OFFです。余談でユーザー車検に挑戦してみたお話をお送りします。
今は義父から譲り受けたプリウスに乗っているのですが、そのプリウスの車検の時期がやってきました。
これまでは外車のシトロエンC3だったこともあって、ディーラーに整備と車検をお願いをしていたんですよね。
しかし今は国産車だし、ディーラーよりももっと安く車検がやれたらいいなと思ってですね、調査をしていたんです。
早速活動を開始して、近くに出来たダンディー坂野がCMをしているカーショップに車検の見積もりに行ってみたのですが、WEBで見ていた金額よりも高くてですね。
全部で12万かかるって言うんです。
ネットでは示されていなかった「車検を通す時には必ずつけてもらいます」とかいうメンテナンスパックのようなものを示されて、それがまぁ高い。
後出しじゃんけんでやり口が汚いです。これに嫌気がさして、「検討します」と言い残して帰ってきました。
(ここでは取り換えた方が良いと言われたのはタイヤとタイヤ近くのブーツと呼ばれるパーツでした)
気を取り直して2店目。岩倉市内のガソリンスタンドへ。
スタンドも車検やってますよね。先ほどの店の見積もりも示しながら、見積もりを出してみてもらうと……
まさかの20万かかるって言うんです!!?(+_+)
「あれも変えた方が良い」「これも変えた方が良い」と、どんどん言ってきて、まさかの大幅増額に。
最初に他店舗の12万の見積もりを示したうえでこの価格の提示って、何を考えているのでしょうか?
安価に通したいって要望を言わなかったこちらの責任でしょうか?
飽きれてしまって、失望してしまって、肩を落として帰ってきました。
そして、この2店の見積もり経験で、車検の見積もりを取るのが嫌になってしまいました。
(今思うと、前のオーナーである義父がちゃんとディーラーで整備や車検を通していたので、それを書類で確認をして多めに吹っ掛けてきていたのかもしれませんね)
車検を行う運輸局まで家から5分!
さて、そんな中ふと気になったのです。
そういえば車検を行う運輸局って、岩倉のすぐ隣だったよな……あそこまでどれぐらいの時間でいけるかな?
そう思ってグーグルマップで検索してみたのです。
家から5分やんけ!!
車検って自分で通すことも出来るらしいよな。家から5分で行けるならこの立地を活かして自分で行ったらいいんじゃね?
何か書類に不備とか家に忘れたりとかがあったとしても、5分で家に戻れますからね。こりゃいっちょ挑戦してみるかな。
こんな想いが湧いてきてですね。自分で車検を通してみることにしました。
ユーザー車検が普及してきた経緯は以下の通りです(ウィキペディアより)
法律上は「自動車の使用者が検査を受けなければならない」とされているが、自動車の点検・整備には専門的知識を要し、また運輸支局等へ現車を提示できる時間や環境が必要である。よって、2016年現在に於いても、車検は自動車ディーラーや整備工場に整備から検査までを任せ、その作業対価として(決して安価ではない)点検整備に係る費用を支払うことが多い。
しかし、1990年頃から費用の低減を謳うユーザー車検のガイドブック的な書籍が多数出版され、「使用者が検査を受けろと法律に書いてあるのに、使用者自身が検査に持ち込む事ができない」という新聞報道がなされた事から一時問題化したが、自動車に関する規制緩和やインターネットの普及による受検ノウハウが公開された事も追い風となり、車検場側の受け入れ態勢も整備されたことから、受検手段の一つとして定着することとなった。
そうでしょうそうでしょう。車屋のぼったくりが全国各地で酷かったことでしょう。
車屋が言っていたこと、どこまで本当か自分で車検を通せばわかりますよね。ちょっと楽しみです。
さっそく準備をしていきます。
車検を通す前に取り組んだ準備!
さて、車検を通すは良いけど、まずは車を通るような状態にしなきゃいけないですよね。
2つの見積もりで共通して言われた「タイヤ」だけは、素人目にもツルツルでしたので付け替えることにしました。
素人調べでの最安手段はおそらくこれです。
オートウェイで見つけてきて購入をして、地元スタンドとかで付けてもらうという手段です。
これでとても安い新品タイヤを購入して、スタンドで付けてもらいました。
オートウェイのサイトでタイヤ取り付けまで注文してしまえば、スタンドでいらんセールスを受けなくていいので快適でしたね。
工賃込みで4万円ぐらい。新品タイヤならまずまずじゃないでしょうか。
車の準備はこれで終わりです。不具合あれば車検時に指摘されたところを直せばいいでしょう。
あとは書類を揃えます。
ネットで調べて必要書類を調べて準備していきました。
事前に車検場の予約をこちらのサイトからとり、提出書類もWEB上で作成し、
実際に車検を自分で通したよ!なんていうYouTube動画をいくつか見て予習をして……
いざ家からの5分の中部運輸局愛知運輸支局 小牧自動車検査登録事務所へ!!
