数日前に愛知県公立入試の二次募集(全日制第二次選抜)する高校が発表されました。どれどれ。
(゚д゚)!これは!?
小牧南高校が再び定員割れに!丹羽高校も定員割れ!
丹羽高校はもしかして開校以来初の定員割れか?
これは大事ですね。
ただ、この発表を見る前、ちょうど同じ日にボンヤリ思っていたんです。
「例えば20年先、小牧南とか丹羽とかは他校との統廃合になったり、専門学科を備えるような高校になるかもなぁ・・・」なんて。
どちらも20年前は一目置かれた進学校。どちらも江南と競っていた、いや、江南よりもレベルが上だったでしょうか。
それが今や定員割れを起こすまでに。
いろいろ理由はあると思いますが、その理由を2つ考えて書いてみます。
まずはですね
最寄り駅から遠く、通学に不便な立地!
これが決め手じゃないかと。
もちろん、複合選抜制度の組み合わせの不利とかキッカケもあって、生徒が集まりにくくなっていったという面ありますが、最終的にそれを加速させたのは立地だろうと。
どちらも最寄駅から遠いんですよね。地域の人には便利な高校でも、少し離れたところからこの高校に通うにはどちらも少々不便。
名鉄犬山線沿線の子が通いやすい高校を、必要内申めやす順に並べてみますね。
一宮…内申40オーバーから
西春…内申40弱
江南・松蔭…内申オール4以上
一宮南・名古屋西…内申33は欲しい
丹羽・小牧南・中村・西陵…内申30前後
尾北…内申30弱(今年人気)
小牧・山田・岩総…内申オール3前後
犬山…内申25前後
犬山南…内申20以上
やはりちょうど真ん中らへんの高校は選択肢がとても多くあります。
愛知県の公立高校受験者の数は、私ども第二次ベビーブーム時代には11万人ほどいましたが、今や7万人を切るまでに。
募集人数で調整を入れてはいるのでしょうが、受験者数に対して選択肢が多すぎるのではないかと。人気に偏りが出るとこうなるわけです。
駅から遠くても売りのある高校には人が集まります。名古屋市内の大らかで華やかな校風の高校には、立地悪くても生徒は集まってますね。中村・松蔭なんかがそうですよね。
同じような売りの高校であれば通いやすい高校に人が集まるのは当然でしょう。
「現役で国公立を目指す尾張の進学校」という同じ売りの高校が沢山あるならば、より通いやすい方を選びますよね。
丹羽・小牧南がライバルだった江南と差をつけられたのは、ここが大きいのではないかと。
まず立地がその理由かと。そして・・
通う生徒のレベルに不釣り合いな厳しい学習指導!?
丹羽や小牧南は近隣の方々が通わせる進学校で、成績の良い一握りの生徒も一定数いながら、そうでもない生徒もいるような高校のイメージです。通う生徒のレベル差が大きいと思います。
そして、その生徒の割合は近年そうでもない普通の生徒の割合が増えてきていているのではないかと。
進学校だった頃に作って定着していた厳しい学習指導が生徒たちにそぐわなくなってきているのではないかと。
校風と通う子のギャップが大きくなり、生徒の集まりが悪いのではないかと思うのです。全て想像ですけどね(´▽`)
以上2つの理由です。この2つを合わせて表現すると、
もともと立地的な不利があるところに、現在通う生徒たちのレベルと旧態依然な進学校の校風とのギャップが大きくなってきて、人気が下がってしまった。
ですかね。私はこう思います。
また考えられる理由ありましたらお教えください(´▽`)
さて、今回のこの定員割れについて、もう少し掘り下げてみたいですね。
「小牧南と丹羽を第二志望にした生徒たち、どれぐらいの割合で第一志望に合格していった?」
「ついに二次募集1000名まで増加!その理由は?」
こんなところについてまた書いてみたいと思います。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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