定期テスト直前の週末です。祝日の本日は14時より教室開放しています。
テストが近づくに連れて生徒の真剣度が上がってくるのでだんだんと教室の空気感が良くなってきます。
ちょいちょい生徒たちが質問を持ってきてますね。先程数学の質問を持ってきた中2生、ようやく1次関数の変化の割合が腑に落ちたようです。
「今教えた所はとても大切な基本的な問題だから、まずは実際に自分で解けるかどうか試しておいで。で、その先の発展的な問題は今の基本を使って再度アタックしてみて。解説読んでもわからなかったらまた持っておいで~」
自分の席に戻るように促したのですが、この流れで発展問題も教えてほしいと、その子が私に食い下がりました。
「自分で解説を読んで理解するよりも、ここで質問したほうが断然早いじゃないですか」
なんて爽やかに言うんですよね(^_^;)
確かに言う通り。早いは早い。とは言えその子が言う通りに教えるわけにはいかないですよね。その子に返事をしました。
「確かに早いは早いんだけどね。楽だし。でもこれから一生分かる人に直接教えてもらい続けることって不可能じゃん?」
「自分よりも分かる人間に隣に座ってもらって教えてもらい続けるっていうのは、お金がかかることだからね。もしも君が無限にお金を持っていたらそれでもいいけど、そうもいかんじゃん?」
「これからすぐに自分一人で勉強を進める日がやってくる。だから、君はこれから『解答の解説を読んで自分で理解していく』というパワーも身につけていかなきゃいかんわけ」
「だから、再度解説読んでアタックしておいで。それでもわからなかったらもう一度持っておいで~」
納得して自分の席に戻っていきましたね。
後で見に行ったら途中まで理解して進んでました。最後に少しだけアシストして無事にクリア。良い形で終えることが出来てよかったです。
私はいつも解答解説を読んで理解が必要な問題に関しては解説を読んだかを確認して、読んでいなければ追い返します。
解説を読んできた上でわからないと言うならば、解説の何行目からがわからないかを質問します。
これらの指導の理由はさっきの会話のとおりです。意地悪してるんじゃないんです。この先ひとりでやれるようになっておかないとこの先キツイんです。
塾が手取り足取り教えすぎて高校入ってから困っちゃう子たちって、一定数いますからね。
餌を与えられて育った猛獣は自然に返しても餌を狩ることができず餓死するそうです。
困っちゃってる子たちは正に過保護な猛獣の如しです。
自分で勉強を進めていくということを身に着けてもらってから塾を送り出したいなと思ってます。
そんなわけで塾生の皆さん、安易に質問を持ってきても追い返すことがあるんで覚えておいてくださいね(^o^)
また、昔書いた「質問の仕方講座」の記事も貼っておきますね♪
今日の指導の一場面からお送りしました。
今日はこのへんで。
それでは。
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國立拓治
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