先生、「体腔の容積が減少する」ってどういうことですか?
全中学の定期テストが終了した2日後、自習に来てた中2Sくんが質問を持ってきました。
聞き慣れない用語を質問してきましたね。これはもしかしたらあれじゃないか?
・・・やはり。潜水士の資格の試験勉強です(´▽`)
定期テストまで間があった1か月ぐらい前にも潜水士の資格勉強のためのテキストを開いていました。
「これは、何がどうなってこのテキストを開いているんだ?」
漢検やら英検ならつゆしらず、潜水士の資格勉強です。どこへ向かうのだ?
・・・と、思わず質問をしました。
「変わった資格が欲しいなという動機から、いろいろ検討して潜水士にした」なんて言っていたように思います。
特に海に想い入れがある感じでもなかったようでした( ゚Д゚)ソンナコトアル?
中学2年生にしては高尚な遊びですよね。
テストが終わって一息つくこの場面、ゲームやマンガなど消費する遊びではなく、先々の自分への投資としての資格勉強。
粋な時間の使い方です。なんというか心豊かな取り組みです。そういう感じとても良いです。
「体腔っていうのは体の中の隙間のことだな。これが水圧で押されて減るってことを言っているんじゃないかな」
「これによってなるのが圧外傷っていうんだろうな」
「で、潜る時のものがスクィーズといって、浮上するときのものがブロックっていうみたいだね」
「そしてそのあとに圧外傷っていうのは具体的にこんな症状だよっていうのが書いてあるみたいだな」
「大枠わかったでしょ?また読み進めて不明なところあったら持っておいでよ」
こんな会話で潜水士の質問を終えました。
「知らなかったことを知るということは本来楽しいこと」
どうしても小中学生は義務として勉強をしてきていますから、こういった勉強の本来の楽しさの部分が見えなくなってきてしまいますよね。
こんな勉強の本来の楽しさを感じることが出来る中2Sくんの優雅な取り組みにちょっと感動しました。
私も負けじと新しいことを学んで楽しみます。魚を裁く教室行ってきてヒラメの5枚おろし習ってこようかなぁ(´▽`)タベタイダケ
余談気味で粋な生徒の取り組みをご紹介しました。
今日はこのへんで。
それでは。
ちなみに中2Sくんとは個別指導塾で初のVAR判定を求めてきた生徒です(´▽`)
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國立拓治
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