今日の話題はタイトルの通りです。よくある質問ですね。基本的に愛知県公立高校入試を想定しての質問ですが、他府県でも当てはまるでしょうか?
アメリカ人のように結論から最初にお伝えします。
私の意見ではありますが、私はこう思います。
「英検や漢検は直接は入試にほぼ関係なし!無理に取ることなし!」
ですね。
その理由は・・・
推薦入試は資格が無くても多くの場合出してもらえるから!
公立高校の実際の推薦選抜実施要項を見てみましょう。こちらは尾北高校の令和3年度のものです↓
推薦基準にいろいろ書いてますが、わかりやすい資格や部活・生徒会での活躍などない場合、詰まるところ推薦基準(3)の③に当てはめてくれるイメージです。
(3) 「③人物が優れており、『調査書』の『学習の記録』が優秀で、学習活動において他の 模範となる者」として、次の事項に該当すること。
ア 学習の基礎・基本を身につけており、旺盛な研究心をもって入学後も高度な学習に取り 組む意欲がある者。
イ 学習に向けての意欲的な態度や姿勢が、クラスや学年集団への模範となる者。
この内容って資格や部活成績や生徒会活動と違って形に残らない部分ですよね。
よって、推薦に相応しい子であれば形として推薦基準を持っていない場合、これに当てはめて中学校は推薦をしてくれる展開なんだろうなと思います。
推薦が欲しいけど何も推薦されるようなことないからな・・・なんて言う子やご家庭ありますが、こんな理由を伝えたうえで「まずもって言うだけタダです。一般入試でゆとりを持って入学できるほどの力があれば申し出てみると良いと思います」なんて私は話します。
だいたい公立高校の推薦入試は絶対がありませんし、クジをひくようなものだと思っておく入試です。
中学校内での推薦委員会で通るか通らないか、本番の推薦入試で通るか通らないか、学力以外の数値化できない部分での選抜ですから、推薦を取れた時にはダブルチャンスを手に入れたぐらいのつもりでいるのが精神衛生上健全です。
(だから、推薦入試を想定して検定をとっておくという考え方は辞めておいた方が良いと思うのです)
頭の片隅に入れておいてください。
さて、では英検や漢検に関して取ることを勧めないのか?
そんなことありません。是非挑戦してみてほしいです。
直接的にこの資格自体が入試に有利になるタイミングは少ないですが、この資格を得て手に入れた知識が間接的に入試に効いてくるでしょう。
私が思うに、はやいうちから計画的に挑戦すると良いと思います。
漢検は語彙力強化になります。語彙力強化は国語力強化、ひいては全教科の理解度を高めます。英検も英語力を高める良い機会です。
辞めておいたほうがいいのは中3の後半からの急な挑戦です。
「だって、入試が有利になるって聞いたから!」なんて中3半ばから定期テスト勉強や入試勉強に割り込むように急に検定勉強をねじ込んでくる子が稀にいます。
検定で有利になる場面はほぼ無し。推薦の受験予定なければ有利になる場面無し。
この事実を知ったうえで、計画的に挑戦を考えてみてください。最終的に英検は3級とか準2級を目指す展開でしょう。
2次試験でスピーキングもありますし、盛り上がりますよね。
いろいろ書きましたがまとめておきます。
●検定が直接的に公立高校入試に有利になる場面はほぼ無い!
●検定で得た知識が間接的に入試で役に立つ!
●検定は計画的に受験を!中3後半に急に受験せんでよし!
以上です。参考にしてください。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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