ゲーム内で戦う息子に現実で勉強と戦ってほしい!

マシュマロに質問届いてます。

なるほど。マイペースののんびり屋である息子さんの勉強への取り組みに、前のめりで心配性のお母様はやきもきしているという感じでしょうか。

何度も言いますが、自分の身体の一部のように大切にしているからこそ、自分の思う様になっていかない我が子の振る舞いというのは、果てしなく目に余るのでしょうね(´▽`)

ここが永遠のテーマです。

中学生ですから、小学生の低学年を指導するみたいに強権発動出来ませんし、本人の意向も尊重しながら合意形成が必要ですよね。

お母様はゲームに毎日時間を割いて勉強がおろそかになっている。現実逃避だとおっしゃいますが、はるか昔に「ゲーマー男子中学生」であった私から言わせたら、ちょっと違う気がしてます。

ゲームに現実逃避をしているのではなく、ピュアにゲームが好きなだけでかと(+_+)

現実と比べっこはしていないでしょう。言い換えればまだ進路とかに関心が無いとも言えますけどね(^^;

高校説明会に連れて行ったりと、進路への啓蒙活動は素晴らしいです。まだまだ関心薄そうですが、続けてもらえると良いです。

さて、どうしたものかと私も考えてみました。考えたこと書いてみますね。

通う塾に相談!集団指導塾への転塾も検討!

まずは現在通っている塾に現状と上を目指すうえでの作戦を相談してみてください。

本人が準トップ校を希望しているということを伝え、今の現状との差分を埋める取り組み方を指導してもらえるといいです。

塾の先生は実際に勉強の取り組みをサポートするパートナーですから、リアルな意見をもらえると思います。

また、中だるみかなぁとのこと。マイペースでのんびりであれば、ビシッと激烈指導をしてくれる集団指導塾への転塾も検討してみるといいかもしれませんね。

転塾については調べておいて、本人への打診用に。

入試に向けた勉強の取り組みルールを話す家族会議を開催!

で、この下ごしらえをしたうえで、これから息子さんに入試に向けた勉強をしてもらうべく、まずはご両親でその度合いと方向性を話し合ってください。

具体的には、「志望校と目指す成績」、「ゲームの扱い」、「学習機関の検討」、といったところでしょうか。

志望校と目指す成績に大きなギャップがあるからヤキモキしているわけですよね。ここを埋めるべく、家族として取り組みを決めておくと良いです。

ここの意見が両親で揃わないと約束事の威力は半減してしまいます。ここで先に「家庭の方針」として作っておきましょう。

こうすることで、本人を交えた話し合いの時に「母親VS息子」とならず、「家族VS息子」とすることが出来ますよね。

で、そこまで整ったらいよいよ本人を交えての家族会議を。今から書く想定会話は私が生徒と話す時の流れと基本一緒です。

家族で話すことをイメージして書いてみますね↓↓

「入試が近づいてきます。言ってた志望校を目指すには成績が現在足りていないです」

「志望校へは内申〇定期テストで〇番以内にいないと難しいと先生に聞いた。今は内申で5も足りない。順位は30番届いてない」

「全力で取り組んだ結果なら仕方ないけど、今はまだ勉強の取り組みが足りていないからと思う。どう思う?」

「家庭として、上を目指して努力をして志望校を目指してほしいと思う。それがやれていないならばもうゲームをさせるつもりはない。ゲームは大人になって自立した時に好きなだけやって。今からはやるべき勉強のために制限をします」

「ゲームは平日〇時間、休日〇時間まで。テスト2週間前から終了日までは無しとしたい」

「塾も次のテストで成果出せないなら変えようかと思う。他の個別か集団指導への変更も検討したい」

「これで家庭としては志望校を目指す定期テスト〇番以内を目指すように頑張ってもらえたらと思うけど、どう思う?」

納得した場合

「じゃあ決まり。明日からね」

反対した場合

「じゃあどんなルールが良いと思う?提案して。そのルールで目標を目指そう。もちろん、決めてくれたルールで目指した成績が3学期で取れなかったときは甘かったということだから、3年始まるところから今示したルールに変えてもらうからね」

「頑張って届かなかったときは仕方ない。志望校を変えたらいい。でも、頑張りもしないでゲームばかりして届かないのは許せない。そんなに勉強したくないなら、今の学力で働けるところで働いて欲しいと思っているからね」

こんな感じでしょうか。保護者がモンモンと心の内で思っていること、伝えるべきことは正面切って伝えていくと良いと思います。

「てめぇ、飯食って寝てゲームばかりしやがって、勉強しねぇならはやく自立しやがれ。その覚悟無いならキッチリ勉強してけ!」

ってことですよね(笑)

ルールを設定して実際に始まったならば、目に余る振る舞いもルール内の時はしっかり我慢してくださいね。

失敗ができる2年3学期からルール開始!

メッセージをいただいたのは愛知の方でしょうか?中3から入試に関わる自治体に住むご家庭だといいのですが。

こういう大きな変化を起こすなら、2年の3学期までにはスタートさせたいです。それは失敗が入試に響かないからです。

もしも愛知の方ならば、子どもの言う通りのルールで成績向上を目指してみても良いです。

「そりゃ甘いだろう。そんなんで成績が上がってたまるか!」なんて思っても、実際に本人の言う様にやらせてみて、本人の責任の元で結果を出してみるという経験が要ると思うんですよね。

もしも良い結果が出たならば嬉しい誤算。その調子で行けば良いです。

もしも良い結果が出なかったならば想定の範囲内。そこから改めてより厳しいルールを作ったらいいです。

入試勉強が本格化する前に、こんな経験が出来たら良いですね。

以上です。まとめますね、前のめりで心配性のお母様が出来ること、それは、

・家族会議を開いて入試勉強に向けて勉強ルールを設定し直すこと。

・ルール設定後は目に余ってもルール内であればしっかり我慢すること。

・学習環境変更のため、他塾を調べること。

・引き続き進路に意識を向けるための啓蒙活動(学校見学)に参加させること。

こんな感じでしょうか。

しっかりと家族巻き込んで勉強をリスタートする区切りを作ることが良いと私は思います。

こういう区切りを作るのって難しいとは思いますが、家族、塾とか巻き込んで、実行出来ると良いですね。

参考にしてください。

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。