車検当日の流れ!
本当に家から車で5分で検査場に着きました。ここかぁ。
まずは自賠責保険はこの事務局で入ることが出来ると聞いていたので、まずは最初に自賠責保険の窓口に行って保険に入りました。
これで車検の書類が全て揃いました。
揃えた書類を手に「車検受けに来たのですが……」とそこにいた男性に話しかけました。
「8番窓口で印紙を買って用紙に貼り付けたら、車検場に向かってください」との指示。
指示通り8番へ向かって印紙を購入。これで書類も完全完成です。さぁいよいよ車検場です。
車検本番スタート!
さて、車検を行う検査場へ車で移動をします。
案内の紙に良い情報を見つけました。「不慣れな方は、2または3コースへ並んで下さい」との記述です。
ちょっと安心ですね。初心者対応をしてもらえるということじゃないかと。
「ちゃんと『初めてです』と伝えていけば親切に対応してもらえました」なんていう他の方のブログ記事も読みました。
2か3コースでお願いすれば何とかなるんじゃないか?そんな思いで2コースに並びました。
「……あれ、3コースの担当の方は優しそうだな。手際よく列を遡って検査を進めてるぞ」
「3コースに移るなら今だな。どうしよう、移ろうかな……」なんてモジモジをしていたら、3コースにも後続車が並び出し、私の2コースが確定しました(ここが実は分かれ道に)
2コース検査担当の方は大きなマスクをしていましたが、ジャンポケ太田のような鋭い目つきと話し方の若い感じの方。
緊張をして私は挨拶をします。「初めてです。お願いします!」
その担当の方は声のトーンを替えずに静かに「はい」とだけ。
このときに嫌な予感が走りました。
初めての人への配慮があれば、ほんの少しでも声のトーンは上がりそうなもの。そしてこの嫌な予感は的中することに。
予感通りの展開でした。初めてで不慣れな人への対応がまるでありませんでした。(本人はしているつもりなのかもしれませんが)
普段は手慣れた業者に指示をしてきているので、初めての人への説明のかみ砕き方がわからないのか、ジャンポケ太田の指示は早くわかりにくいものでした。
スッと行かない私の対応に苛立ちを感じながらそれを抑えて話す感じが伝わってきます。ジャンポケ太田ってロンハーでそんなシーン多いですよね(笑)
なんかちょうど嫌な演技をする太田さんの動画が。これ見るとちょっと思い出されて嫌ですね(笑)
こんな感じで苛立ちを抑えて努めて平静に話してくるのを感じ続けました(^^;
私は動画で手順を確認してから来てますが、それでも彼はもたもたする私にジャンポケ太田口調で努めて平静にこう言いました。
「手順わからないようだったら、レーンを見学してくださいね」
( ゚Д゚)!
なんてことでしょう。
「不慣れな人はこのレーン」と言われてそこに並び、初めてということを伝えたうえで、そのレーン見学案内も無かったのに、手順を事前確認していた上でもたついたのに、この不慣れな対応が全て私のせいにされてます(苦笑)
この車検場のレーンを見学できるようなことは他の方の他県の動画で見たことはありましたが、ここ小牧でそれがあるのかどうかはわからず、文字での案内は無く、担当からの口頭での案内ももちろんありませんでした。
そのうえで、「なぜそれをしないのですか?」みたいな対応にモヤモヤとしましたね。
いやいや、私も不慣れですが、あなたの初心者への対応もなかなか不慣れですよと。
そんな中、助っ人の登場です。
木村多江さんのような穏やかそうな女性のスタッフがモタモタする状況を見てなのか、事務所のようなところから出てやってきてくれました。
ジャンポケ太田とは最初の点検場所で別れ、次の車の下回りとエンジンなどの検査は木村多江さんがサポートしてくれることに。
「そうそう、初心者にはそうやって穏やかにゆっくり接してくれたらいいじゃないか」
なんて初心者逆マウント的な気持ちを抱きつつ、後半は木村さんのおかげで穏やかに落ち着いて検査を行うことが出来ました。
ありがとう木村多江さん。ジャンポケ太田はもう少し初心者対応勉強してね(^^)
すったもんだありながら無事に検査を終えました。
最初の建物に戻って窓口で交付してもらってくださいとのこと。あと少しです。
窓口に戻って受付の方へ書類をお渡しすると、
「先生!」なんて声が窓口から。
あぁ!交付窓口には元生徒の保護者の方が!開校して間もない頃に来てくれていたご家庭です。地獄に仏とはこのこと(´▽`)
「先生お元気でした?」なんて言葉をかけてもらい、
「いやぁ元気でしたけど、さっき検査場でめちゃめちゃ迷惑かけてきちゃったところです…」と苦笑を。
最後に元気をもらって帰ってきました。ありがたいことです。
なんやかんやありましたが、なんとか車検を通せました!
