岩中の定期テスト2日前、8時間の自習室開放では生徒皆が集中して自習に取り組んでいました。
体調は下り坂、生徒のやる気はテストが近づき上り坂。心地よいこのクロスロードを楽しみました。良い空気。嫌いじゃないです。
今日のラストの時間にRくんが大き目の声で言いました。「いやぁ~今日は疲れた!」
Rくんはマイナスな言葉が口からこぼれるように出てきてしまう少年です。
今日も毒素は薄いもののマイナスな言葉をさわやかに吐き出しました。
そう声をあげたくなる気持ちはわかりますけどね。今日のRくんは開始時間から長い時間自習してましたからね。彼の集中力持続時間からすると確かに良くやってました。
しかし私はいつものように台詞に反応して言いました。
「疲れたとか言うな。(頑張った)って言い換えろ」
Rくんはいつものように反論してきます。今日は筋が通ってますけどね。
「え?イカンの?塾のルールに書いてないじゃん。(無理)はイカンって書いてあるけど(疲れた)は書いてないって!」
「いや、確かに書いてないけどな、言っちゃいかん台詞の第二位が(疲れた)だわ(笑)」
「そんなのちゃんと書いておいてよ~」
Rくんは言葉を続けます。
「(疲れた)と、・・あとライバル塾のTとかSとかの名前も言っちゃいかんよね?」
お調子者のRくんは教室の生徒たちに向けて少し笑いをとりにきたようでした。やや受けでしたけどねw
彼の笑いはレッドカーペット的に言うと「小笑い」でした。仕方ありませんね、私が大笑い狙いに行きましょうか。
「・・そんなのライバルじゃねーし!」
おかげさまでその場の生徒から満点大笑いいただきました(笑)「あぁあぁ、調子に乗って塾長なんか言ってる」という苦笑気味だったのは気のせいです。
台詞のニュアンスは「そんなの目じゃねーし」といったニュアンスで笑いを取りに行きましたが、本当はそんなこと思ってません。
調子に乗るのはいつもの癖ですが、ここは乗ってはいけない部分です。(笑いを求めて踏み込みましたがw)
「ライバルじゃねーし」というのは本当は意味が違うんですよね。
ちょっと前に書いたブルージャイアントの主人公の気持ちです。
「僕は自分らしい音を出すこと、日々自分を出し尽くすことに精一杯です」
そう、周りの塾の取り組みを気にしてる暇ありません。
「今来てくれている生徒の成績を上げるために精一杯やるだけです」
あれだけの笑いのチャンスにこんな真面目なことを言って場を凍りつかせてもいけないでしょう?だからあえて悪ぶって言ったんだよ。
ライバルは自分自身ってこと。生徒諸君、そこんとこよろしくね。
これ勉強も一緒だからね。今はまだライバルを倒すとかいうモチベーションで勉強に取り組んでくれてもいいけど、詰まる所はライバル自分だからね!
何度も何度もブログで言い続けてきたことをまた書いちゃいました。でも水戸黄門の印籠のように、コナン君の決め台詞のように「節」っていうのは繰り返し書いていくべきだなって思ってます。
しつこくしつこく伝えたい想いは書き続けていきますね。真実はいつもひとつ!(笑)
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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