YouTubeでハナコのコント「個別指導塾」というものをたまたま見ました。
彼らは若いので学生を題材にしたコントが多く上がっていましたね。
さて、このコント、個別指導塾を営む者として手放しで笑えないんですよね(*_*)
ネタバレではありますが、生徒1人に先生2人の「ツーマン」という形式の個別指導が展開されます。
岡部が通常の先生で、菊田がプラスアルファの先生です。
菊田「おっと、今ページをめくろうとしたね?ページをめくるのは僕の仕事だ」
岡部「君は話を聞くことに集中して」
菊田「おっと、メモをとるのは僕の仕事だ」
岡部「君は頭で理解することに集中して」
菊田「おっと、質問するのは僕の役目だ」
岡部「君はなにかしらに集中して」
「僕何もしてないですね!ずっと!」なんて生徒がツッコミながら話は続きます。
ん~。面白おかしくやりすぎな個別指導塾を演じてますが、ある意味同じことをしている塾も存在していて手放しで笑えないです(´▽`)
おそらくハナコは皮肉っているつもりはないのでしょうが、皮肉った笑いのようにも感じてしまいますね。
ピントをどこに合わせて指導をするのか
このコントで登場したツーマン個別指導塾は「勉強をすることを楽にする」にピントを合わせて先生たちがサポートしてました。
この謎の目的のために菊田先生はサポートをしてましたよね。もちろん、生徒は楽にはなりますが1ミリも勉強が出来るようになりませんよね。
ここまで極端ですとお笑いになりますが、似た感じの塾が実際にあるよなぁと。
たとえば「高校合格」だけにピントを合わせて、本人が考えて取り組むスキを与えず手取り足取り指導をしまくってしまう塾とかです。
合格を手に入れたら、その後高校でどう勉強をしていいかわからないなんて生徒がいたり、背中を押されないとやれないような生徒を作ってしまったりします。
「高校合格」ではなく「合格実績」にピントが合ってしまってると言い換えても良いですね。
また、「株主や会社の利益」だけにピントが合ってしまっている塾もありますね。いかに多く売り上げるかにピントが合ってしまってます。
生徒の生成が上がるかどうかは二の次で、教室の売り上げ目標に到達するかどうかだけが先生の気がかりに。
「新規入塾面談はいかに全員を入らせるか」「季節講習はいかに生徒単価を上げて売り上げ目標を達成するか」「退塾はいかなる理由であろうと絶対悪!」
程度の差はあれ、こんな塾存在してます。
「塾の売り上げ」とか「塾生数」だけにピントが合っている塾はシンドイです。通う生徒も家庭も働く先生も。
ピントを合わせるべきは「成績向上」「志望校合格」であり、加えて「卒塾後の自学自習」も見据えて指導が出来たら良いなと私は思ってます。
このキレイごとを実行するべく独立開業しましたし、これを続けていきたいですね。
ハナコのコントでこんなことを思いました。おそらく同業の先生なら私同様手放しで笑えないコントでしょうね(´▽`)
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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