10年以上前、神田昌典という方が書いた「非常識な成功法則」という本を読みました。いわゆる自己啓発本と言われるジャンルの本で、当時のベストセラーでしたね。
経営コンサルタントとして成功を収めた神田さんが、「本当の心豊かなお金持ちになるためには」「お金」と「豊かな心」をどちらを優先して手に入れたらいいだろうか?なんてことを書いてましたね。
ネット上にあった画像をお借りすると本書にはこんな図が書いてありました。1の凡人が4の本当の豊かな金持ちを目指すわけです。
神田さんは、「1から4に斜めに目指すのが近いように見えるけど、実際はそんなに上手くいかず最短ルートでは無い」
「実は先にお金を得てからその後に豊かな心を磨くというルートが最短なんだ」とおっしゃっていました。
実際に1から4に移動した神田さんが自分の体験も踏まえておっしゃっている最短ルートです。説得力がありますよね。
私自身は10年経っても4へ移動できていないのでその感覚は正直わかりません(苦笑)
しかし神田さんは実体験と多くの人を見ておっしゃっているのでおそらくそうなのでしょう。回り道に見えるけど最短ルートということですね。
わかりやすい図解で説明してあるブログ記事はこちら↓
志望校に合格する内申と実力を最短で得るには?
さて、塾のブログで何を語っているんだという話ですが、ここに繋がります。
高校入試を目指す新中3生は1年間で志望校に合格する「内申点」と「当日点をとる実力」を身につける必要があります。(内申とは通知票の評価の合計です)
両方必要なんですけどね。さて、どちらを優先して身につけたらいいでしょうか?
学習指導歴20年になる私から、ずっと愛知県の公立高校入試を見続けてきた私から、この質問にお答えしますね。
まず「内申」、その後「実力」
です。
ちょっとずつ両方得ていくのが最短で良いように思うかもしれませんが、これは間違いです。中学生はそんなに時間無いですしそんなに上手くは行きません。
内申が揃わないことには勝負が始まりませんので、まずは内申を得るべく学校で習ったことを本気で取り組み続けることが一番大事です。
急にはりきって本屋で「3年間のまとめ」なんて買ってきてやり始めてはいけません。
そんなことしなくても3年間のまとめの教材は学校からエグいの配付されてます。ただでさえ消化不良なのに、胃痛胸焼けおこします(笑)
学校で配付されている教材の学校で指示された場所をしゃぶりつくすように本気でやりましょう。
この取り組みが定期テスト対策になり、内申対策になり、巡り巡って受験勉強になるのです。
愛知の受験生はまず全力で1学期の内申を手に入れろ!
そんなわけで新中3生の皆さん、まずは内申を手に入れましょう。具体的にいうと定期テストの点数を取ることに全力を尽くしましょう。
もし春休み中の今、溢れるやる気があるならばそのまま学校の宿題にぶつけてください。
春休み課題は2~3日で終わらせてください。春休み課題が終わったならば・・・
学校でもらった3年間のまとめ教材を進めたらどうですか?
春休み課題テストがあるならば再度春休み課題を取り組んだらどうですか?
春休みから受験の勝負はもう始まってますからね。
見事に1学期で目指す志望校の合格者平均内申に近づくことができたならば、夏休みからようやく「当日点を取る実力」をつける勉強に取り組めばいいでしょう。
部活を終えてできた時間をそういった当日点を取る勉強に充てればいいですよね。
いいですか、大切なことなんでもう一度伝えておきますね。
まとめ
●志望校合格のためには「内申」を上げてから「当日点をとる実力」をつけるのが最短ルート!
●3年の1学期は内申を上げるべく定期テストの点数を上げる事に全力を尽くす!
保護者の皆様、溢れるやる気をこじらせて変なことを始めぬよう見ていてあげてください。
生徒のみんな、よ~く覚えておいでね。1学期の定期テスト全力で過去最高順位狙いに行くよ!
今日お伝えしたかったことをボンヤリ考えていたら、神田さんの昔の著書に書いてあった図が思い出されたのでパクってお伝えしてみました♪
今日はこのへんで。
それでは。
國立拓治
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