20秒で答えられる私の高校入試知識は20年かけて得たもの!

入試が近づいてきてブログのメールアドレスとかLINE@に入試の相談メールが届きます。

見ず知らずの方が藁をすがるようにメールをくれるのでしょう。

塾に電話があることもあります。「ブログ見たんですけど~」なんて喋り出しでいきなり入試相談です(;・∀・)

ブログを見てくれているからこそで、ありがたいことなんですけどね。

こういった相談が本当に多くなりました。ド丁寧なものからド失礼なものまで(^^;)

この手のメールや電話は日時を選びませんから仕事してる時間外だったり、自塾の生徒の指導をしているときだったり様々です。

相談が少なかった頃はお答えすることもありましたが、ここ最近は本当に多く、お答えできないこと増えてます。

先日もこんなメールがどこかの中3生本人から届きました。

「内申22で岩倉総合って入れますか~?」

むむむ、答えようと思えば20秒で返信できる内容。しかし、こんな気軽に聞いてくる子に対応すべきか?

漫画カイジの利根川の名セリフが頭をよぎります。

「質問すれば答えが返ってくるのが当たり前か?
なぜそんなふうに考える、バカがっ!
とんでもない誤解だ!
大人は質問に答えたりしない。それが基本だ。」

この子にカイジの1巻を読ませたいですね(´▽`)

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「先生」と名の付く職に就いている人ならば、質問を投げれば知らぬ相手でも返ってくると思ってそうですから。

でもこの子・・・ここで情報を得なかったら22で岩倉総合アタックするのか?そりゃいくらなんでも無理だろ?

無理って答えてあげるかな・・いやまてよ、自塾の生徒で送り出したことが無いだけであって内申22で岩総突破している生徒いたらまずいな。

ちょっとデータ調べてみるか・・・(3分後)やはり22で岩倉総合はナイな。返事しとこうか。

「内申22ではさすがにキツイです。古知野や犬山南などに下げての受験を勧めます。犬山ですらチャレンジ校のレベルです」

「データを確認しましたが、内申22で岩倉総合は昨年合格実績ありません。昨年のデータ上の最低内申は24でした。これで送るメールは最後です。頑張ってください」

ふぅ。思わず答えてしまいました。『今回は答えたけどこれで最後ね』という思いも込めて。すると少しして・・・

「ありがとうございます!稲沢にも杏和高校という総合学科があるんですけれどそこも厳しいですか??」

再度利根川のセリフが頭に浮かびました。

質問すれば答えが返ってくるのが当たり前か?

私が2度に分けてメールを送ったので、私の「これで送るメールは最後です」の意味を、「返事は以上です」という意味でとったのかもしれません。

しかし意味を取り違えたとしてもこの展開は・・・

私の入試知識は20年の指導の賜物

好きなエピソードがあります。ネットで見つけて読んだのもので、元ネタ探せませんでしたが、こんな話でした↓

ある会社で使っているとても大きな機械が故障をしました。その機械の修理ができる業者を呼んで修理をしてもらったそうです。

修理の様子を見ていると、大きな機械の中からある1つの部品をパッと交換して修理は終了。交換作業自体はものの5秒程度でした。

その修理に対する請求書には30万円とか書かれていてとても高額だったとか。修理屋に会社の人がクレームをつけます。

「たった5秒程度の交換作業に30万円とか高額過ぎないか?」

修理屋は涼しい顔で請求書に文字を書き加えます。

この大きな機械のことを知り尽すためにかかった30年の研究経費込み

詳細は多少違ってると思いますが、こんな流れのお話でしたね。

専門の知識を活かして指導をする塾の先生も同じことが言えると思います。

ぱっと20秒で答えることができる私の入試知識は、その知識と見解を得るために20年かかってます。

より多くの人の力になれたらとは常々思っているのですが、対価をいただいていない方へ時間を割いて情報をお伝えするのは、対価をいただいて自塾に来てもらってる家庭に失礼だろうと。

チョイ質問に対応するシステムを準備したい

こういうフラッと質問をしてくる方々にもなんか上手くやれるといいなと思います。端的に言うと対価をいただく手段をです。

「ちょっとだけ質問したい!」なんてニーズは今日までの状況を見る限りあるはず。それに対してちょっとだけ答えるシステムを整えておけばイイかなと。

投げ銭を贈り合う「Osushi」みたいなサイトが定着したら、「お寿司を送ってくれたら質問にお答えします!」なんて出来て楽しそうだなとは思うんです。

ただこのサイト、リリース直後に不具合爆発で現在休止中ですけどね(^^)

そういえばこんなサイトもありましたね。

これ面白そうですね~。登録してみようかな。

利便性から考えるとLINE@から受け付けるのも捨てがたいですよね。ちょっと検討してみます。

話の内容フラフラしながら書いてきましたが、塾外の方からの入試への質問は基本お答えしません。

頼ってくれるお気持ちは嬉しいですが、私の時間は有限です。限られた時間を無償であなただけのために使うのは良く無いことだなと。

限られた時間をより多くの方のために使いたいのです。あなただけのために使うならそれに見合う対価をいただきたいのです。

「ちょい質問」に対応できるように考えてみますが、今春の入試に間に合う保証などありません。

どうかお通いの中学の担任なり進路指導主任の先生を捕まえて同じ質問してください。岩中でしたら進路指導主任は美術のA先生ですね(^^)

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。