令和5年度の愛知県公立高校入試二次募集は3年連続で募集定員2千人越えです。昨年よりも少し減らしましたが。
合否発表の日にさっそく出ていましたね。募集締め切り後の実際の資料はこちらです↓
岩倉近隣で言うと
小牧南・丹羽・犬山・一宮工科・小牧工科・古知野
なんかが通学圏内の高校ですね。資料をご覧の通り二次募集は志願者が少なく、志願を出せば全員通ります。
二次募集の出願条件は、「他の高校がどこも受かっていない」というものなので、私立で滑り止めが1つでもあると出願することが出来ません。
これを踏まえて、「あえて私立高校の滑り止めを受けない」なんて受験の形も徐々に出てきていると思います。当塾でも1人いました。
これだけ二次募集校がありますし、なにより愛知は全国で珍しく公立2校受験できますからね。
私立の先生に「余計なこと言うな!」なんて怒られそうですが、この事実は知っておいた方が良いです。
進学校の五条が割れたのは大きな注目ポイントです。確か2回目かな?
交通の便が比較的良い名古屋にほど近い進学校なのに定員割れとなったのは、やっぱり厳しい校風が令和にそぐわなくなってきたのかなと(最近の五条知らんですが)
いや、地図を見ると大きな川2本と鉄道数本に阻まれて、実際の距離よりも心理的な距離が他地域と隔離されているのが影響しているか?
今後の公立高校の流れを表すようだなと思います。
今後の愛知の公立高校の大きな流れとしては
●名古屋市内の公立高校に人気が集中する
●交通の便が悪い高校から定員割れを起こす
と言った感じじゃないかと思っています。
丹羽や小牧南は定員が割れました。今年の一宮南は入りやすかったように思います。井ノ口先生のデータによると、今年の西春は江南よりも入りやすかったようなことも。
一宮市はこの流れをずっと前から予想をしていてのことか、ずっと前から市内中学生に一宮市内高校進学キャンペーンをやってるようです。
広い一宮、一宮北が割れるのを防げませんでしたが、交通の便が良いとは言えない一宮西や一宮南を守れるかどうか、このへんの動向も見守りたいです。
だんだんと変化しているのを感じているところです。
先述のとおり、名古屋市内の高校に人が集まり、交通の便が良い高校に人が集まるという大きな流れで動いていくのではないかと私は想像してます。
20年後の名鉄犬山線沿線の公立高校受験模様としては、定員を満たしている高校は偏差値上から
一宮・明和・旭丘
西春・江南・松陰
名西・熱田
中村・尾北
山田・西陵
なんて、名古屋市内公立校と、線路沿いでアクセス良い高校を中心に生徒が集まる展開になるのではないかと予想します。
下手したらここに表記していない高校は定員割れ常連校か、統廃合や専門学科への変更などが行われるのではないかと。
子どもの数が減ってますから、必ず大きな変化がやってくるでしょう。
まずは三河にならって尾張も1群2群の分けが無くなるかもしれませんよね。もしくは、人気高い高校はそのままで、群共通校がどんどん増えていくなんて展開も。
もうすぐ公立入試を迎えるご家庭はもちろんのこと、3年後5年後に入試を迎えるようなご家庭こそ、今の愛知の公立高校事情としてこんな流れを知っておいて欲しいです。後半は私の妄想ですけどね(笑)
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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