昨日に引き続いて2023年度入試より実施される愛知県公立高校入試改革の中身についてみていきます。
まず愛知県教育委員会から発表されていたリーフレット貼っておきます。
今日は推薦入試について。
変更点としては「一般入試よりも早い時期に実施」「推薦選抜では学力検査を行いません」という点でしょうか。
まずは一般入試と日程が別になって良かったです。受け入れ側の高校の労力は増えますが、一般入試での試験が1回になったのでチャラでしょう(^^)
それに伴って、面接だけの推薦入試で合格をすれば、学力検査を受ける必要が無くなります。
今までは、一般入試と同日開催で推薦入試の合否を見てから一般入試の出願ということが出来なかった関係で、推薦で合格する子たちも無駄に一般入試の受験をしていたんですよね。
学力検査を受けずに高校入試を終えることが出来るのは大きいです。
努力が出来る子で、短い範囲のテスト勉強では力が発揮できる子(今までの総復習とかに弱い子)は、推薦入試で合格していってほしいって塾(私)としては思います。
「この生徒の努力が出来るところ、(推薦入試で)買ってもらえませんか!」といった気持ちですね。
努力が出来る人には報われて欲しいです。
さて、推薦入試に関わる気になるQ&Aもありましたね。こちら。
推薦入試の結果を見て、その後一般入試の出願が出来ますよ。という問答ですね。
このへん、進路指導の先生は「チッ、余計な事言わんでいいわ」って思って見てると思います。
「推薦入試で受験する高校と一般入試で受験する高校と同じにすべき!」
なんていう考え方が中学と高校に共通して合って、暗黙の了解のようになっている部分であると思います。
確かにこの気持ちわかるんです。
高校からしたら推薦受験したのに一般受験しない場面が沢山あったら、
「なにぃ?一般入試で受けるつもりなかったところを推薦で受けるってどういうこと?うちの高校のこと真剣に考えてくれてない?オタクの中学どういう指導してるの?」
なんて気を悪くするかもしれません。あそこの中学はいい加減だなんてレッテルがついて、推薦入試が通りにくくなったりしたら大変です。
だから中学も「推薦を受けるなら一般もその高校を受けなさい。それが礼儀だ」みたいな流れがあるのではないかと。
全部想像ですけどね(^_-)-☆
内情はわかりませんが、とにかくこの暗黙の了解の圧が凄いです。中学によってはこう言い切ります。
「推薦入試を受けるなら、一般入試も同じ高校を受験しなければいけません」
ゴリゴリのウソです。そうではないことがこのQ&Aからもわかりますよね。
よほど事情があるときは、キッチリ抗議をして一般入試の高校を変更しましょう。もしくは、
「推薦入試が通らなくて自信を無くした。成績も伸び悩んでいるのでレベルを下げたい」なんて陳情スタイルもアリです。
暗黙の了解突破術お伝えしましたが、私も基本的に暗黙の了解の沿う方が良いと思いますよ。
どうしても一般入試の受験校を変更したい非常事態のときだけ利用してみてください。
推薦入試の変更についてと、暗黙の了解突破術についてお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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