新規入校面談時にお母様から良く聞かれる質問があります。それはこんな質問です。
「自習のときにわからない問題があったときには、対応していただけますか?」
とても多いですね~。この質問に対して毎回私はこのように答えます。
「はい、中学内容でしたら5教科対応してます。個別指導で受講していない教科の質問も受け付けています」
この私の返答に対して毎回お母様は表情をパァっと明るくなります。それは安心だと。
そして、このお母様のリアクションに対して毎回私は心で思うのです。
「それがお母様の思惑通りに質問を持ってくる生徒はそうそういないんですけどね・・・」
質問をするのは敷居が高い!
わからない問題を質問して解決するというのはとても敷居の高い行為です。誰もが出来るわけではないのです。
「質問する」という行動に必要なのは、まずもって勉強への気持ち。「質問をしてまでこの問題を解決したい」という気持ちが無ければ行動は出来ません。
残念ながらここで半数近い中学生が脱落します。そんなやる気に溢れた中学生ばかりではありません。
今すぐ何かに役立つわけでは無い基礎的な勉強に、前のめりに勉強できる子ばかりではありません。
あと「質問する」という行動に必要なのは、砕けた表現で書くとコミュ力です。年上の人間に自ら話しかけに行く程度のコミュ力が無ければ不可能です。
人見知りが激しい子はキツイですよね。「馴染み薄い大人と話さなきゃいけないぐらいなら、わからないままでいい!」なんてこと考えていてもおかしくないです。
あとは人間的な相性もありますよね。質問したいけどあの人ちょっと苦手なんだよね・・・なんてこともゼロでは無いはず。
これらの条件が上手く揃わないと、質問というのはなかなか出来ないのが実情です。やっぱり質問は敷居が高いのです。
質問が当たり前の空気を塾に作りたい!
開業して13年が経ち、ようやく自習室に「真面目に自習してないと浮く雰囲気」が出てきました。
開校から継ぎ足しのタレのように良い雰囲気を作るべく努力してきた成果です。
場の力って大切ですからね、中学生は特に。この空気感がうちの塾のおもてなしです。
さて、この流れで当塾に「質問するのが当たり前で、質問せず自習し続けるのが浮く雰囲気」まで持ってこれたらいいなと思いました。
そうすれば、質問する敷居がグッと下がりますよね。生徒からの自発的な行動なので強制が難しいところですが、空気感で促したいです。
「え、質問しないで勉強するとか、それで点取れるの?」なんていう空気感が漂い、入塾間もない生徒も「あれ?ここは質問しないと浮く感じなの?」なんてどぎまぎしてしまう感じが理想です。
日本人特有の同調圧力に弱い部分を利用します(笑)こんな空気までが漂い始めたら相当強い塾ですよね。
開校からの継ぎ足しの雰囲気をさらに高めてこの境地を目指したいなと、そんなことを強く感じた定期テスト初日でした(´▽`)
定期テストはあと2日。いい準備で頑張ろう!
今日はこのへんで。
それでは。
質問はいつも丸テーブルで受け付けてますよ~(´▽`)
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國立拓治
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