目指します。
デビュー&引退ボランティアになるかもしれませんが、ひとまずやってみないとその判断も出来ませんからね。
一般参加の案内を待っていたら先週火曜に届きました。1日80名定員で7日間の募集が水曜正午からWEB募集されると。
石川のボランティア登録人数は1万人を超えていたと聞いてましたから、560人分の募集など速攻で埋まるだろうと思って12時ジャストに募集応募入力開始。
30秒で入力完了して送信。その後定員の残り人数が減る様子をリロードで見ていたら凄い速さで減っていって、開始から2分45秒後には締め切られてましたね。
さて、無事に入力を終えても、センターの方から参加決定メールが届かないと参加出来ません。
期待せずにメールを待っていました。「49歳は要らんかなぁ~」なんて思いながら(笑)
金曜に参加決定メールが届きました。本日ワークマンに行って災害ボランティアグッズ揃えてきました。
「あなた何しに来たの?」なんて言われて他の方々の足を引っ張ることが無いよう、頑張ってやってきます。
早朝に金沢駅集合なので、澤木先生に教室を任せて前日入りで行ってきます。
せっかくの機会なので、ボランティア前日に熊野先生たちと今後の学習サポート打ち合わせ兼ねてお会いしたり、多くの被災中高生を受け入れている辰村先生の陣中見舞いに行けたらと思ってます。
今日はこのへんで。
それでは。
石川県のボランティアの登録はこちらから↓募集情報も送ってくれますよ。
【能登地域でのボランティアが始まります】
災害ボランティアには、たくさんの登録をいただきありがとうございます。
本日から、七尾市、志賀町、穴水町での活動が開始しました。
出発にあたり、県内外から集まった75名の参加者を、馳知事が激励しました。… pic.twitter.com/58iVYtkWLq— 石川県「もっといしかわ」 (@motto_ishikawa) January 27, 2024
國立拓治
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