冬期講習真っ只中。
今日も慌ただしく1日が過ぎます。それにしても慌ただしいな。
なんでこんなに慌ただしいのかなぁと思うと、中3生たちを中心に、ひっきりなしに生徒が質問にやってきているからだと判明。
「自分一人で登れる高さには限りがある。人の力を借りて更に上を目指せるように、解説読んでも理解できない問題は質問に持ってくるように」
と、生徒たちには伝えてます。現在行ってる三者面談でもこれを改めて伝えて、「入試までにやれることは全てぶちこんで当日を迎えよう」なんて言ってます。
この指導の成果としては成果ですが、まぁ慌ただしいです。
中学生たちにとって、先生たちに質問するという行為はおそらく心理的ハードルがとても高いのではないかと想像しています。
しかし、ひとたび質問することに慣れてしまえば、生徒たちはこの質問をするというソリューション(解決策)の素晴らしさに気がつくのです。
「なんて助かるんだ。解答解説の長い説明を読まなくても、わかりやすく私のために説明をしてくれるなんて!」
この麻薬にやられてしまう生徒が出てきてしまうことも。
「あぁ、勉強だんだん疲れてきた。この問題の解説読むのダルいな・・・そうだ、先生に質問して教えてもらおう!」
一見意欲満々の優等生ですが、なんてことない、実のところは手抜き勉強をしている優等生風生徒です。
ここに、未熟な指導者がタッグを組むと更にまずい状況に。
「おぉ、また質問持ってきてくれたのか。キミは凄い一生懸命だなぁ」
「どれどれ、俺がわかりやすく教えてあげよう。こうやって頼ってきてくれるのは嬉しいことだなぁ」
これがエスカレートしていくと「共依存」という状況が出来上がってしまいます。
生徒は教えてくれる先生に依存して、先生は頼りにしてくれる生徒に依存します。
まずいですよね。これでは一人で問題を解く力がついていくわけがありません。実際の入試の場面で問題が解けるようになるわけありません。
この状況にならぬよう、質問してくる生徒たちには慎重に対峙します。
「キミは本当に問題の解説読んできたの?」
「キミは人に聞いたほうが早いって楽しようとしてない?」
どんどんと質問を持ってくることは良いことですが、あくまで「一人でたくましく勉強ができること」「一人で解決できる粘り強さを身につけること」を目指して指導をしていきたいですね。
冬期の質問ラッシュを迎えて感じてること書いてみました。
まだまだ質問を持ってこれていない生徒たち、これを読んで「やべ~。質問持っていきづら!!」なんて思う必要ありません。
まずはどんどん持ってくることからスタートです。今日書いたのはその次のステージの話ね。
まずは先生に依存するぐらい前のめりに勉強に取り組めること目指していこうぜ!(^o^)
今日はこのへんで。
それでは!
無性に食べたくなって今朝久々に食べました。何かと問われれば「コーンフレークやないかい!」
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國立拓治
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