それを誰が言うか問題

勉強に大切なことって昔から決まってます。そしてそれほどその量は多くありません。

たとえば・・・

「規則正しい生活をして学校の授業をしっかり聞く」

「問題集を繰り返し取り組んで出来ない問題を出来るようにする」

なんて内容ですよね。これを例えば日々生活態度なんかにも注意をしているお母様が子供に伝えるとですね・・・

子供からしたら「はいはい」ってなもので、真剣に聞かないんですよね。コンビニの「いらっしゃいませ」と一緒です。ファミレスの「デニーズへようこそ」と一緒です。

いつも言ってるじゃん。てなものでしょうか。そして直すべき注意はあまりに多いと子供も1つ1つに心を配れないですよね。

例えばこの勉強のアドバイス。お母様がこのアドバイスをする前に

「靴下脱ぎっぱなし。ちゃんとカゴに入れておいて!」

「スマホを触りながらご飯を食べない」

「貧乏ゆすりはみっともないからよしなさい」

「いつまでテレビ見てるの。宿題は終わったの?」

なんて声掛けをしていたとします。そして

「早く寝なさい。明日の学校の授業眠くなっちゃうでしょ」

なんて声をかけても、「はいはい」となってしまいますよね。

塾の新規面談で私が勉強のアドバイスをすると、まさにこの展開を目の当たりにすることあります。

「ほら、いつも私が言ってることでしょ?」とお母様。「ほんとだね」と子供。

何を言うかも大事ながら、それを誰が言うかがとても大事ですね。

さて、この「それを誰が言うか問題」、つい先日私も体験してしまいました。えぇ、私が普段言っていることを他の人が言って伝わっている場面に遭遇したのです。お母様の立場です!

先週土曜のことです。中3入試対策講座の終了間際、1年弱のペルー留学から戻ってきた講師の白木先生が教室に顔を出してくれました。

白木先生は名古屋市内の高校に通っていたのですが、同じ高校を目指す中3ハリキリガールが白木先生に会いたいって言っていて、気を利かせた他の講師が白木先生を呼んでくれたみたいなんです。

高校のこと、高校を目指すために取り組んだ勉強のこと、実際にその高校に入学した人に聞いてみたいという欲ですよね。

「会いたかったです」なんて挨拶をして、そこからいろいろと白木先生から話を聞かせてもらっていたようでしたね。

教室の奥で話していましたが、少し声が聞こえてきました。中学時代に気をつけていたことを聞いてる様子。白木先生が言いました。

「12時までに寝ろって塾長が言ってたから、それは絶対守ってたね」

ハッと息を飲むハリキリガール、心当たりあるでしょう。私から12時までに寝ろと言われたことを。皆に向けてと個人的に自分に向けてと。

しかし、彼女は勉強をフォートナイトのように感じてます。夢中になって夜な夜な勉強してしまうこともあるなんてこと言ってました。

ハリキリガールが白木先生に返事をしました。

「これから守ります!」

出たーっ!!これかーっ!!「それを誰が言う問題」!!( ゚Д゚)

なんてことだ。まさか自分がお母様の立場になるだなんて。

ちゃんと1つ1つの言葉に重さを乗せて伝えないといけませんね。

「それを誰が言う問題」について、反省込めて書きました(´▽`)

「12時まで寝る」は学力向上にはシンプルで物凄く効きますよ。守れていない受験生、白木先生に習って守ってくださいね♪

先週土曜、塾の帰り際に談笑する中3Aさんの台詞が聞こえてきました。「・・・で、夜2時に寝てぇ~」ん?まてまて。思わず話に割って入り...

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。