ブログ更新!OFFの余談を。
ずっと気になっていた本を昨日今日でようやく読みました。
「銃・病原菌・鉄」という書籍です。
なんつータイトルだとツッコミたくなりますよね。「部屋とYシャツと私」ぐらいヘンテコです(昭和)
この変なタイトルのこの本が、ネットで評判が良かったので結構前に買って家に置いてありました。
Amazonの購入履歴を見ると2012年2月に購入しています。
ずっと読まぬまま本棚に並んでいて・・・ある時、本棚整理をするときになって売ってしまいました。
「また読みたくなったら買うか」なんて思いながら。
なかなか手が出なかったのは、話題が固い。字が詰まっている。興味が湧かない。と理由が重なっていたからでしたね。
縁が無かったこの本に、ついに最近再度興味が湧いてきました。
「まさかもう一度買い直す日が来るだなんて」と思いながら書店で購入。ついに読み始めたのです。すると・・・
あれ?こんなに面白かったの?早く言ってよ!(´▽`)
不思議な体験でしたね。
最初に買ってから8年間で私が変わったのか?興味の幅が広がったのか?
こちらが本の裏に書いてある宣伝文です。
アメリカ大陸の先住民はなぜ、旧大陸の住民に征服されたのか。なぜ、その逆は起こらなかったのか。現在の世界に広がる富とパワーの「地域格差」を生み出したものとは。1万3000年にわたる人類史のダイナミズムに隠された壮大な謎を、進化生物学、生物地理学、文化人類学、言語学など、広範な最新知見を縦横に駆使して解き明かす。ピュリッツァー賞、国際コスモス賞、朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位を受賞した名著、待望の文庫化。
スケール感は伝わるでしょうか?
私はこの宣伝文よりも、白人の著者がパプワニューギニアの友人にされた質問に答えたいというこの本を書く動機の記述に惹かれましたね。
「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人に自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」それは単純な質問だったが、核心を突く質問でもあった。
ホントだ!なぜよ?
地域によってどうしてこうも発展のスピードが違うのよ?
なぜパプワニューギニアやオーストラリアやアメリカなどの原住民たちがヨーロッパの国々を侵略するようなことが起きなかったのよ?
最初の宣伝文と同じことを言っているだけではありますが、実際にあった具体的な場面を提示されると違いますね(^^;)
ヤリ(ニューギニアの友人)とのこの会話を交わしてから、私は人類の進化、歴史、言語などについて研究し、その成果を発表してきた。本書において私は、ヤリの疑問に対する二十五年後の答えを、自分なりに書いてみようと思ったのである。
このプロローグで私はこの本の世界に入っていきました。
そうか、そういうことか。なるほどなぁ。
細かな字でビッシリ書かれるぶっとい文庫本で上下巻。決して可愛らしく無い本ですが、よかったですよ。ななめ読みしながら上下巻目を通しました。
答えの一部がタイトルになってしまっているんですけどね(笑)
この謎を解き明かすために人類のはじまりからさかのぼって書かれています。
歴史の最初に習った「アウストラロピテクス」だの「ネアンデルタール人」だの「ジャワ原人」だの。
こんなに興味を持って前のめりで「人類の始まり」の部分を学んだのは45歳にして初めての体験でしたね(^^;)
「あー歴史の勉強が今の自分のように興味を持ってスタートできたら素敵なのになぁ~」と思いながらも、
「今日までで世界の出来事を基礎知識として持っているからこそ、この本を興味を持って読めたという面もあるだろうなぁ~」とも思いました。
私はこの本が面白いと思えるまで8年かかりました(^^;)
万人受けするとは思えませんが、興味あれば塾生か保護者に差し上げますのでお声かけください(´▽`)
読了まで8年かかった本のご紹介でした。
今日はこのへんで。
それでは。
途中休憩に読んだ絵本作家ヨシタケシンスケさんのエッセイも面白かったです!よかったらこれも差し上げます!(´▽`)
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國立拓治
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