志望校を下げるのはもっと後でいい!

第三回愛知全県模試が返ってきますね。

愛知全県模試と言えば、愛知県の中3生7万人いる中で3万人もの生徒たちが受ける県内最大の高校入試向け模試です。

本日が発送日です。だいたい例年発送日中に届くんですけどね。まだ届かずウズウズしています。

中3生をお持ちのお母様方、もうすぐ子供が模試の結果を持って返ってきますが、その際の対応について1点だけアドバイスさせてください。

お伝えしたいことは…

志望校を下げるのは入試直前でいい!

例えば春に受けた偏差値と大きく変わらず、意気消沈して子供が家に帰ってきたとしましょう。

本人は大きく自信を無くしています。心の中でいろいろと思うでしょう。

「あれ、私は志望校に届くだけの実力が無いのかな?なんだかツラいな」

「届かなさそうな志望校を目指していくの嫌だな。落ちたら嫌だな。恥ずかしいな」

「いっそのこと志望校を下げて楽になりたいな。志望校下げようかな」

こんな想いでいる子が沢山いるはずです。絵に描いたように偏差値が伸びる子ばかりではありませんから。

そうすると家に帰ってきて開口一番こんなことを言うかもしれません。

「お母さん、私、志望校下げようかな」

こんなセリフに対して、是非こう返事してあげてほしいのです。

「志望校はいつでも下げれるから、冬の模試まで頑張って目指してみなよ。志望校を下げると勉強への気持ちも下がりやすいし」

これは私の想いではありますが、今の時期に志望校を下げるのは良いことでは無いと思うのです。

セリフの通り、志望校以上の力というのは基本的に出ないようになってると思うからです。

わかりやすくお伝えすると・・・

目標以上にうっかり痩せるダイエットは無い!

例えばダイエットをすることを決心したとします。5キロのダイエットを目指したのに、うっかりと10キロも痩せたとか聞いたこと無いですよね?

決めた目標に近付こうと努力を重ねるわけですから、目標を超えた時点でその力は半減するのは当たり前で。

すると、早い段階から志望校を下げて心の安心を手に入れるのは良くないなと。その子の力を出し切ることが難しくなると思うのです。

子供の全力を出し切ってもらうべく、最初に目指した志望校はそのまま目指させてあげてください。

ただし、あまりに大きく実力と離れすぎていて、高すぎる志望校の場合は下げてもいいですね。20メートル上にあるバスケットゴールにボールを投げようとは思いませんから。

このへんの加減は難しいですが、基本的には「今の時期に志望校は下げない」「いつでも下げれる」「今はそのまま目指して頑張ろう」という路線をオススメします。

さ、勉強の結果が返ってきたときの声かけの仕方も以前記事に書きました。こちらも参考にしてもらい、深呼吸してから模試結果を開いてくださいね(^^)

終業式が近づきます。通知表が返ってきますね。我が子の通知表を平常心で見ることはとても難しいです。何と言いますか、自分の成績を見るよ...

今日はこのへんで。

それでは。

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國立拓治

愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にあるさくら個別指導学院の塾長。2005年より愛知の中学生親子の力になれるよう当ブログを日々更新。月間最大50万PV。拙著「くにたて式中学勉強法」は12刷重版!著書累計は6万5千部突破!休日は余談も発信!3度の飯より飯が好き。詳しいプロフィールはこちら。