保守的愛知県人が県外大学へ進学する場合を5パターン紹介!

愛知県民は大半が愛知県内の大学に進学します。その割合は全国一。平成26年の文科省調べでは70%を超える人が県内大学へ進学するとか。

 旺文社は10月14日、「平成26(2014)年度 都道府県別 大学・短大進学状況」を公表した。都道府県別の地元大学進学率を見ると、愛知県が70.6%ともっとも高く、68.4%の北海道、64.6%の東京都が続いた。

では残り30%の人たちはどういった地方のどんな大学へ進学するのでしょうか?ちょっと想像してみますね。

前提としての愛知県内の大学事情

2014年の総務省の統計では、愛知県内には51の大学があるそうです。この数は国内3番目の多さです。(1位東京138、2位大阪56)

 総務省統計局が3月12日に発表した「日本の統計2014」によると、都道府県別の大学数は、最多が「東京」138大学、次いで「大阪」56大学、「愛知」51大学、「兵庫」42大学であることがわかった。

これだけ県内に多くの大学があるとですね、愛知県の親はこう思うわけです。

「家から通える愛知の大学でええがね。どえりゃー賢い大学なら県外出てもええけどね」

これです。私の家もこれでした。そしてどえりゃー賢い大学には手が届かなかった私には県内大学進学が確定してました(笑)

こんな大学事情が愛知県にはあります。愛知を出て大学進学するときというのはパターンが限られています。

私が思うに大きく5パターンです。愛知県を出て大学進学する場合の5パターンをご紹介しますね。

1.国公立大に進学するとき

旧帝大レベルの大学ならば文句なしで愛知から出れることが多いです。その他の地方国公立大志望の場合は、県内国公立大ではなくその県外大学を志望する理由が要りますね。

「名大でええがね。名工大でええがね。愛教大でええがね」という親の台詞を覆す理由や情熱があるかどうかですね。

2.首都圏マーチ以上の大学に進学するとき

私大に関しても同じことが起ります。基本的に文系は南山以上、理系は名城以上の知名度と実力があれば首都圏進出もしやすそうです。

マーチ(明治・青山・立教・中央・法政)はわかりやすい目安ですね。「南山・名城でええがね」問題をクリアしてます。

3.関関同立の同立に進学するとき

少し話逸れますがこのへんが面白いと感じてます。愛知県民が関西地方の私学を受験して進学するときは場合が限られている気がしてます。

「関関同立」という大学群名称ありますが、進学する子の大半が「同立」ですね(ソースは私の肌感覚w)

同立とは同志社と立命館です。その理由はですね、まず親側からするとなるべく愛知から近いところにいて欲しいという願望です。京都は新幹線で40分ですからね。

京都の大学まで通学している愛知県の子とかいるぐらいです。京都は県外に出るもののまだご近所感が強いのです。

そして「南山・名城ライン」をちゃんと超えてますし知名度もあります。こんな理由で同志社・立命館はニーズが高いです。

では「関関」へは進学しないのか?ってことなんですけど、私の肌感覚では同志社立命館に比べてとても少ないと思います。

実は愛知県民にとって関西大学や関西学院大学は馴染みが薄い大学です。

この馴染みの薄さは、単純に愛知から大阪への大学進学者が少ないからかと(引き続き肌感覚情報)

愛知というのは東京と大阪の間にある県ですからね。間近にそこそこ都会の名古屋がありますから、どうせ愛知を出るならば名古屋を大きく超える何かをその街に求めたいのです。

首都圏は言うに及ばず、世界一の人口の首都圏での生活は憧れるでしょう。「君の名は」の瀧君の生活に私も今も憧れますw

京都も憧れます。1000年の古都です。世界中の人が訪れる観光地です。今も余裕で憧れます。

東京か大阪だったら断然街の大きさが違うし東京へ行ってみたい。京都か大阪だったら断然街の魅力があるし京都へ行ってみたい。そんな感じかなと。

(あくまで愛知県民の気持ちの想像ですよ。大阪ディスってませんよw私もドリカムと一緒で大阪ラバーですからねw)

予告通り話は少し逸れましたが、愛知から関西方面の私学進学は同志社・立命館に行くことが多いなと感じてます。

4.医歯薬系大学に進学するとき

医歯薬系大学のように国家資格を目指すためとか明確な目標がある大学ならば県外もどんどん出ますよね。なりふり構ってられないでしょう。

5.家にお金があるとき

まじか!?その大学ならレベル的にも学習内容的にも愛知にも沢山あるやん?!そんな大学行くために東京出れるの!?

って場合はこの場合です。

子供の言う希望通り自由に県外に進学させることができるのはお金があるからこそ。うらやましいですね。

甘やかして「車を買ってやる」とかするより活きたお金の使い方でいいと思いますけどね。うらやましいですね(2回目)


以上です。全て私の感覚だけでものを言いました。こんな理由もあることない?とかそんなわけあるか~い!とかあったらまたお教えください。

県外大学進学を企む生徒たち、県外大学進学を子供から言われた時の対応を準備する保護者の皆さん、参考にしてもらえたらと思います♪

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。