三度の飯より飯が好き。あけましておめでとうございます。塾長國立です。
正月ですし遠慮なしに余談を書いていきたいと思います。
前回スパイスカレー作りデビューを果たし調子に乗った私は、加えるスパイスを追加して再度作ってみることにしました。
自己満足が甚だしいのでスパイスカレーシリーズはこれで最後にしましょうかね。宜しければお付き合いを(´▽`)
スパイスをおさらいしましょうか。どんなカレーにもレギュラー出演のスパイスは「ターメリック(うこん)」と「レッドチリ(唐辛子)」です。
今年の紅白で例えるとゆずのようなものです(´▽`)この2人は欠かせません。
この2人のハーモニーに追加する次のメンバーは「コリアンダー(パクチー)」と「クミン」です。
これで4種。今年の紅白で例えると・・セカイノオワリですかね。4種のハーモニーが前回作成したカレーでした。
今回はここにさらにスパイスを加えていきます。さて何を加えるかというと・・
高校の同級生からスパイスをもらった!
前回のスパイスカレー作成記事を読んでくれた高校時代の同級生が「なにかスパイスあげようか?」なんて声をかけてくれました。
某Tヨタに勤める旦那を持つ同級生、旦那はインドのバンガロールに単身赴任中。バンガロールと言えば南インド有数の大都市です。
人口は800万を超え、インド3位の人口を誇ります。そして、南インドなのでスパイス産地で有名でもあります(´▽`)
バンガロールがあるカルナータカ州というのはそんなスパイス王国インドの中でもカルダモンとクローブは3本の指に入る産地のようです。
そんなバンガロールから手に入れたであろう本場のカルダモンとクローブを同級生からいただきました(´▽`)アリガトウ
京都のスパイスショップで仕入れてきた!
そして、先日京都に行ってきた時に、京都唯一のスパイスショップ「スパイスバザール京都」へ行ってスパイスを買ってきました!
しっかりと小分けで売ってくれてありがたい。まぁひたすらテンション上がる店でした。
ここで「シナモン」「カシミールチリ」「カレーリーフ」「マスタードシード」「ココナッツミルクパウダー」「バスマティーライス」を購入。
えぇ初心者の癖に調子ノリ過ぎです(;・∀・)
買ってきた中から今回は「シナモン」と「カシミールチリ」を入れることに。これで8種。
仕上げに「マスタードシード」もテンパリングで使うので9種類ですか。今回は前回よりも5種類増やして9種のスパイスを投入します。
9人でハーモニーを奏でるわけです。今年の紅白で例えるとHey!Say!JUMPやTWICEですね(´▽`)
さて作っていきましょう。東京カレー番長の水野さんがおっしゃる作成のコツは「水分を加えるたびにしっかり炒めて脱水」です。
ここに気をつけていきます!
始めのスパイス「カルダモン」「クローブ」「シナモン」を油にかけて香りを移します。カルダモンがぷくっと膨らんだら火が入った証拠だそうです。
カルダモンが膨らんだので玉ねぎをぶちこみました。「ヒグマ色」になるまで炒めるとのこと。きつね色より濃い色にせよと。
最初は強めの中火であまり触らないのがコツとか。熱された砂浜にじっと立つイメージだそうです。そうすることで玉ねぎの中まで熱が入るとか。
頻繁に混ぜるのは砂浜を走り回る感じで、熱が入っていかないと。わかりやすい例えですね。
こちらに私の師匠水野さんの飴色玉ねぎ作成動画が。参考にどうぞ。
私の炒めた玉ねぎはところどころきつね色だったり黒猫だったりでしたが大丈夫ですかね?(^^;)
ここにカットトマト。
そしてヨーグルト。入れるたびにしっかり水分飛ばしていきます。
水分が飛んだらここで4種のパウダースパイスと最後に塩をぶち込み2分程度スパイスに火を入れます。最後に塩を少し入れることでスパイスの香りが際立つそうです。違いはわからんですが水野さんがそう仰ってました(^^)
ここに豚肉をぶち込みます。今日はポークカレーを。ちょっと手の込んだレシピで、玉ねぎ半玉とニンニクショウガを2かけずつミキサーにかけ、白ワインとかマスタードシードとか加えたものに一晩寝かせたものです。面倒でしたが休日だったんでやってみました。
しっかり豚が炒まったらココナッツミルクパウダーを湯に溶いたものをぶちこみ、さらに湯をぶちこみ、1時間ほど煮込むと。
30分から40分したらこの状態でした。おそらくここらへんで完成でよかったんじゃないかと振り返れば思います。油がまとまって浮いて来たら完成とか聞いたことありますから。
ここからさらに20分煮込んで、時間を忠実に守ったことで水分が飛び過ぎ、ドライカレーのようになりました(;・∀・)
火力とかフライパンの状態でここの時間は調整がいるんでしょうね。勉強になりました。
前回に続き最後にテンパリングを。油でスパイスに熱を通して、その熱々の油をぶちこむという仕上げ工程ですね。
今回は「マスタードシード」と「クミン」、そして辛み抑えめで香り高い「カシミールチリ」をぶちこんでみます。レシピに書いて無い勝手なオリジナルです(´▽`)
熱を加えてみるとカシミールチリの香りがとても素晴らしいです。素晴らしいスパイスだなこれ。
最後にパクチーを加えて完成です!
「味見をしてピンと来なかったらその原因はほとんど塩だ」と東京カレー番長のメンバーであるナイル善己さんが言ってました。
その教えに沿って、最後に塩で味を整えて完成です!
バスマティーライスは同時進行で大田先生に作っておいてもらいました。タイ米よりも細長いインドのお米です。リアリティー出ました。
実食です!さあ2戦目どうだ!
美味い!9種のスパイスともなると味が複雑でどれがどう効いているかわかりません。しかしとにかく美味いことだけわかります。
あんなに甘い香りをしてたシナモンも、苦みを感じるクローブも、酸味を感じるカルダモンも、素敵に調和して参加してくれました。
勝手に加えたカシミールチリの分だけ辛みが増してしまいましたが2戦目もまずまずの成績といっていいでしょう。
反省は完成タイミングの見極め、パウダースパイスの量、玉ねぎの炒め方でしょうか。
工程はとてもシンプルで、基本の流れさえ捉えてしまえばバリエーションは広がります。スパイスカレーイイですね。とても楽しいです。
私の中のスパイスカレーの世界、軌道に乗ってしまいました。こういうのってゼロから軌道に乗るところまでが一番面白いところですよね。
そんな理由もありスパイスカレーについての記事はこれで最後にしたいと思います。
思いがけず素晴らしいカレーが出来てしまったときはまたコソッと書かせてください。
果てしない余談でお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
今日作ったポークカレーレシピはこの本の後半に(^^)
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國立拓治
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