先日「教育の効果」についてのブログ記事を書きました。
先に読んでた江南の伊藤先生@ネクサスが、この記事を踏まえて違う本を紹介してくれました。こちら。
英単語学習の科学!
なんて読み手を選ぶニッチな本を出すんだ(´▽`)サイコー
もはや専門書。税抜き1,800円もします。
この本面白いです。英単語の覚え方っていろいろあるじゃないですか。いろいろある英単語の覚え方について、研究論文を元に良し悪しが書いてあったりする本です。
「単語カードってどうなの?」「語源で覚えるのはどうなの?」「関連語をまとめて覚えるのってどうなの?」「語呂合わせで覚えるのってどうなの?」
こんな疑問に答えてくれています。
「英単語は何回繰り返し勉強すべきなのか?」は聖杯問題!
本書の中で気になった記述ありました。
「単語は何回繰り返し学習すべきなのか?」という問題は、語彙習得における”the holy grail question”(聖杯問題)と呼ばれることもあります。
つまり、非常に価値のある問題で多くの研究者がその答えを探そうとしているが、それを見つけるのは非常に困難である、ということです。
なんと中2病心をくすぐる表現(^^)知りたい知りたい!確かに聖杯だわ!
著者がこの問題に挑戦した研究結果が紹介されていました。先に端的に答えてしまうと、5回でしたね。へぇ~。
ここの記述を読んだ時に関先生のことを思い出しました。現在スタディサプリ英語講師の関正生先生です。
旧ブログで関先生の著書に掲載されていた具体的な英単語の覚え方に沿って英単語を高校生に覚えさせたことがあったんですよね。
2012年のことです。関先生の著書にはこのように書いてありました。
「最初の1周り2周り目はすぐに忘れてしまって当たり前。
指導してきたほとんどの生徒が5回周りから7回周りに
入ったところでブレイクします。急に分かるようになる日がくるのです」
おおお、一致するじゃないですか。回数が!先ほどの著書の中田先生が言う研究結果としての5回、関先生が実際の指導の中で肌感覚で感じてる5回、一致してるわけです。
よって、ここでは
英単語を覚えるために繰り返すべき学習回数は5回とします!
なんだかスッキリしましたね。さてさて、問題はこれをどう中学生の指導に落とし込むかという点です。塾の指導時間は限られてます。
継続的な指導が必要なものは塾は弱いです。ましてや個別指導はさらに取り入れにくい(^^;)
中学生で英単語指導で5回繰り返すって・・・なかなか難しいなぁ(^^;)
せっかく知った具体的な数字。大事にして取り入れていけたらいいなと思います。
気になった方、書籍はこちらから↓同業の先生とか学校の先生にお勧め!
関先生の本はこちら↓こちらも素晴らしいです。高校生向けかな?(^^)
KADOKAWA (2016-05-12)
売り上げランキング: 79,712
以上です。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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