「教科書まとめ」が学校の宿題になってしまったときの対処!

久々に匿名メッセージサービス「マシュマロ」に届いた質問にお答えしますね。

昨日届いたのがこちら↓

そうなんですよ、お母様。

これは本当に頭が痛いんですよね。

うちの塾でも同じ状況ありますよ。

西春中の3年は社会の授業でノートまとめが必修になっている様子。布袋中の3年もですね。

西春中の3年生たちは私が教科書まとめを勧めていないことを知っていて、先日社会のまとめを取り組んでいるところに近づいたら、

「これが宿題で、これをやらないきゃいけないんです」

と、悲痛な面持ちで教えてくれました(´▽`)

私は断然教科書まとめはおススメしていません。

教科書まとめをおススメしない理由はいくつかありますが、大きく2点です。

1点目「とにかく時間がかかるから」

ですね。

教科書は重要なものがまとまった本です。専門家が何人も協力してコンパクトに作られています。

これを、再度まとめ直すと?もうまとまってませんか?そのまま写経のように書き写すのが関の山です。

大半の生徒はその写経中に脳は動いてません。ただの作業になってます。

この課題を出した先生は良質なインプットの時間になることを期待しているんですが、ふたを開ければ圧倒的な無駄な時間となってしまっています。

2点目「成果を出せる生徒は1割ほどしかいないから」

教科書まとめが出来て、それを勉強のプラスに出来る生徒は、一握りの優秀な生徒だけです。

そんな生徒たちは、まず文字から情報をキャッチできて理解が出来ています。

重要なところを抽出し、脳内で再構成をして、紙面にまとめて書き出す。これが出来る生徒はその時点で優秀確定です。

教科書まとめ勉強で成果を出せるのは肌感覚で40人クラスで上位1割ほど。内申5の子が成果を出せるかと。

内申4の子はギリギリで、他の勉強法の方が良い場合も多く。

内申3以下の子にいたっては大半の場合で時間の浪費にしかなりません。

なぜなら、内申3以下の中下位層は文字から情報をキャッチすることがあまり出来ません。わからない語句などに邪魔されて、書いてある内容にモヤがかかっていますからね。

書いてある内容にモヤがかかっていて、その単元の全体像は把握出来ませんから、要点を抜き出してまとめるなんて作業が出来るわけ無いのです。

学校の先生たちというのは、先生になるぐらいですから、学生時代は勉強が得意だった方も多いでしょう。

例えば愛知教育大学に行くためには上位1割~2割にいなくては難しいですし。

すると、まとめ勉強で成果を出してきた先生も多くいるわけです。そして、そんな先生がまとめ勉強を義務付けてくるんですよね(^^;

教科書まとめを人に勧める人というのは、勉強が得意で優秀だった人に限られます。「私はこの方法で成果を出したから皆もやろうよ」と。

「優秀だから成果が出た」ということ、「中下位層には再現が難しい」こと。このへんを理解されていないのでしょう。

「東大の主席もまとめ勉強をしていた!」とか鬼の首をとったように書くブログを見つけましたが、なんてことない、「東大の主席だから出来た」ということですよね。

(偉そうに書き並べる私ですが、新卒1年目で受け持った一斉授業の中3社会のクラスで、任意の時代を選んで紙にまとめてくる宿題を夏に出しました。

まとめることで理解が深まると信じてました。誰もが出来るものだとも思っていました。どうもそうではないらしいとすぐに気が付きはしましたが・・・。なにより私は学生時代にまとめ勉強で成果を出した優秀な生徒では無かったのがタチ悪い(^^;)

さて、いろいろ書きましたが、お母様の悩みの何も解決になってませんね(+_+)

本当はこの神奈川の高校のように、学年全体で働きかけて、その課題方法自体を撤回まで持っていくなんてこと目指してみたいですけど・・・

これは上位校だから出来たすごい動きであって、そうそう再現出来ませんよね。

さて、教科書まとめの宿題に対する対策ですが、私もお母様と一緒で、最初に思いついたのは、よりまとまった教材の要点部分を書き写すという作戦です。(もう実践されていますね)

で、もう一つ思いつくのは、大切なところをカッコをつけオレンジペンで書いて、後で赤シートを被せて問題演習が出来るスタイルにするという作戦。(自学ノートの場合)

これで紙面の半分までまとめて、残り半分を勝手に演習コーナーを作って問題演習にしてしまうのです。

これぐらいでしょうか。もしも「勝手に演習をするな」なんて先生が言って来たら、諦めるか抗議するかしてください。

西春中3年生みたいに、その教科で明確に要点をまとめることが指示で出てしまっているときは、抵抗を諦めてまとめ勉強で成果を出すことに注力しましょうか。

車で移動をするときに赤信号にひっかかることが多い日のように、「ままあることだ」と割り切って、その中でやれることを。

その中でやれることを具体的に例をあげると、まとめた部分の問題演習をその後すぐに教材で取り組むことにして、まとめを本気でインプットする機会とするとか。

分からない語句を調べて書き出すコーナーも紙面に勝手に作ると良いですよね。書いてある語句がわからないと、理解なんて出来ませんから。

ちなみに、自学ノートの場合は特に内容の指示が無ければ、問題演習で埋めるのが良いでしょう↓

中1中2の学年末テスト前日、各中学からの宿題は「自学ノート見開き1ページ」というところが多いようです。自学ノートというのは全国的な...

なんだかいろいろ書き散らかしましたね。目が覚めるような妙案無くてスイマセン(^^)

さすがに家事代行とかと違ってお金を払ってアウトソーシングってわけにもいかないので、先ほどの赤信号だと思って、粛々と取り組んでいきましょう。

マシュマロに届いた質問を元にいろいろ書いてみました。

参考になる部分あるといいです。

今日はこのへんで。

それでは。

また質問あればお送りください。

定期テストを頑張りたい全ての中学生へ!2022年4月14日発売の新刊!↓

全ての中学生へ!おかげさまで1万8千部突破!9刷重版出来中!↓

高校入試を検討し始めたらこちら!2刷重版出来中!↓

勉強のキホンを小学生高学年へ向けて書いてます!3刷重版出来中!↓

兵庫県伊丹市に伊丹校を開校しました!こちら!

初めてこのブログにお越しいただいた方はこちら!

愛知県公立高校の高校別入試情報をBASEで販売中!こちら!

塾の先生向けに教室掲示物等もBASEで販売中!こちら!

YouTubeはこちら!更新通知になるツイッターはこちら!

「友だち登録」でblog更新情報をLINEで通知します!

友だち追加

The following two tabs change content below.

國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを毎日更新。2018年3月に月間50万PVを達成。拙著「くにたて式中学勉強法」は発行部数2万1千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。インドとビールと鮮魚も好き。詳しいプロフィールはこちら。
スポンサーリンク

フォローする