小牧について1時間強で完了です。
見積もりを取った2店舗の車屋が「替えた方が良い」といった多くのパーツは、替えないままで全て車検を通りました。
知らないと思ってぼったくってくる感じ、嫌いだわ~(´▽`)こりゃ信頼出来る車屋探さなきゃ(苦笑)
家から近いし、余計なお金はかからないし、車屋への不信感高めなくていいし、ユーザー車検っていいんじゃないの?
もう少し快適に車検を通せるように対策を施して、これからも自分で通していきたいと思います。
嫌な思いをした場面も書きましたし、にわかに信じがたいとは思いますが、自分で車検を通すのはおススメですよ♪
ユーザー車検デビューを目指す方へのアドバイス!
さて、初心者で要領得ないのはこちらなのに、高い棚に自分を上げて好きなことを書いてきましたが、反省点はあります。
私の反省も踏まえて、今後小牧でユーザー車検を挑戦する方のためにアドバイスを書いておきますね。
他のユーザー車検ガイドの動画や記事に書かれている基本的なところじゃない部分、書いておきます。
車の基本的な動かし方を再度確認を!
私は車を譲り受けて日が浅かったので、検査時の基本的な動作がちょっともたつきました。
シフトレバー操作、ウインカーやライトの上下作動やワイパーやウォッシャー液など、一通り確認をしておいてください。
最後の検査では「長くパッシングを」なんて言われましたね。こちらも動作確認を。
どんな動作を確認されるかについては、先ほど貼った検査動画が参考になるかと!
私みたいになるのが心配だったらレーンの見学を申し出て!
初心者のために検査場の見学が出来るようになっているそうです。おそらく日本全国どこでも。
ただ、その案内はどこにも表記は無く、検査を終えた後もどこにそれがあるかすらわかりません(ちょっと根に持ってるww)
検査レーンの見学ができるって聞いたのですが出来ますか?なんて申し出てください。不安であれば最初の窓口の段階で聞くと良いです。
レーンの見学をしたところで、やっぱり早い指示はわからんところはわからんし、意味あるかな?とも思いましたが、どちらのレーンの方が初心者に優しく穏やかにやってもらえそうかはしばらく見ていたらわかるかもしれません(笑)
せっかく車検デビューをするならば、見学してみるといいですね。
私は次回、あえてレーン見学させてもらって、車から降りた状態でじっくりと見てみたいですね。
ハイブリット車はメンテナンスモードのやり方の確認を!
これは全く知りませんでしたし、事前調査でも記述を見つけることが出来ませんでした。
ハイブリット車はエンジンの動かし方をメンテナンスモードというモードに車検場で替える必要があるようです。
「メンテナンスモードの仕方ってわかりますか?」とジャンポケ太田に聞かれて面食らいました。そんなんしなきゃあきまへんのん!?って。
ハイブリット車を車検に通そうって方はこのメンテナンスモードのやり方を確認して実際にやってみることをお勧めします。
手順が昔のファミコンの裏技みたいなコマンド入力みたいなのになってます。私も復習しておこうっと。
(あと、車体番号が書いてある場所は事前に確認しておいてください。多くはエンジンルームにあるらしいのですが、プリウスは運転席の下にありました)
整備記録簿は「ありません。後で整備でお願いします」で通る!
必要書類に整備記録簿と書かれていますが、これはナシでもひとまず通せます。
恐らくですが、「専門家を通さなきゃ車検が出来ない」なんて展開にしておくと批判が来るんでしょうね。ユーザー車検ってなんなん!?って。
整備記録をプリントアウトして見てみましたが、素人にはやっぱり記入出来なかったです。よって私は付けませんでした。
もちろん、後で整備をするから車検を先に通しますということなので、車検を通した後に整備をするのが筋かと思います。(が実情はどうなのかなあ……)
以上です。
ちなみに、事前に車検に通るかどうかをサッと見てくれるテスター屋というところがこの運輸局のすぐ近くにあるの知ってます?
2件あるじゃないですか。小牧テスターみたいなところが!あそこ気になっていたんですよね。
今回使いませんでしたが、次回はあえてあそこを使ってレポしたいですね。
車検場は公の機関ですし、世論に従って後から(仕方なく)整備をしたのがユーザー車検という制度です。
よって、私のように初めてユーザー車検に挑戦するという人への受け入れ態勢は万全とは言い難い状況は伝わったと思います。
が、やはり岩倉からはめちゃ近いし、慣れたらなんてことないと思うんです。小一時間で済むし。
小牧の検査場に近いご家庭にはユーザー車検をお勧めしておきますね(検査場が近くにある全国の皆さんにも!)
「平針に行く」というのは愛知県尾張に住む人にとって免許を取りに行くという意味と同義です。
同じように「小牧に行く」という言葉が車検を通すという意味になるぐらい、ユーザー車検が一般的になるといいです!
どなたかの役に立つことを信じて、余談を長くお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
タイムリーなニュース入ってきた!↓
國立拓治
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