愛知県公立入試の数学計算問題を全問正解にする方法1~現状を確認!~

春先に塾外生の学習相談でいらっしゃったご家庭からメールが届いてました。

「遅くなりましたが第3回愛知全県模試の結果です」とのことで帳票の写真が添付されてました。

「数学がとにかく悪くて」と書いてあったので帳票を見ると確かに数学が凹んでます。どのへんで落としたのかと誤答の場所を確認すると・・・

大問1で4問も落としてます!大問1とは計算の部分です!!(゚д゚)!これはいけませんね。どれだけ後半の応用が取れてても、基礎の計算のぐらつきがあるというのは、安定して数学の点数を出せないことを意味しています。

計算への取り組みを少し聞くと、その結果も納得のマズイ取り組みでした。

せっかくの機会なのでここで計算問題をどのように取り組んでできるようにしていくかについて、私の取り組みをご紹介しますね。

メールをくれたご家庭に、計算をポロポロ落とす全ての受験生に!

題して「愛知公立高校入試の計算問題を全問正解にしよう!~ケアレスミスを殲滅せよ!~」です。早速行きます!

過去問を使って練習しよう!

まずは過去問を手に入れましょう。英俊社のものが一番おススメです。市販の過去問の中では使い勝手ピカ1です。

この過去問に10回分の過去問が掲載されています。これを計算問題がある大問1だけを順に解いていきます。

新しい方からでも古い方からでもどちらでもいいです。例年基本の計算のレベルは大差ありません。

どうせ計算問題は忘れてしまいます。今後の演習時のことを気にせずどんどんやらせましょう。

この愛知県公立高校入試で出題される計算問題のレベルのものが早く正確に解ければいいわけです。

愛知の公立入試の計算問題は20年間難易度の変動はありません。これが安定的にできるようになればいいわけです。

タイムと正答数を記録しよう!

キッチンタイマーを使って大問1を解き終えるまでの時間を計りましょう。最初は一通り見直しを必ずして、見直しタイムを別で計っておきましょう。

例えば今春の過去問Aを解いたなら、「11分+見直し3分 9問中6問正解」と大きく書いておくのです。

なんなら過去問に端にシャーペンで記入しておいてもいいですね。しっかりデータをとっておくのです。

さて、スタートラインに立ちました。ここから早く正確に取り組み全問正解することを目指していきます。

スタートラインは「11分+見直し3分 9問中6問正解」でしたよね。

これを最終的に「7分+見直し0分 9問中9問正解」といった感じになるのを目指していくわけです。

さて、どうやってここに近づけましょうか。掘り下げて見ていきますよ。

「正確に」してから「早く」解く!

計算問題は「早く」そして「正確に」解くことが目標です。どちらを優先して取り組んでいくべきかと言うと・・・

以前記事にも書きました。

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saitan

中学生のどの学年も数学の指導は計算単元です。計算はその後の単元の基礎となる部分ですから、ここでしっかりと計算する力をつける必要があ...

「正確に」が先です。正確にキチッと解ける計算技術を身につけてからスピードを求めていくのです。

スタートライン「11分+見直し3分 9問中6問正解」だったものを、「13分+見直し5分 9問中9問」という感じに時間が余分にかかっても全問正解になる状態を目指します。

最初ですから時間は余分にかかってイイです。じっくり見直ししていいです。まずは正確に解けるようにです。

さあ、現状確認しましたね。これから出来るようになるための方向性も確認しましたね。

では実際にここから練習をしていきますよ。正しいフォーム(正しい計算方法)で計算をしていかなくては、スムーズにできるようになっていきません。

明日はもう少し掘り下げて書いてみましょう。

途中式はどう書くのか?見直しはどうやるのか?ミスの原因をどう探るのか?

こんなところを書いていきますね。

さ、入試の計算問題ボコボコのあなた。まずは過去問で大問1を1回タイマーで測って計測しておいてくださいね。

明日に続きます!

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。