昔、名古屋の大須で開催されていた「ホリエモン祭」というイベントに参加したことがありました。
ホリエモンとはライブドアの元社長で、ストレートな物言いが人気の実業家ですよね。
その祭の中で今も覚えている一場面があります。
ホリエモンがこの祭の中で「子供にはスマホを与えておけばいいんです。勝手に自分で調べて賢くなっていきます」みたいなことを言っていてですね、
それに対して参加者が質問をしている場面があったのです。
「うちの子、ずっとyoutube見てるんですけど大丈夫でしょうか?」
ホリエモンがどんな返答をしたのか覚えていませんが、私はこれはホリエモンが正しいとは思えないなぁと疑う気持ち混ぜながらこの会話を聞いていたことだけを覚えています。
一部の人にしか成果の出せない取り組みってあります。勉強法で言うと「ノートに要点をまとめる」なんていう勉強法がそれにあたりますね。
「しっかり出来れば成果は出るがそれができる人は一握り」なんですよね。もともと優秀な人がこの勉強法を勧めたりします。
優秀な人は呼吸をするぐらい簡単にノートまとめが出来たので、まさか世の多くの人たちがノートまとめが出来ないとわからないのでしょう。
同じことがホリエモンにも。「子供たちというのは好奇心の塊で、向上心があり、興味あることをどんどん自分で調べて賢くなっていくもの」と思っていたのかと。
よって、スマホがあれば何でも調べられるから「子供の教育にはスマホを渡しておくだけでいい」となったのだろうと。
しかし実際はそうではなく。さっきのノートまとめと一緒の展開が待ってます。
昨日もご紹介したスマホ脳にこんな風に書いてありました。
スマホを学校で禁止をしたら成績が上がったという例が書いてあるところにこのように↓
一部の生徒、特に成績上位の生徒は、スマホが益になることもあるかもしれない。少なくとも、それほど悪影響は受けないだろう。だがそれ以外の生徒にとってはスマホは害にしかならない。これは、人によって受ける影響には差があるという先ほどの研究結果と一致する。
ここを読んだときに私は参加したホリエモン祭を思い出したのです(^^)
ホリエモンは一部の成績上位の子をイメージして話をしていて、youtubeばかりを見ている子を持つ親はそれ以外の生徒の話をしていたということかもしれません。
「子供にはスマホを与えておけばいい」なんていうホリエモンが言う教育方法がハマって、目覚ましい成果が出るのは100人いて1人いるかいないか(←私の肌感覚)
「ノートに要点をまとめる」なんていうテスト勉強法がハマって、目覚ましい成果が出るのは20人いて1人いるかいないか。
優秀な人が簡単にやることを普通の人も簡単に出来ると思わぬよう気を付けたほうがいいなぁ。
スマホ脳を読んで、ホリエモン祭を思い出し、私はこんな風に思いました。
皆さんはどう思われますか?
昨日に続きますが「スマホ脳」お勧めしておきますね。
表紙にある「スティーブ・ジョブズはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?」が良い煽りです(´▽`)
興味あれば読んでみてください。
(追記)最初に貼ったリンクでまさにその話題について書いてた!↓
今日はこのへんで。
それでは。
おかげさまで発売3か月弱で3刷重版出来!↓
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國立拓治
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