夏休み明けの「課題テスト」や「実力テスト」で子供の頑張りを判断しないで!

7月が終わりそうです。あと夏休みも約30日。お盆休みに生徒たちが勉強することは想定してませんので、25日と言っても良いでしょう(;・∀・)

今日はお母様方にお願いがあって記事を書こうかと。どんな内容をお願いしたいかというとですね・・

お子さんが夏休みに勉強が頑張れたかどうかを、夏休み明けすぐにある課題テストや実力テストで判断しないであげてほしいのです。

理由はちゃんとあるのです。それは・・・

子供たちが夏に取り組んだ内容とテスト内容がピッタリ合っていないから!

課題テストと銘打って、夏の宿題のテキストについてくる業者が作った確認テストをやらせる学校とかあります。(出した課題についてきたテストなんで正しいですがw)

かと思えば、先生たちの手作りの、本当に出された課題にピッタリ沿った形の課題テストのときもあります。

「このプリントをそのまま課題テストで出すからしっかり覚えて来いよ」なんて指示が出て、それが課題テストとなることも。

学校ごと、学年ごと、先生ごとにやることがバラバラなんです。指示も出てたり出てなかったり。範囲も詳細が出たり出なかったり。

実力テストも同じことが言えます。中3が取り組む実力テスト、これは要は模試ですからね。先生たちが進路指導の参考にすべく受けさせる既習内容全範囲から出る模試です。

これらのテストの点数が上がったかどうかでその子の夏の頑張りを判断するのは私は「少々酷じゃありませんか?」と思うのです。

子供たちが頑張って取り組む内容とテスト内容がピッタリ沿ってません。

漢字テストに例えるならば、夏にその子が練習した漢字は100問で、課題テストや実力テストに出題される漢字は既習の1000問からの出題です。

これで頑張ったかどうかを判断するって、やっぱり酷だと思いませんか?

これを元に進路先や通う塾など何か大きな判断をするのは危険かと。あとはご褒美とかペナルティーとかもです。

(ご褒美だけは良いかもと思ってますがw)

その子の頑張りを判断するのは定期テストにしてあげてほしい!

タイミング的には夏休み明けのテストが良いのですが、上記の理由で私はあまり勧めません。

やはりその子の頑張りは定期テストで判断してあげてほしいです。

定期テストは課題テストや実力テストよりも本人の努力がそのまま点数に反映されやすいです。

キッチリした出題範囲があって、日々の授業が点に繋がって、本人の努力すべき方向性が明確です。

実力テストや課題テストよりも範囲は狭く明確です。努力の具合を判断するならやはり定期テストです。


たまに懇談会で学校の先生もこんな風に言うようですけどね、「この夏の頑張りですね。そして夏明けの実力テストでどれだけ取れるかです」なんて。

そりゃあ先生によっては課題テストも実力テストも成績の一部になるのだとは思いますが、やっぱり酷ですよ。

「あんなに高いお金払って塾の夏期講習に通ったのに、実力テスト全然上がってないじゃない!」とか

「あれだけ先生に夏休みに頑張りなさいって言われたのに、課題テストイマイチだったじゃない!」なんて子供を叱るのは辞めてあげてください。

「あんなに高いお金払って先月美顔器買ったのに、お前の肌はキレイになってこないじゃないか」

「あんなに高いお金払って先月育毛サプリメント買ったのに、俺の毛が生えてこないじゃないか」

なんてお父様が怒っていたことを想定して、その時に湧いた気持ちと同じでお願いします。

「そんなにすぐに効果出ないし」(´▽`)

夏の頑張りが出てくるのは秋以降、もっと言うと収穫するのは春の入試の時です。ここに標準を合わせてますからね。

(とは言え、中学生当時に集団塾に通い始めた大田先生は、夏明けの課題テストが一番良かったなんて言ってはいましたから、結果が出る子もいますけどね(+_+))

懇談会で「夏の頑張りですね」なんて先生に言われた家庭は、ひとまず学校から出されている夏課題が順調に取り組めているかどうかからチェックしてあげてください。

これまでで結果が出せていない子に関しては、その子の自主性に任せている場合じゃないです。踏み込んで見てあげてください。

「ちゃんと宿題やってるの?」なんて言葉を子供に投げて満足しないでください。子供の言う「やってるよ」は女子の「カワイイ」ぐらい信憑性低めです(・∀・)

なんだか話が逸れてきましたが伝えたかったのは、

「課題テスト」や「実力テスト」の結果で大きな判断をせず、定期テストの結果で大きな判断を!

ですね。私の想い、参考にしてみてください。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は7万部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。