ずっと疑問に思ってました。
「予習復習」なんて言葉が存在するけど、中学生で学校の授業の予習を自主的にやってる子っているのかなぁ?・・・なんて。
数年前から気になっていて、勉強が得意な子が塾に来るとたまに聞いてました。
「なぁ、学校の授業の予習ってすることある?宿題じゃ無いやつね」
学年1ケタの順位を取るような生徒であっても予習はしないって言うんです。何人か聞いてみてもそうです。
「いや、でも彼ら彼女らは最終的に塾に来ると言う解決策を手にしてるからしてないだけかもな」
と、来てくれている講師たちにも聞いたことありますが、やっぱり結果は同じ。予習をしていないんです。
中学生が予習をしない理由、私なりに考えてみたのですが・・・
・勉強が苦手な子と普通な子たちは学校の宿題をこなすのに精いっぱいでプラスアルファまでやれない。
・塾に通っている子は塾の授業が予習だったから自主的に予習する必要がない。
・勉強が得意な子は学校の授業とその後の復習で充分理解が出来たからやらない。
・授業に必要な予習は宿題として課されていたからやらない。
こんな感じかなと。勉強が得意な子も苦手な子も、それぞれ状況にフィットした自主的に予習をしない理由があって、中学生は自主的に授業の予習をしないのかなと。
中学生は忙しいですからね、多くの地域で部活強制ですし。学習内容も高校と比べて比較的簡単なので、予習の重要度が低いのでしょう。
せっかくなんで多くの人たちに聞いてみることに。フェイスブックでお友達になっていただいているのは塾の先生が大半を占めます。
皆さんどうだったかなぁ?
おおお!気軽なアンケートにどんどん答えてくれています。100人近い方が中学時代に予習をしていなかったと。
そうか。そうだよな。
そんな中、予習をしてたよって方にも書き込みをいただきました。
中2で英語に開眼して予習しまくったという茶谷先生。4月中に教科書を全ページ読み終えてた犬童先生。数学と国語はチラチラと予習していたという植田先生。
こちら3名は学校の授業の理解を深めるためではなく、単純に知的好奇心によって取り組んでいたということが判明しております(´▽`)知的好奇心系と勝手に名付けましたw
あとは単科ですが、英語は辞書で英単語を引いていたという池谷先生。こちらは正式な予習系でしょうか。
一番予習らしい予習をしていたのが私の古い友人笹井さん。笹井さん曰く、
「教科書で次の日に習う教科を全部やってました。教材はなく教科書のみ。うちはそもそも授業をきちんと聞けば100点が取れて当然だと教育されていました」
「そんなわけないので、事前に予習というカンニングをしておき、授業を聞き、どうにかその日のうちに理解できるように頑張るという意味でやってました」
家庭の教育のクセがすごい!( ゚Д゚)スゴスギル
笹井さんの家庭では「塾に通いたい」など言えるわけもなく、学校の授業毎回が真剣勝負。その1回の授業で理解をしきるために、予習というカンニングをしていたと。
んー、色々真似できない(*_*)特殊な事情系とさせてもらいましょうか(´▽`)
「授業の理解度を高めるために自主的に予習に取り組む」という中学生は、英単語を調べていた池谷さんと、特殊な事情系の笹井さんの例が出てきただけでした。
さて、これらを総じて言えるのは・・・
中学生、学校の授業の予習はほぼしてない!
100人に1人いるかいないか!確率にして1%!
ですね。
(追記 予習していたぞという先生の書き込みが増えてきました。1%は言い過ぎか。3%~5%といったところですかね!)
そりゃあ予習は自主的にした方が良い。これに異論はない。しかし実際は中学の勉強は「学校の授業+復習」もしくは「塾で予習+学校の授業+復習」でこなされているようですね。
え、自主的に予習してくれるの?してくれるなら英語や国語のような語学系がおススメね。語句、英単語調べ。そして本文音読。
本文音読は塾でも指導に取り入れにくいから特におススメ。こんなこと出来たら理解深まり素敵です。もしも1%になってくれるなら是非!
ちなみに、「予習どころか復習もしなかったせいでうんこみたいな学力でしたがな」と岡崎のN川先生とか、
「中学時代は『学校は遊ぶところ、塾は勉強するところ』でしたので、学校では一切勉強しておりません」と大阪のK田先生とかが笑かしてきたことを添えておきます♪
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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