終わりに近づく夏期講習。いよいよラストスパートです。
公立高校を目指す中3生たちには、入試に必要な学力から逆算して、夏休み中に取り組んでもらうことを決めて実施してもらってます。
例えば塾が公立を目指す中3生たちに夏休み中に課した課題量を100とします。
大半の生徒たちがこの課題をクリアできそうですが、中には今の時点で20とか30の生徒もいたりします。
そんな生徒たちに「何チンタラやってんだよ!早くやれよ!」なんて言いたくなる気持ちありますが、ここがとても難しいところだなと。
こちらの指導スタイルの都合で、「公立を目指す」というくくりだけで課題量を100で揃えてしまってますからね。
生徒によっては高くない学力(モチベーション込み)から考えて、ここを100でやらせるということが必ずしも正しくない場面があるなと思うのです。
たとえば塾に来るまでは日々遊んでばかりであった生徒。数値で表すと1とか2ぐらいしか勉強していなかった生徒たち。
課した課題の100までは届かぬものの、馴れない勉強に頑張って20や30までやれたとするならば、これは本人にとっては革命的な進歩だなと。
もちろん、もう中3夏ですし、普通に公立高校入試のハードルの高さは変わりませんし、入試の事情に合わせて頑張らせなくてはいけないです。
そんな状況ではありながらも、この生徒の革命的な進歩を認めて讃えて、そしてその子のレベルに調節をしながら背中を押していかなくてはいけないなと、強く思うのです。
そのあたりを過去にブログでも書いてます。ここに書いたことを常々意識してます。
皆と取り組みの内容や量を揃えて、周りを意識しながら取り組んでもらうのは集団指導塾の良い点です。
これを利用して入試対策講座では指導してきてましたが、うちは個別指導ですし、ある程度はその子に合わせて対応出来るようにしていきたいですね。
それにしても「その子に合わせて対応」の加減が本当に難しいんですよね。
その子に合わせたつもりでも、それが厳しすぎると心を折って逆効果ですし、それが緩すぎると成長のチャンスを逃してしまいます。
「これぐらいの負荷の具合が適切!」なんていう正解は誰もわかりませんから、このへんは生徒と話しながら日々探り探りですね。
今までほぼ勉強していなかった生徒たちが日々塾に来るようになり、息絶え絶えながらも食らいついて勉強してくれている姿を見て、そんなことを思いました。
入試は人生においての通過点に過ぎませんから、そのもっともっと先を見て、生徒の成長を共に喜び、褒め称えながら指導していきたいですね。
もちろん、「そんなんいいから志望校合格させて!!」なんていう保護者の要望にも添えるよう頑張りますよ(^o^)
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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