「学校の国語定期テストで漢字の部分で点が取れていないときというのは、そのテスト範囲の文章で出てくる語句の意味がわからないのと同じ」
「国語のテスト全体の出来と漢字の部分の点数の取れぐあいは基本的にシンクロする」
このセリフが昨日のハイライトです。
昨日は東京で用事があり、足を伸ばして埼玉県浦和まで行ってきました。雄飛会の一柳先生にお会いするためにです。
雄飛会は浦和高校を目指す生徒を専門に指導をしている塾です。愛知で表現すると旭丘高校を目指す子専門の塾ですね。
高いレベルを目指して高いレベルの子を中心に指導をされる先生に、そんな指導の世界を勉強させてもらいたくて行ってきました。
以前も一柳先生に学ばせてもらったことを記事にしてましたね↓
「偏差値68から72まで引き上げるには別次元の取り組みが必要ですね。『お前はそんなんだから偏差値67付近でうろちょろしてんだよ』なんて生徒に言います」
一柳先生がふと口にしたこのセリフも痺れましたが、一番痺れたのが冒頭のセリフです。
恥ずかしながら漢字に対する私の認識が甘かった。視野が狭かった。
漢字というのは「あまり深く考えず小学生の頃からドリルなどで取り組んで来た修行」であり、
「定期テストでの漢字の出来はテスト勉強に真剣に向き合ったかどうかを測る尺度」ぐらいに思っていたんですよね。
そこに冒頭の一柳先生のセリフです。再度書いておきます。
「学校の国語定期テストで漢字の部分で点が取れていないときというのは、そのテスト範囲の文章で出てくる語句の意味がわからないのと同じ」
「国語のテスト全体の出来と漢字の部分の点数の取れぐあいは基本的にシンクロする」(※教科書に沿っていない漢字テキストからの出題の場合は別)
文字にすると当たり前に聞こえますよね。それでも私はこの視点がとても薄かった。
漢字の出題と読解の出題とは出来がリンクしている。確かに「読解部分出来ていて漢字部分が出来ていない」という答案は見かけない。
まとめてみるとこんな感じだろうか?↓
読解部分〇漢字部分〇 →問題無し
読解部分×漢字部分〇 →勉強次第であと少しでとれるようになるか
読解部分×漢字部分× →漢字が出来ていないからそもそも内容がわかっていない
読解部分〇漢字部分× →このパターンは少ないが純粋に漢字を書けるようにする努力不足か
国語の勉強はまず漢字から取り組む。出てくる語句を正しく読めて正しく意味がわかるようにするために。
英語も国語も、出てくる語句を正しくわかるようにしない限り正しく読み取れることは絶対無い。
漢字の大切さを改めて思い知らされた日でした。
中学生の皆さん、中学生を持つ保護者の皆さん、国語の答案を見てみてください。漢字の部分はしっかりと点数がとれていますか?
取れていないと言う子、その書けなかった語句、読めなかった語句、意味はわかりますか?
確認をしてみてください。「ヤベー。ほぼ意味わからん」と言う子はもう一度この記事を最初から読み直して次回しっかりやってください。
「意味は全部わかっていたんだ。ちょっと書き間違えをしただけだった」と言う子は・・・詰めが甘い(´▽`)次回はしっかり書けるようにする練習を。
ちゃんと生徒たちを伸ばしていくことができるよう、勉強の勉強を私も引き続き努力します。
こうして教えてもらったことをしばらくすると忘れてしまい、さも自分で開発したかのように語り出すクセがあるので、ここで一柳先生から視点をもらったという事実を書き残しておきますね(´▽`)
一柳先生ありがとうございました。
昨日感じた感動をお伝えしてみました。
今日はこのへんで。
それでは。
一柳先生はタチ悪そうな風貌で地域と塾業界では有名な方。タチ悪い風貌での紙エプロンはギャップ萌えですね(´▽`)
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國立拓治
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