昨日の記事の続きですね。勉強の調子を落とした原因は生活リズムの乱れにあるということを指摘したところまででした。
「塾でウトウトして学校でウトウトしないなんてことないから、授業も聞けてないこともあるわけ。聞けてなかったらテストができるわけないよね」
「ここ。ここが上手くいっていない原因の70%だと思うんだ。こここそを対策していきたいんだ」
「具体的には・・・」
「スマホを制限していきたいんだ。ゲームとか漫画とかじゃなくてスマホだと思うんだよね」
生徒の顔が一瞬苦悶の表情になりました。「チッ、バレタか!?」のセリフが似合う顔ですw
ここで一息ついて生徒に選択を迫ります。
「さあどうする?成績を上げるために君の作戦か先生の作戦を実行していこう」
「もしもね『スマホの制限なんていらないですよ。まぁ見ててください!キッチリ成績あげてやりますよ!』・・って言うなら君の作戦でいい」
「そのかわりさっきも言ったけど、結果が出なかったらその次のテストは全てこちらの指示に従って勉強してもらう(^^)」
「私の作戦だけでは無理です・・」
「そうか、じゃあスマホを制限していこう。制限の度合いはいろいろあるけど、一番良いのは物理的に触れなくすること」
「テスト前のどこかのタイミングで塾にスマホを預けるの。3週前とか1週前とか。塾に勉強しに来た時の休み時間だけ触れるようにする」
「これでどう?」
生徒は臆することなく明確な意思表示をしてきました。
「塾に預けるのは嫌です」
なんとキレのある意思表示!このキレを勉強にも(´▽`) まぁ中学生にもいろいろ事情があるんでしょうね。
「わかった。じゃあ家の中で制限をかけるようにしようか。夜中にスマホが触れなければ良いから、23時までに親の寝室の充電器に繋げることを約束としよう」
「『今日は特別なの!』とか言って遅くまで触るの全部無しね。守られて無いことがわかったら塾で回収する。また、塾でウトウトしたら回収する。これ約束ね」
こんな流れでスマホに制限をかけることにしました。加えて、本人が言った学習量増加作戦も加えて改善を目指します。
良い形で調子を取り戻せると良いです。面談実況中継は以上です。
生徒と何か大きな約束事をするのはこういった3者面談が良いなと思ってます。
子供は親の前と塾の前と言うことを使い分けていることがあります。
勉強が上手くいかない理由を家や塾のせいにして逃げたりとか、架空の頑張りを家と塾に伝えてしまうような感じですね。
3者面談はそういった使い分けができないパワーバランスになります。使い分けていた2者が同じ場所にいますからね。
正しい状況を3者で把握したうえで、新たな約束事を保護者同伴の元で決めていく。どんな話になったかを保護者も聞いていてくれている。
この状況だったなら決めた約束も反古にしづらいですよね。
3者面談っていいですね~。まぁこの状況が想像できるから生徒たちは3者が嫌なのかもしれませんね~(;・∀・)
面談ラッシュも半分過ぎました。今日明日で一段落となります。いい相談となるように頑張りたいと思います。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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