わたくしごとではありますが、M1グランプリが好きです。
吉本興業が主催する漫才コンクールですね。初回は見ていないのですが、2回目からずっと見ていますね。
M1グランプリってトップバッターが不利だと言われます。そりゃそうですよね。
とても面白かったとしても審査員は高得点をつけにくいです。
「後からもっと面白い漫才がたくさん出てきたらどうしよう。点差をつけれない。もしもそうなったらポンコツ審査員になってしまうじゃないか」
という心理が働きますよね。まだ後ろに9組控えているわけですから。
実際にトップバッターでの優勝は第1回の中川家だけ。
第1回大会は一般観客の300名の点も審査に加えられていて吉本ファンが多く大阪贔屓になってしまい、他事務所で東京芸人であるおぎやはぎの点が低くつけられたりと、システムの穴が指摘されていた大会です(無駄に詳しい)
その中で吉本の大阪芸人である中川家が優勝したというのは、その不利を覆しやすい状況が揃っていたとも考えられます。
トップバッターは他の漫才師の結果が出ていない中での採点なので、大きく喜んだり、大きく悲しんだりすることなく、ここからの流れを様子見するという感じですね。
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お前は何を言っているんだという話なのですが、中1の最初の定期テストの結果について話をしたいのです。
中1の最初の定期テストの結果というのはM1トップバッターの点数と感覚は近いのではないかと思うのです。
「審査員が高い得点をつけにくい」という部分ではなくて、「この点数が高いのか低いのか、妥当なのかどうなのか、判断がつかない」という部分です。
広い範囲で受ける初めてのテストが中1最初の定期テストです。
初めて全校生徒の中での自分の位置がわかります。その位置が妥当なものなのか、良いものか悪いものか、判断する根拠は何もありません。
「せめて平均点とれたら」とか「80点はいつもとれないと」なんていう親の経験や願望を元にした成績ラインは根拠ではありません。
M1トップバッターの点数といっしょです。
だから保護者はこの最初定期テストの結果に対して、大きく喜んだり大きく叱ったりするのは控えた方が良いと思います。
1回目のテストは基準となるものです。保護者はスタートラインが定まったぐらいに大きく構えて対応してあげてほしいです。
ひとまず1回目の定期テストの結果を子供と一緒に振り返り、良かったところをほめて、改善すべきところをどう改善するかを考え、次回こうやって頑張っていこうと相談してあげてください。
学年が上がっていけば定期テストの結果が重なってきます。いつもは50~70位ぐらいの順位をとっていた子が今回のテストで100位をとってしまったとしましょう。
取り組みが明らかに緩んでいたならば爆発的に叱っていいでしょう。根拠の塊です。気の緩みが取り組みと結果で揃って出てますから。
中1の最初の定期テストで100位をとってきたとしましょう。繰り返しますがその時に保護者自身の願望に照らして爆発的に叱るのは間違いです。根拠が無いからです。
実は勉強が苦手で本来150位ぐらいの力の子で、頑張りまくって100位をなんとか取ったという展開であったら子供が可哀そうすぎます。
くどくどと書きましたね(;・∀・)
まとめますと、中1の最初の定期テストに対して保護者は、基準が定まっただけだと思ってどんな結果であっても良いところを褒め、改善すべき点を一緒に振り返り、次への取り組みを相談してあげてください。
このテスト結果へのスタンスは基本的に毎回ではありますが、初回は特に「最高の結果だ」とか「全然ダメだ」とか決めつけることなきよう、応援してあげてください。
中1最初の定期テストについての保護者の対応をM1絡めてお送りしました。
ちなみにマイベストM1漫才は2003年の笑い飯「奈良県立歴史民俗博物館」です(´▽`)エエツチー
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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