愛知県教育委員会から、来春からスタートの入試改革情報が降りてきました。
降りてきた資料はこちら↓
令和5年度愛知県公立高等学校入学者選抜(全日制課程) 一般選抜における各高等学校の面接実施の有無及び校内順位 の決定方式について
令和5年度愛知県公立高等学校入学者選抜(全日制課程) において「特色選抜」を実施する高等学校・学科及び入学検 査の内容について
さて、これを元にわかったこと、気になること、見ていきましょう。
前回は面接の有無について書きましたね。
今回は校内順位の決定方法について見ていきます。予想についてはこんな風に書きました↓
ここで書いたことはほぼ当たってましたね。
校内順位の分け方はこの通り。
新たに2つ加わったところまでわかっていましたが、ついに各校の方法が決定。こちらです↓
で、これの集計がこちら↓
さて、この集計図からお伝えしたいのは、
普通科の上位校35%ほどが当日点2倍のⅤ型に。
普通科の続く中上位校35%ほどが当日点1.5倍のⅢ型に。
専門・総合学科の約40%が内申点1.5倍か2倍のⅡ型Ⅳ型に。
という状況ですね。大まかにまとめると
普通科は当日点重視、専門・総合学科は内申点重視
という傾向に変わりはありません。
偏差値60以上の上位校の様子をもう少し伝わりよく、別のランク表を利用して表現してみました。こちら↓
千種と春日井のみ当日点1.5倍のⅢ型ですが、その他は全て当日点2倍のⅤ型ですね。
予想の通り。
我が道を行く空気を読まない感じが、欧米の大学にどんどん進学させる千種高校たるゆえんです(´▽`)
春日井は次年度当日点2倍に変えてそう。「なにぃ~?言ってよ~」なんて言いながら(笑)
偏差値60以上の高校は当日点2倍型になったと思っておいていいでしょう。
尾張北部で言うと、一宮南・小牧南までが当日点2倍型ですね。丹羽・尾北から1.5倍型です。
名古屋西部で言うと熱田が2倍型で名西・中村は1.5倍型でした。
さて、ごちゃごちゃお伝えしてきましたが、一番大事な事実を。
これらは実際には受験者数の1割にも満たない当落線上の生徒の合否を決めるときにだけ関わる決定方法である!!
各校の受験者の9割を超える生徒たちは、この5種類の決定方法であっても、結局は素の状態で計算したときと変わらず順当に合否が決定されていきます。
※ 素の状態というのは、「 内申点45点×2 + 当日点22点×5 」ですね。
で、1割弱の当落線上にいる生徒たちだけが初めて決定方法が関わってくるということを踏まえておくと良いです。
このへんの詳しくは西川先生@学習塾カレッジのこの記事がわかりやすい!↓
普通科上位校では当落線上の生徒は当日点で逆転がしやすくなったということですね。
大きな内申点のリードで実力を大きく超えた高校を挑戦しようとしている生徒は、来春からは少し慎重に選んだ方が良いかもしれません。
以上です。
これを気にするのは当落線上にいるときだけ。模試で合格可能性50%とか当落線上を感じさせる場合に意識をしてください。
毎回80%を超える場合は気にしなくていいかと。
参考にしてください。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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